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リカルド・オリバレス 9
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束早とフェンガーリンに付き添われ、医療処置を受けた琵琶湖近くの病院から、葉榁町の病院に転院した。
持病のある父を見舞うため、通い慣れた病院だったが、春香自身が世話になるのははじめてだった。
右肩から背中、首筋にかけて、深度Ⅱの火傷を負った。
医務室で薬を塗られ、被覆材を巻き直してもらった。
被覆材はシリコン製で、感染症や傷の乾燥を防ぐためだと説明された。
幸い、皮膚組織の壊死は免れ、自然治癒はするとのことだった。ただ、火傷の跡が残るのは避けられない。
人工皮膚を移植する方法がある、とも提案された。
移植に関する話を聞きながら、春香が考えたのは、費用のことだ。
作曲家の父の稼ぎで、生活に不自由はなかったが、それほど蓄えがあるわけでないことは、家計を管理しているから知っている。
背中の火傷は鏡を使って見せられた。腰の近くまで及んでいる。自分の皮膚で補うには、受傷範囲が広すぎた。
あまり悩まず、皮膚移植は断った。
「ウチの血を使えば。傷が新しい今なら、ウチの血で傷痕をなくせるかもしれん」
医務室から個室の病室に戻ると、同席して医師の話を聞いていたフェンガーリンが、おもむろに言った。
「いいよ、フェン。死ぬような傷ならまだしも、跡を消すためだけに、フェンに血を流させたくない」
「ウチのことなら気にせんでええ。多少血を抜いたところで、なんともあらへん。それこそ、傷が残るもんでもなし」
「そういうことじゃないの。私が、個人的な事情でフェンの血に頼ることが、嫌なの。大吉は、誰かを守るために、助けるために、フェンの血に頼ってきた。私のこの傷は、それとは違うと思う」
「その傷かて、直虎を守って負ったもんやろ」
「守れた、のかな。直虎ちゃん、無事だといいけど」
「自分がそないな状態やのに、人の心配かいな」
束早が、呆れ果てるフェンガーリンの肩に手をやって、諦めた方がいい、とでもいうように緩く首を振った。
「桃里さんのことは、瑞希の家に行って聞いてみるわ。なにかわかったら知らせるから、今はゆっくり休んで」
「ありがとう、束早」
束早は、春香の身の回りの物を家から持ってきて、使いやすいように整理して置いていってくれた。
一人になり、病室の窓から冬の街並みを眺めていると、火災があった日のことが脳裡によみがえってくる。
直虎と会うために、ジャンブルズと御三家が和平交渉を進めるホテルを訪ねた。
一度目は瑞希が一緒で、二度目は束早とだった。三度目からは、一人で行くこともしばしばだった。
ホテルで突然、火災が起こった。炎はまるで意思を持っているかのようで、天井を舐めて広がり、直虎に迫った。
春香の眼前で炎が直虎に降りかかろうとしたとき、考える前に、身体が勝手に動いていた。
春香は直虎を庇い、炎に背を焼かれた。そこで、春香の意識は一度途切れた。
何者かの襲撃があったのだと知ったのは、意識が回復して数日後だ。
ホテルで交渉にあたっていたアレッシオは、接敵したものの本格的な交戦には及ばず、居合わせた一般人の避難を優先したらしかった。
眠気を感じ、春香はベッドに横になった。
ドアがそっと開け閉めされ、病室に人が入ってくる気配がした。
目を瞑ったままでも、足音や息遣いで、大吉だとわかった。
なんとなく、起きて、大吉の顔を見るのが、こわかった。
寝たふりをしていると、大吉はベッドの傍らにやってきた。
大吉の指が近づくのを感じたが、いくら待っても触れてはこなかった。
「成樟との橋渡しなんて、頼むんじゃなかった」
