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誘惑 ー大和視点ー
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美姫は『来栖秀一』の名を聞いた途端、大和の口からその名前が出たことを驚きながらも安堵した表情を見せた。
そんな、顔……俺に見せんな……
胸に渦巻く秀一への嫉妬と怒りを大和はなんとか抑え、美姫になるべく優しく響くように声を落とした。
「これからタクシーで俺のマンションに行って、そこに来栖秀一が迎えに来ることになってるから……安心、しろ……」
美姫は苦しそうにしながらも、無理やりにつくった笑顔を大和に見せた。
「ハァッ、ハァ…や、まと……ハァ…あり、ハァハァ…がと……」
美姫の笑顔に胸が高鳴り、それと同時に焼け付くような秀一への嫉妬心を覚える。
…っんだよ……
「……いいから、喋んな。ほら着替えて、さっさと出るぞ……」
つい、ぶっきらぼうな喋り方になってしまう。そうでもしないと、目の前に晒されている美姫の一糸纏わぬ肢体、そして喘ぎ声ともとれる荒く乱れた呼吸に、大和の理性は脆く崩されそうだった。
「じゃあ、着せるぞ……」
美姫は荒い息を吐きながら、頷いた。純白のシルクのブラジャーの紐を通すために、大和は美姫の片腕を持ち上げた。
「んっ!!ハァッ、ハァッ……」
美姫がビクンッと躰を震わせる。
ほんの少し触れただけだってのに……あいつに何されたんだよ……
大和の心の奥底から礼音への怒りが、また沸き上がってくる。
「ごめん、すぐ終わらせるから……」
持ち上げた腕にするりとブラジャーの紐をくぐらせ、もう片方の腕を持ち上げる。
「…っっ!!…ハァッ、ハァッ…」
唇を噛み締め、汗を滲ませながら快感に耐える美姫の姿にゾクリと大和の背筋が粟立つ。
何、考えてんだ、俺は……
淫猥な考えを押し退けるように、少し乱暴にもう片方の腕に紐を通した。
「っあぁっ…!!!」
美姫の切ない声が漏れ、ビクビクッと華奢な躰が撓る。
「ご、ごめんな……」
謝ってばかりいるが、何に対して謝っているのか、大和は自分でも分からなくなる。美姫に対する配慮なのか、美姫を助けるために来ておきながら淫らな想いを抱いてしまう自分に対してなのか……
ブラジャーのホックを引っ掛けるために美姫の背中に手を回した。美姫を抱き締めるような形になると、その躰から発せられる熱の熱さに大和は驚く。
「ッハァッ……」
美姫の吐息が突然耳にかかり、その途端、大和の躰中の熱が上がり、中心がビクンッと疼いた。
だ、めだ……耐えろ……
焦っているせいか、なかなかホックが引っ掛からない。
「ハァッ、ハァッ…あ…やぁっ…!!」
乱れた呼吸の中に艶かしい声を上げる美姫に、大和の興奮が昂ぶる。
落ち、つけ……
ブラジャーの位置を調節するために左右に引っ張ってから中央のホックに引っ掛けようとした。その刹那、美姫が眉を顰め、拳を握り締めた。
「んんっ!!ハァッ、んんんんんぅぅっっ!!!!!」
美姫の躰が小刻みに揺れ、脚が硬直し、背中が大きく撓ってからストン…と落ちた。
「ハァッ、ハァッ、ハァッ、ハァッ……」
美姫が硬く瞳を閉じ、その目尻から涙が一筋零れ落ちた。噛み締めた唇が震えている。
嘘、だろ……?
イったのか?なんて、聞けるはずない。
だが、美姫の表情から、そして下半身から感じる熱から嫌でもそれを感じ取ることができた。恐らく、ブラジャーのホックを掛けようとした時に敏感になった乳首が擦れた刺激により、絶頂に達してしまったのだろう。
マジ、かよ……
大和は愕然とした。
だが、俺よりも辛いのは美姫の方だ……
「早く着ないと風邪、ひくな……」
大和は美姫の変化に気付かないフリをして、セーターを手にした。
美姫は目を瞑ったままだった。きっと、すべてのことに目を背けたい気持ちなのだろうと、大和は感じた。
なんとかセーターを無事に着せ終わり、大和は息を吐いた。ボクサーパンツの中のモノは、息苦しそうに布地を思いっきり押し上げている。
なんの我慢大会だよ、これ……
1年分の精神力を使い果たしているような気分だ。
美姫の脇に置いてあるパンティーを手に取る。履かせやすくするために内側に手を入れ、広げるとクラッチ部分がかなり湿っていることに気付いた。肉欲をそそる雌の匂いが、大和をくらくらと惑わせる。
美姫が、目を瞑っててくれて助かった……
美姫の秘部が見えないように少し脚を閉じさせ、パンティーを片足ずつ入れる。少しずつ上がっていく布地が擦れて、また美姫が悩ましい声を上げた。
「ンンッ...ふぅっ...…ハァ…ハァ……」
少し開いた脚のその先には花弁がヒラヒラと震え、真っ赤な花芽が大和を誘いこむように怪しく光っていた。
あの花弁の感触を確かめたい。花芽の皮を捲り、花芯を暴き、快楽の絶頂へと誘ってやりたい。蜜の滴る入り口から滾る欲の塊を捩じ込み、欲望のままに打ち付けたい。
目が眩む程の肉欲に支配される。
大和の下半身は血液が激流のように一点へと流れ込んでドクンドクンと脈を打っていた。先端から溢れ出した蜜が押し上げた布地を湿らせていく……
