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3話目 おかしなことを言っても男だから許されるなんて、そっちの方がかなり痛い、痛すぎる。
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「鹿(ろく)ちゃん、どうしたの?学校で何か苛められでもしたの?誰にやられたの?今すぐ生きてることを後悔させてきてあげるわよ」
おっとりした口調でとんでもないことを言う龍(りん)は鹿呂(ろくろ)がご飯を少しも食べていないことに、龍なりに慌てているのだ。その証拠に少しだけ早口になっている。
「学校何て行くからそうなんだよ!……誰に苛められたんだよ?俺がしめてやるよ!」
辛辣な言葉の後に心配してくれる魅虎(みこ)。やはり兄妹としては苛められている兄貴なんかは恥ずかしくてしょうがないのだろう。鹿呂はそう判断すると、二人の勘違いを訂正する。
「……大丈夫だから安心して。ただちょっとこの世界でやっていけるか不安なだけだよ」
「なにーそれ?鹿ちゃんは哲学でもしてるの?」
龍が可愛らし気に小首を傾げる。とても自分の母親とは思えない。
母親と言えば、父親は何処にいるのだろう。辺りを見回しても父の影は見えない。そもそもこの世界で父はどういった扱いになっているのだろう。やはり一夫多妻制でもあるのだろうか。
鹿呂は静かな食事に話題を出す。
「お父さんは何処にいるの?」
鹿呂の父親の名前は五十嵐 鮫夜(いがらし こうや)。普通のサラリーマンで、性格は一言でいうと堅物だ。鹿呂のヘタレがその父親のDNAから来たと言われると、十中八九有り得ないと皆は言うほどの真逆な性格である。
そんな鮫夜(こうや)が家に帰ってきていないはずがない。
鹿呂は答えを聞く為に龍の方に眼を向けるが、視線が合わない。龍の眼が泳いでいる。見ると横にいる魅虎も気まずそうにしている。
「いきなり、どうしたの?」
やっとのことで龍が重たい口を開く。
鹿呂はは何か地雷を踏んでしまったのだろうか、と冷や汗をかく。
「いないから、気になったんだよ」
鹿呂の言葉に魅虎が懐疑的な眼を向けてくる。
「兄貴、今朝の風呂で頭でも打ったか?兄貴の(・・・)親父(おやじ)ならとっくのとうに他界してんじゃねぇーか」
「――――えっ??」
身体にしこりが残る。魅虎が言った言葉に半信半疑な声を上げた。
「あれだよ、あの頑固な父親のことだよ?!いつも新聞広げて相槌しか打たないあの父親だよ?!いるんだろ?!」
なんでこんな声を荒げているのだろう。自分でも分からない。
「落ち着いて、鹿ちゃん!」
龍が鹿呂の興奮を抑えよる為に、手を握りしめようとするがそれを払って立ち上がる。
鹿呂はリビングを飛び出し、階段を駆け上がるといつも陰気臭いと思っていた父の部屋に駆け込む。
そこには――、
「あ、れ?」
――ダンボール箱が幾つも積まれた押し入れ部屋しかなかった。
隅から隅、何処を探しても父の姿は見当たらない。
片手で頭を抱える。腐れ縁な友人の次は父親だ。ドアに寄り掛かると、涙腺が次こそ崩壊する。
父にそこまで思い入れがあったわけではない。只、自分の憧れであったのだ。
何事にも動じず、困っている人が居れば無口なりにも手を差し伸べて、過ちを犯したならちゃんと向き合って話を聞いてくれる父に志向していたのだ。
鹿呂のしゃくりあげた声はすぐ近くまで来ていた魅虎と龍に届く。
龍は何も言わず鹿呂を抱きしめる。
泣き止むまで鹿呂の背中を優しく叩いて上げる。その光景は子どもをあやす母親の姿であった。
龍の肩に顔を疼くめ、啜泣く鹿呂はやがて一呼吸置く。
「うぐっ、頭を打っちゃったのかな。記憶が曖昧になってるんだよ、きっと。迷惑かけて御免ね」
嘘だ。記憶は鮮明に覚えている。けれどこのままでは何も始まらないのだ。
すると、龍は首を横に振ると鹿呂に優しく呟く。
「そっか、だから今朝は少し可笑しかったんだね。大丈夫だから安心していいのよ」
家族の優しさに包まれた鹿呂。悲しくてやりきれないが今はこのままでいたい気分であった。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
「えっ?!それじゃ、お母さんは本当のお母さんじゃないの?!」