食いしばる歯の隙間から、大吉の強い悔悟が漏れ聞こえてきた。
滋賀の病院に入院していた時にも、大吉は同じことを一度だけ、口にした。
大吉のせいじゃない。春香が言うと、大吉は傷に触れないよう、優しく抱きしめてくれた。
それから数日、大吉は春香についていてくれた。
その後、春香の前で大吉が後悔を口にすることはなかったが、心の奥底に自責の念を押し殺しているのは、感じずにはいられなかった。
寝たふりをしていなければ、大吉はやはり苦しみを表には出さず、優しい言葉だけをかけてくれていただろう。
そんなことは、望んでいなかった。
なんでも話してほしい。二人で、二人のことは決めていきたい。
そう思っているのに、春香自身、それを大吉に伝えられずにいた。
自分にこんな臆病な面があったと、春香は知らなかった。
大吉への想いを自覚して以来、知らなかった、様々な自分を発見させられてきた。
我儘な自分。卑屈な自分。そして、強く在りたいと願う自分。
全てが複雑に混ざり合ってできているのが、自分なのだと、最近になってわかってきた。
「俺は、これ以上、お前といるべきじゃない」
長い沈黙ののちに、大吉が言った。悪寒が走った。
今すぐに寝たふりをやめ、そんなことはないと否定したかった。なのに、できない。大吉の顔を見るのが、こわい。
「お前が傷つくのなら、俺は」
風が、病室の窓を震わせた。
布団は温かいのに、手足は冷え切っている。
春香は固く閉じていた瞼を、おそるおそる開き、強張った身体を起こした。
大吉はいなくなっていた。
顔を布団に埋めた。嗚咽を抑えようとしても、溢れてくる涙は止められなかった。
ひとしきり涙を流すと、索漠とした気持ちだけが残った。
翌日、父が尚継と一緒に見舞いに来てくれた。尚継とは、バスで偶然一緒になったのだという。
「父さん、忙しいのに無理してない? 滋賀の病院でも一緒にいてくれて、こっちに戻ってからもほとんど毎日来てくれてるし」
「こんな時くらい、父親らしいことをさせてください。いつもは僕が春香さんにしてもらっていることですから。それに、病室で過ごすのに慣れ過ぎて、外だとかえって手持ち無沙汰で」
「父さんったら」
冗談を交え、父は自分を和ませようとしてくれている。
春香は、笑って応じようとした。上手くできたか、自信はなかった。
父は、人と人の結びつきを重んじている。普段病院からオンラインで仕事をこなすことが多い分、外出許可が下りた時はなるべく付き合いのある人と会うようにしていた。
その父が、外で時間を持て余しているはずがなかった。
「尚継くんも、来てくれてありがとう」
「ん」
尚継は言葉少なだった。普段の陽気さは鳴りを潜め、硬い表情で俯いている。
「春香さん、大丈夫ですか?」
「うん。お医者さんの話だと、再来週には退院できるみたい」
「傷のことも、もちろんそうですが、それだけではなく」
春香は首を傾げて見せた。
父にも、いつの間にか自然と、隠し事をするようになった。
大吉と交際していることは伝えてあるが、昨日、この病室を訪れた大吉が漏らした言葉は、父には言えない。
「大吉くんと、なにかありましたか?」
「どうして」
ぎくりとした。
「なんとなく。一度、僕のところに謝りに来てね。彼も、ずいぶん思い詰めた表情をしていました。彼がなにを謝っているのか、僕にはわからなかったけど」
「大吉とは、別になにも」
言葉に詰まった。昨日流し尽くしたつもりでいた涙が、一条、頬を伝う。
「大吉が、いなくなっちゃうかもしれない。私が、一緒に闘いたいって、望んだせいで」
父の胸に縋りつき、言ってしまっていた。それは、春香が最も恐れていたことだった。
「だいじょうぶです。だいじょうぶ」
父が、春香の手を優しく、それでいて力強く、握った。