知ってるんだ、俺は……あの、果実の味を。もう一度、味わいたい……甘く濃厚な滴る蜜を。紅く熟れた柔らかい果肉を。
魅惑的な、禁断の果実……
そんな、顔……俺に見せんな……
胸に渦巻く秀一への嫉妬と怒りを大和はなんとか抑え、美姫になるべく優しく響くように声を落とした。
「これからタクシーで俺のマンションに行って、そこに来栖秀一が迎えに来ることになってるから……安心、しろ……」
美姫は苦しそうにしながらも、無理やりにつくった笑顔を大和に見せた。
「ハァッ、ハァ…や、まと……ハァ…あり、ハァハァ…がと……」
美姫の笑顔に胸が高鳴り、それと同時に焼け付くような秀一への嫉妬心を覚える。
…っんだよ……
「……いいから、喋んな。ほら着替えて、さっさと出るぞ……」
つい、ぶっきらぼうな喋り方になってしまう。そうでもしないと、目の前に晒されている美姫の一糸纏わぬ肢体、そして喘ぎ声ともとれる荒く乱れた呼吸に、大和の理性は脆く崩されそうだった。
「じゃあ、着せるぞ……」
美姫は荒い息を吐きながら、頷いた。純白のシルクのブラジャーの紐を通すために、大和は美姫の片腕を持ち上げた。
「んっ!!ハァッ、ハァッ……」
美姫がビクンッと躰を震わせる。
ほんの少し触れただけだってのに……あいつに何されたんだよ……
大和の心の奥底から礼音への怒りが、また沸き上がってくる。
「ごめん、すぐ終わらせるから……」
持ち上げた腕にするりとブラジャーの紐をくぐらせ、もう片方の腕を持ち上げる。
「…っっ!!…ハァッ、ハァッ…」
唇を噛み締め、汗を滲ませながら快感に耐える美姫の姿にゾクリと大和の背筋が粟立つ。
何、考えてんだ、俺は……
淫猥な考えを押し退けるように、少し乱暴にもう片方の腕に紐を通した。
「っあぁっ…!!!」
美姫の切ない声が漏れ、ビクビクッと華奢な躰が撓る。
「ご、ごめんな……」
謝ってばかりいるが、何に対して謝っているのか、大和は自分でも分からなくなる。美姫に対する配慮なのか、美姫を助けるために来ておきながら淫らな想いを抱いてしまう自分に対してなのか……
ブラジャーのホックを引っ掛けるために美姫の背中に手を回した。美姫を抱き締めるような形になると、その躰から発せられる熱の熱さに大和は驚く。
「ッハァッ……」
美姫の吐息が突然耳にかかり、その途端、大和の躰中の熱が上がり、中心がビクンッと疼いた。
だ、めだ……耐えろ……
焦っているせいか、なかなかホックが引っ掛からない。
「ハァッ、ハァッ…あ…やぁっ…!!」
乱れた呼吸の中に艶かしい声を上げる美姫に、大和の興奮が昂ぶる。
落ち、つけ……
ブラジャーの位置を調節するために左右に引っ張ってから中央のホックに引っ掛けようとした。その刹那、美姫が眉を顰め、拳を握り締めた。
「んんっ!!ハァッ、んんんんんぅぅっっ!!!!!」
美姫の躰が小刻みに揺れ、脚が硬直し、背中が大きく撓ってからストン…と落ちた。
「ハァッ、ハァッ、ハァッ、ハァッ……」
美姫が硬く瞳を閉じ、その目尻から涙が一筋零れ落ちた。噛み締めた唇が震えている。
嘘、だろ……?
イったのか?なんて、聞けるはずない。
だが、美姫の表情から、そして下半身から感じる熱から嫌でもそれを感じ取ることができた。恐らく、ブラジャーのホックを掛けようとした時に敏感になった乳首が擦れた刺激により、絶頂に達してしまったのだろう。
マジ、かよ……
大和は愕然とした。
だが、俺よりも辛いのは美姫の方だ……
「早く着ないと風邪、ひくな……」
大和は美姫の変化に気付かないフリをして、セーターを手にした。
美姫は目を瞑ったままだった。きっと、すべてのことに目を背けたい気持ちなのだろうと、大和は感じた。
なんとかセーターを無事に着せ終わり、大和は息を吐いた。ボクサーパンツの中のモノは、息苦しそうに布地を思いっきり押し上げている。
なんの我慢大会だよ、これ……
1年分の精神力を使い果たしているような気分だ。
美姫の脇に置いてあるパンティーを手に取る。履かせやすくするために内側に手を入れ、広げるとクラッチ部分がかなり湿っていることに気付いた。肉欲をそそる雌の匂いが、大和をくらくらと惑わせる。
美姫が、目を瞑っててくれて助かった……
美姫の秘部が見えないように少し脚を閉じさせ、パンティーを片足ずつ入れる。少しずつ上がっていく布地が擦れて、また美姫が悩ましい声を上げた。
「ンンッ...ふぅっ...…ハァ…ハァ……」
少し開いた脚のその先には花弁がヒラヒラと震え、真っ赤な花芽が大和を誘いこむように怪しく光っていた。
あの花弁の感触を確かめたい。花芽の皮を捲り、花芯を暴き、快楽の絶頂へと誘ってやりたい。蜜の滴る入り口から滾る欲の塊を捩じ込み、欲望のままに打ち付けたい。
目が眩む程の肉欲に支配される。
大和の下半身は血液が激流のように一点へと流れ込んでドクンドクンと脈を打っていた。先端から溢れ出した蜜が押し上げた布地を湿らせていく……
知ってるんだ、俺は……あの、果実の味を。もう一度、味わいたい……甘く濃厚な滴る蜜を。紅く熟れた柔らかい果肉を。
魅惑的な、禁断の果実……
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