驚愕の真実に驚きを隠せない鹿呂。今は、一度話を聞く為にリビングに戻っている。
「本当に重症なのね。ここまで忘れられてると私は哀しいーよ」
「ご、御免ね。何も覚えてなくて」
「いいのよ、気にしないで。それじゃー話を戻すわね。
鹿ちゃんのお義父さんは残念だけどもうお亡くなりになっているの。本当に鹿ちゃんには辛いことよね。それでね、お義母さんも行方不明で当時は凄く困ってたの。でも、安心して。私や魅虎が支えてあげるからね!あ、話が逸れたわね、続けるね。どこまで喋ったっけ?あ、鹿ちゃんの御両親の話だったよね。小さかった鹿ちゃんは親戚の家に預けられることになったんだけどね。親戚がちょうど海外に出張してて、居なかったのよ。そこで初めて私達が出てくるの。鹿ちゃんのお義父さんと私達の親がね、すごい仲良しでね。鹿ちゃんを引き取るって名乗り上げたの。ここまでは分かってくれた?」
「んんっ??」
話しの半分以上が頭に入ってこない鹿呂は素っ頓狂な声を上げてしまう。
鹿呂が頭を打ったという嘘事を疑いもしない龍はスラスラと鹿呂の事情を語っていく。
分からないことが沢山あるので、一つずつ解明していくことにしよう。
まずは、
「それじゃ、貴方は誰なの?」
目の前にいる龍のことだ。母親と思って十五年間過ごしていたのに、ここにきて実は赤の他人だったのだ。
驚かない筈がない。
それに龍は、龍達のの親と自分の父が仲が良いと言ったのだ。それではまるで龍と魅虎が姉妹であるみたいではないか。
「あのね、鹿ちゃん。私は鹿ちゃんの母親って言う絶妙なポジションなら大歓迎だったんだけどね、私は鹿ちゃんの姉ってことになってるの。職は大学生よ。……そんなに私老けてたなかなー」
ほっぺを膨らまし、手を腰に付く。どうやらお怒りのご様子だ。
「はっはぁー!姉貴は老け顔なんだよ」
笑い声を上げる魅虎に龍はスリッパを投げる。
「因みにあいつが鹿ちゃんの妹になるわね。一応は家族ってことになってるけど魅虎はいっつも鹿ちゃんをエロい眼つきで見てたからね。襲われないように気を付けてね」
「そんなこと……しねぇーよ」
「今、少し戸惑ったでしょー!」
「そんなことねぇーよ!それに姉貴だって兄貴を舐めまわすように見てたじゃねぇーか!!」
「そ、それは、鹿ちゃんが可愛くてしょうがないからよ!そもそも欲情しないほうが失礼に値するよ!!」
鹿呂の説明が脱線し、姉妹喧嘩が始まってしまう。
この世界での不安が又増えた瞬間であった。
おっとりした口調でとんでもないことを言う龍(りん)は鹿呂(ろくろ)がご飯を少しも食べていないことに、龍なりに慌てているのだ。その証拠に少しだけ早口になっている。
「学校何て行くからそうなんだよ!……誰に苛められたんだよ?俺がしめてやるよ!」
辛辣な言葉の後に心配してくれる魅虎(みこ)。やはり兄妹としては苛められている兄貴なんかは恥ずかしくてしょうがないのだろう。鹿呂はそう判断すると、二人の勘違いを訂正する。
「……大丈夫だから安心して。ただちょっとこの世界でやっていけるか不安なだけだよ」
「なにーそれ?鹿ちゃんは哲学でもしてるの?」
龍が可愛らし気に小首を傾げる。とても自分の母親とは思えない。
母親と言えば、父親は何処にいるのだろう。辺りを見回しても父の影は見えない。そもそもこの世界で父はどういった扱いになっているのだろう。やはり一夫多妻制でもあるのだろうか。
鹿呂は静かな食事に話題を出す。
「お父さんは何処にいるの?」
鹿呂の父親の名前は五十嵐 鮫夜(いがらし こうや)。普通のサラリーマンで、性格は一言でいうと堅物だ。鹿呂のヘタレがその父親のDNAから来たと言われると、十中八九有り得ないと皆は言うほどの真逆な性格である。
そんな鮫夜(こうや)が家に帰ってきていないはずがない。
鹿呂は答えを聞く為に龍の方に眼を向けるが、視線が合わない。龍の眼が泳いでいる。見ると横にいる魅虎も気まずそうにしている。
「いきなり、どうしたの?」
やっとのことで龍が重たい口を開く。
鹿呂はは何か地雷を踏んでしまったのだろうか、と冷や汗をかく。
「いないから、気になったんだよ」
鹿呂の言葉に魅虎が懐疑的な眼を向けてくる。
「兄貴、今朝の風呂で頭でも打ったか?兄貴の(・・・)親父(おやじ)ならとっくのとうに他界してんじゃねぇーか」
「――――えっ??」