細い身体つきの父が、地に根を張った樹木のように、ベッドから乗り出し声を震わせる娘を支えた。
その隣の椅子は、いつの間にか無人になっていた。
尚継は春香に気づかれないうちに、病室から姿を消していた。
持病のある父を見舞うため、通い慣れた病院だったが、春香自身が世話になるのははじめてだった。
右肩から背中、首筋にかけて、深度Ⅱの火傷を負った。
医務室で薬を塗られ、被覆材を巻き直してもらった。
被覆材はシリコン製で、感染症や傷の乾燥を防ぐためだと説明された。
幸い、皮膚組織の壊死は免れ、自然治癒はするとのことだった。ただ、火傷の跡が残るのは避けられない。
人工皮膚を移植する方法がある、とも提案された。
移植に関する話を聞きながら、春香が考えたのは、費用のことだ。
作曲家の父の稼ぎで、生活に不自由はなかったが、それほど蓄えがあるわけでないことは、家計を管理しているから知っている。
背中の火傷は鏡を使って見せられた。腰の近くまで及んでいる。自分の皮膚で補うには、受傷範囲が広すぎた。
あまり悩まず、皮膚移植は断った。
「ウチの血を使えば。傷が新しい今なら、ウチの血で傷痕をなくせるかもしれん」
医務室から個室の病室に戻ると、同席して医師の話を聞いていたフェンガーリンが、おもむろに言った。
「いいよ、フェン。死ぬような傷ならまだしも、跡を消すためだけに、フェンに血を流させたくない」
「ウチのことなら気にせんでええ。多少血を抜いたところで、なんともあらへん。それこそ、傷が残るもんでもなし」
「そういうことじゃないの。私が、個人的な事情でフェンの血に頼ることが、嫌なの。大吉は、誰かを守るために、助けるために、フェンの血に頼ってきた。私のこの傷は、それとは違うと思う」
「その傷かて、直虎を守って負ったもんやろ」
「守れた、のかな。直虎ちゃん、無事だといいけど」
「自分がそないな状態やのに、人の心配かいな」
束早が、呆れ果てるフェンガーリンの肩に手をやって、諦めた方がいい、とでもいうように緩く首を振った。
「桃里さんのことは、瑞希の家に行って聞いてみるわ。なにかわかったら知らせるから、今はゆっくり休んで」
「ありがとう、束早」
束早は、春香の身の回りの物を家から持ってきて、使いやすいように整理して置いていってくれた。
一人になり、病室の窓から冬の街並みを眺めていると、火災があった日のことが脳裡によみがえってくる。
直虎と会うために、ジャンブルズと御三家が和平交渉を進めるホテルを訪ねた。
一度目は瑞希が一緒で、二度目は束早とだった。三度目からは、一人で行くこともしばしばだった。
ホテルで突然、火災が起こった。炎はまるで意思を持っているかのようで、天井を舐めて広がり、直虎に迫った。
春香の眼前で炎が直虎に降りかかろうとしたとき、考える前に、身体が勝手に動いていた。
春香は直虎を庇い、炎に背を焼かれた。そこで、春香の意識は一度途切れた。
何者かの襲撃があったのだと知ったのは、意識が回復して数日後だ。
ホテルで交渉にあたっていたアレッシオは、接敵したものの本格的な交戦には及ばず、居合わせた一般人の避難を優先したらしかった。
眠気を感じ、春香はベッドに横になった。
ドアがそっと開け閉めされ、病室に人が入ってくる気配がした。
目を瞑ったままでも、足音や息遣いで、大吉だとわかった。
なんとなく、起きて、大吉の顔を見るのが、こわかった。
寝たふりをしていると、大吉はベッドの傍らにやってきた。
大吉の指が近づくのを感じたが、いくら待っても触れてはこなかった。
「成樟との橋渡しなんて、頼むんじゃなかった」
食いしばる歯の隙間から、大吉の強い悔悟が漏れ聞こえてきた。
滋賀の病院に入院していた時にも、大吉は同じことを一度だけ、口にした。
大吉のせいじゃない。春香が言うと、大吉は傷に触れないよう、優しく抱きしめてくれた。
