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空白の時間
2
直接肌に触れる革のソファの冷たい感触に意識が少しずつ浮上し、重い瞼をゆっくりと開け、美姫は躰を起こした。
「起きましたか?」
シャワーを浴びたばかりらしい秀一が濡れた髪にタオルをかけたまま、目の覚めた美姫に気づき声をかけた。濡れた髪からは色香が溢れ、それを見ただけでドキドキと美姫の胸が落ち着きなく騒ぎ出す。
「申し訳ないのですが、ディナーの予約時間が迫ってますので、これに着替えて頂けますか」
そう言って、玄関脇のクローゼットから一枚のドレスを手に取り、美姫に手渡した。
渡されたのは、ラベンダー色のイブニングドレスだった。ノースリーブで胸元がハート形になったセクシーなスタイルでありながら、オーガンジー素材のドレープが胸元の裾から腕を通って背中までかかってあり気品にも満ちていた。背中は肩甲骨が美しく見えるように計算しつくされたデコルテで裾のV字を埋めるようにスワロフスキーがあしらわれていた。
シャワーを浴び、イブニングドレスに着替えた美姫は、まだ今日の予定を何も聞かされていなかったことに気付き、秀一を見上げて尋ねた。
「これから、どこに行くのですか?」
秀一は美姫を引き寄せた。
秀一から先ほど使ったシャンプーの匂いが漂い、それが自分と同じ匂いなのだと思うと、美姫の躰は熱くなった。
秀一の唇が美姫の綺麗な鎖骨のラインをなぞり、首筋を這い上がると耳朶を甘く噛み、腰に響く低く蕩けるような声で囁いた。
「まずは食事に……それからのことは、想像にお任せします」
そんな言い方をされたら、何かを期待せずにはいられない……
速まる鼓動を感じながら美姫は振り返って秀一を見上げ、熱っぽく見つめた。
「起きましたか?」
シャワーを浴びたばかりらしい秀一が濡れた髪にタオルをかけたまま、目の覚めた美姫に気づき声をかけた。濡れた髪からは色香が溢れ、それを見ただけでドキドキと美姫の胸が落ち着きなく騒ぎ出す。
「申し訳ないのですが、ディナーの予約時間が迫ってますので、これに着替えて頂けますか」
そう言って、玄関脇のクローゼットから一枚のドレスを手に取り、美姫に手渡した。
渡されたのは、ラベンダー色のイブニングドレスだった。ノースリーブで胸元がハート形になったセクシーなスタイルでありながら、オーガンジー素材のドレープが胸元の裾から腕を通って背中までかかってあり気品にも満ちていた。背中は肩甲骨が美しく見えるように計算しつくされたデコルテで裾のV字を埋めるようにスワロフスキーがあしらわれていた。
シャワーを浴び、イブニングドレスに着替えた美姫は、まだ今日の予定を何も聞かされていなかったことに気付き、秀一を見上げて尋ねた。
「これから、どこに行くのですか?」
秀一は美姫を引き寄せた。
秀一から先ほど使ったシャンプーの匂いが漂い、それが自分と同じ匂いなのだと思うと、美姫の躰は熱くなった。
秀一の唇が美姫の綺麗な鎖骨のラインをなぞり、首筋を這い上がると耳朶を甘く噛み、腰に響く低く蕩けるような声で囁いた。
「まずは食事に……それからのことは、想像にお任せします」
そんな言い方をされたら、何かを期待せずにはいられない……
速まる鼓動を感じながら美姫は振り返って秀一を見上げ、熱っぽく見つめた。
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