身体にしこりが残る。魅虎が言った言葉に半信半疑な声を上げた。
「あれだよ、あの頑固な父親のことだよ?!いつも新聞広げて相槌しか打たないあの父親だよ?!いるんだろ?!」
なんでこんな声を荒げているのだろう。自分でも分からない。
「落ち着いて、鹿ちゃん!」
龍が鹿呂の興奮を抑えよる為に、手を握りしめようとするがそれを払って立ち上がる。
鹿呂はリビングを飛び出し、階段を駆け上がるといつも陰気臭いと思っていた父の部屋に駆け込む。
そこには――、
「あ、れ?」
――ダンボール箱が幾つも積まれた押し入れ部屋しかなかった。
隅から隅、何処を探しても父の姿は見当たらない。
片手で頭を抱える。腐れ縁な友人の次は父親だ。ドアに寄り掛かると、涙腺が次こそ崩壊する。
父にそこまで思い入れがあったわけではない。只、自分の憧れであったのだ。
何事にも動じず、困っている人が居れば無口なりにも手を差し伸べて、過ちを犯したならちゃんと向き合って話を聞いてくれる父に志向していたのだ。
鹿呂のしゃくりあげた声はすぐ近くまで来ていた魅虎と龍に届く。
龍は何も言わず鹿呂を抱きしめる。
泣き止むまで鹿呂の背中を優しく叩いて上げる。その光景は子どもをあやす母親の姿であった。
龍の肩に顔を疼くめ、啜泣く鹿呂はやがて一呼吸置く。
「うぐっ、頭を打っちゃったのかな。記憶が曖昧になってるんだよ、きっと。迷惑かけて御免ね」
嘘だ。記憶は鮮明に覚えている。けれどこのままでは何も始まらないのだ。
すると、龍は首を横に振ると鹿呂に優しく呟く。
「そっか、だから今朝は少し可笑しかったんだね。大丈夫だから安心していいのよ」
家族の優しさに包まれた鹿呂。悲しくてやりきれないが今はこのままでいたい気分であった。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
「えっ?!それじゃ、お母さんは本当のお母さんじゃないの?!」
驚愕の真実に驚きを隠せない鹿呂。今は、一度話を聞く為にリビングに戻っている。
「本当に重症なのね。ここまで忘れられてると私は哀しいーよ」
「ご、御免ね。何も覚えてなくて」
「いいのよ、気にしないで。それじゃー話を戻すわね。
鹿ちゃんのお義父さんは残念だけどもうお亡くなりになっているの。本当に鹿ちゃんには辛いことよね。それでね、お義母さんも行方不明で当時は凄く困ってたの。でも、安心して。私や魅虎が支えてあげるからね!あ、話が逸れたわね、続けるね。どこまで喋ったっけ?あ、鹿ちゃんの御両親の話だったよね。小さかった鹿ちゃんは親戚の家に預けられることになったんだけどね。親戚がちょうど海外に出張してて、居なかったのよ。そこで初めて私達が出てくるの。鹿ちゃんのお義父さんと私達の親がね、すごい仲良しでね。鹿ちゃんを引き取るって名乗り上げたの。ここまでは分かってくれた?」
「んんっ??」
話しの半分以上が頭に入ってこない鹿呂は素っ頓狂な声を上げてしまう。
鹿呂が頭を打ったという嘘事を疑いもしない龍はスラスラと鹿呂の事情を語っていく。
分からないことが沢山あるので、一つずつ解明していくことにしよう。
まずは、
「それじゃ、貴方は誰なの?」
目の前にいる龍のことだ。母親と思って十五年間過ごしていたのに、ここにきて実は赤の他人だったのだ。
驚かない筈がない。
それに龍は、龍達のの親と自分の父が仲が良いと言ったのだ。それではまるで龍と魅虎が姉妹であるみたいではないか。
「あのね、鹿ちゃん。私は鹿ちゃんの母親って言う絶妙なポジションなら大歓迎だったんだけどね、私は鹿ちゃんの姉ってことになってるの。職は大学生よ。……そんなに私老けてたなかなー」
ほっぺを膨らまし、手を腰に付く。どうやらお怒りのご様子だ。
「はっはぁー!姉貴は老け顔なんだよ」
笑い声を上げる魅虎に龍はスリッパを投げる。
「因みにあいつが鹿ちゃんの妹になるわね。一応は家族ってことになってるけど魅虎はいっつも鹿ちゃんをエロい眼つきで見てたからね。襲われないように気を付けてね」
「そんなこと……しねぇーよ」
「今、少し戸惑ったでしょー!」
「そんなことねぇーよ!それに姉貴だって兄貴を舐めまわすように見てたじゃねぇーか!!」
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