それから数日、大吉は春香についていてくれた。
その後、春香の前で大吉が後悔を口にすることはなかったが、心の奥底に自責の念を押し殺しているのは、感じずにはいられなかった。
寝たふりをしていなければ、大吉はやはり苦しみを表には出さず、優しい言葉だけをかけてくれていただろう。
そんなことは、望んでいなかった。
なんでも話してほしい。二人で、二人のことは決めていきたい。
そう思っているのに、春香自身、それを大吉に伝えられずにいた。
自分にこんな臆病な面があったと、春香は知らなかった。
大吉への想いを自覚して以来、知らなかった、様々な自分を発見させられてきた。
我儘な自分。卑屈な自分。そして、強く在りたいと願う自分。
全てが複雑に混ざり合ってできているのが、自分なのだと、最近になってわかってきた。
「俺は、これ以上、お前といるべきじゃない」
長い沈黙ののちに、大吉が言った。悪寒が走った。
今すぐに寝たふりをやめ、そんなことはないと否定したかった。なのに、できない。大吉の顔を見るのが、こわい。
「お前が傷つくのなら、俺は」
風が、病室の窓を震わせた。
布団は温かいのに、手足は冷え切っている。
春香は固く閉じていた瞼を、おそるおそる開き、強張った身体を起こした。
大吉はいなくなっていた。
顔を布団に埋めた。嗚咽を抑えようとしても、溢れてくる涙は止められなかった。
ひとしきり涙を流すと、索漠とした気持ちだけが残った。
翌日、父が尚継と一緒に見舞いに来てくれた。尚継とは、バスで偶然一緒になったのだという。
「父さん、忙しいのに無理してない? 滋賀の病院でも一緒にいてくれて、こっちに戻ってからもほとんど毎日来てくれてるし」
「こんな時くらい、父親らしいことをさせてください。いつもは僕が春香さんにしてもらっていることですから。それに、病室で過ごすのに慣れ過ぎて、外だとかえって手持ち無沙汰で」
「父さんったら」
冗談を交え、父は自分を和ませようとしてくれている。
春香は、笑って応じようとした。上手くできたか、自信はなかった。
父は、人と人の結びつきを重んじている。普段病院からオンラインで仕事をこなすことが多い分、外出許可が下りた時はなるべく付き合いのある人と会うようにしていた。
その父が、外で時間を持て余しているはずがなかった。
「尚継くんも、来てくれてありがとう」
「ん」
尚継は言葉少なだった。普段の陽気さは鳴りを潜め、硬い表情で俯いている。
「春香さん、大丈夫ですか?」
「うん。お医者さんの話だと、再来週には退院できるみたい」
「傷のことも、もちろんそうですが、それだけではなく」
春香は首を傾げて見せた。
父にも、いつの間にか自然と、隠し事をするようになった。
大吉と交際していることは伝えてあるが、昨日、この病室を訪れた大吉が漏らした言葉は、父には言えない。
「大吉くんと、なにかありましたか?」
「どうして」
ぎくりとした。
「なんとなく。一度、僕のところに謝りに来てね。彼も、ずいぶん思い詰めた表情をしていました。彼がなにを謝っているのか、僕にはわからなかったけど」
「大吉とは、別になにも」
言葉に詰まった。昨日流し尽くしたつもりでいた涙が、一条、頬を伝う。
「大吉が、いなくなっちゃうかもしれない。私が、一緒に闘いたいって、望んだせいで」
父の胸に縋りつき、言ってしまっていた。それは、春香が最も恐れていたことだった。
「だいじょうぶです。だいじょうぶ」
父が、春香の手を優しく、それでいて力強く、握った。
細い身体つきの父が、地に根を張った樹木のように、ベッドから乗り出し声を震わせる娘を支えた。
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