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2章 魔法と剣術
14.麗しの王妃様 Part1
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楽しいお忍びの数日後、私にとって新たな試練が待ち受けていた。
「王妃様主催のサロンですか?」
「そうそう。ぜひロゼリアちゃんもって招待状が来たのよ。」
「えええ……。」
これからは前向きにロゼリア・ロッテンシュタインとして決意したけど、王妃様主催のサロンとなると正直荷が重い。この間のお茶会のような社交界デビューしたばかりの子ばかりが集まるわけではない。でも、やっぱり行くしかないわよね…。
「あっ、そういえば、今回はサロンって言っても公のサロンだから、そんなに気を張らなくても大丈夫よ。この間のお茶会より少し人数が少なくなるだけだから。ロルフちゃんとノアちゃんも行くみたいよ~。」
正直言って、あの二人が行くと知ってホッとした。うーん、でも、もしかしたらレオン王子も来るかもしれないのよね…。まあ、自分でやると決めたんだから。
「わかりました。」
「ロゼリアちゃんならそう言ってくれると思ったわ~。早速ドレスを仕立てないと。今度はラベンダー色なんてどうかしら。」
そうか、またドレスを作らなければならないのね……。前世の小説とかでは、悪役令嬢は豪華なドレスや宝石を付けていて贅沢三昧って書かれてたりしたけど、この世界では本当にそうしなければならない。貴族は、民衆の代表であり、領地の人々を束ねるものなので他の貴族に舐められる訳にはいかない。そういうためにも豪華なドレスを着るのだ。前世では、お金使いすぎと思ってたけど、実際はそうではないらしい。ちゃんと、ドレスに使われる経費も決まっている。
いや~、貴族って大変ね…。王妃様のサロン、頑張らないとね。
「王妃様主催のサロンですか?」
「そうそう。ぜひロゼリアちゃんもって招待状が来たのよ。」
「えええ……。」
これからは前向きにロゼリア・ロッテンシュタインとして決意したけど、王妃様主催のサロンとなると正直荷が重い。この間のお茶会のような社交界デビューしたばかりの子ばかりが集まるわけではない。でも、やっぱり行くしかないわよね…。
「あっ、そういえば、今回はサロンって言っても公のサロンだから、そんなに気を張らなくても大丈夫よ。この間のお茶会より少し人数が少なくなるだけだから。ロルフちゃんとノアちゃんも行くみたいよ~。」
正直言って、あの二人が行くと知ってホッとした。うーん、でも、もしかしたらレオン王子も来るかもしれないのよね…。まあ、自分でやると決めたんだから。
「わかりました。」
「ロゼリアちゃんならそう言ってくれると思ったわ~。早速ドレスを仕立てないと。今度はラベンダー色なんてどうかしら。」
そうか、またドレスを作らなければならないのね……。前世の小説とかでは、悪役令嬢は豪華なドレスや宝石を付けていて贅沢三昧って書かれてたりしたけど、この世界では本当にそうしなければならない。貴族は、民衆の代表であり、領地の人々を束ねるものなので他の貴族に舐められる訳にはいかない。そういうためにも豪華なドレスを着るのだ。前世では、お金使いすぎと思ってたけど、実際はそうではないらしい。ちゃんと、ドレスに使われる経費も決まっている。
いや~、貴族って大変ね…。王妃様のサロン、頑張らないとね。
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