射れ変わりの法則

金棒ぬめぬめ

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第1章:夏休み

第5話 緊張から弛緩へ。

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 芽衣めいの温かな肌は、ほんのりと汗ばんでいる。心臓の鼓動と同期するように、俺の指先は震え出した。平坦な湿原を北上していると、ある一点をさかいにスロープへ転じる。小ぶりながらも、確実に大人へと近づきつつある、しなやかな身体からだだった。


 腹以上の柔らかを指先に感じながら、どんどん山登りを進めていく。標高が低いため、すぐに頂上の突起物へ到達する。指先が触れた瞬間、芽衣めいは「んん」と息を漏らしながら寝返りを打った。俺に背を向けた状態で、またスヤスヤと寝息を立て始める。


 どうやら起きてはいないようだが、いまのあえぐような声は? ひょっとして、感じていたり……?


 童貞男の勝手な妄想とはわかりつつ、一縷いちるの望みを捨てきれずにいた。二十歳近くも上の男性に恋することはなくても、芽衣には好かれていたいと思う。少なくとも、嫌われたくはない。そうは思っていても、俺の脳内バロメーターは、理性の出る隙を与えないほど、欲望に支配されていた。


 俺は後ろから、ハグするような形で左手を差し入れる。また、小さな山の稜線に沿って手を置く。横向きに寝ているためか、両腕に挟まれた胸は、さっきよりも深い谷間ができていた。手の圧力によって変形する左胸を、俺はそっと包み込むようにむ。


 弦楽器をくように、乳首をピンっとはじいた。また、芽衣が「んん」とうめく。今度こそ起きたかと思って、寝顔をのぞき込む。俺の心配をよそに、まだスヤスヤと芽衣は眠っていた。


 次に、下腹部のほうへ手を伸ばす。片手でショートパンツのゴムを広げ、侵入しやすくしてから、左手をすべり込ませる。下着の上から手をわせ、布越しに彼女のつつましい割れ目をまさぐった。指先の神経だけに集中する。


 それだけでは到底我慢できるものではなく、もちろんパンツをずらしてから直接肌へも触れた。わずかに生えた雑木林ぞうきばやしを抜け、一本のすじが通った山間やまあい辿たどり着く。筋に沿って中指を這わせ、アナルまでの橋をけた。


 女の子は骨盤が広く、するりと指が、いとも簡単に股座またぐらへ入る。人差し指と薬指が太腿ふとももに触れ、パンツの足ぐりからみ出す。陰核はどこだろうと、あれこれいじっているうちに、三度みたび、芽衣は「んん」と声を漏らし、再び寝返りを打った。


 思ったより起きないことに、俺ははやる気持ちを抑えきれず、どんどん大胆さを増していく。右手でただ自慰していたはずなのに、いつの間にかその手は、ズボンをろす行動に変わっている。気がつけば俺の下半身は、なにも身に着けていない状態だった。


 仰向あおむけになった芽衣の横顔が至近距離にある。というより、俺のほうから近づいていった。思わずキスしたくなるような、半開きの唇がそこにはある。俺とは違って、息もくさくない、体臭もにおわない。むしろ、かぐわしいような気さえする。


 おおかぶさるように、芽衣の正面でひざまずく。女の子の柔肌やわはだが、未経験の頬被ほっかむりに当たった。早漏の俺には、刺激が強すぎる。そのまま腰を落とし、芽衣の髪の毛の上から、畳へ両てのひらく。


 芽衣の太腿ふとももと俺の腹に挟まれた陰茎は、いまにも発射寸前だった。オーガズムを迎えそうになり、俺はひたすら我慢する。芽衣の身体をけがすわけにはいかない。白濁液の代わりに、脂汗がまん汁ひたいと亀頭からにじみ出る。


 俺は芽衣の上から退くと、今日きょう穿いていたであろう下着を、リュックの中から探した。昼間に見たがらものを、一枚だけ見つける。眠っていることを充分に確認してから、俺はクロッチ部分を鼻先に押しつけた。


 ほのかに香る小便の匂いが、鼻腔をくすぐる。一枚しかないから、それを嗅いだり亀頭に押しつけたりしながら、それで最後の仕上げと言わんばかりに、脇目わきめもふらずに自慰にふけった。射精寸前に、急いでティッシュへ手を伸ばし、数枚ほどを抜き取る。


 それから芽衣のほうへ目を向け、寝ていることを確認した。一気に身体の力が抜け、その場へへたり込みそうになる。だがここで、こんな姿で、寝るわけにはいかない。そんな状態になってしまったら、朝起きた芽衣に、なんて説明すればいいんだ。


 俺は最後の力を振り絞って、ティッシュを処理してズボンを穿き、それから芽衣の隣りへ倒れ込む。それからしばらくすると、女子小学生の隣りにいるせいか、またムラムラとしてくる。しかしそれ以上に、今度は睡魔のほうが勝ったようで、俺は夢の中へと落ちていった。


 朝に目が覚めると、台所に芽衣が立っていて、小気味のいい包丁の音が耳に届く。俺は起きがけに「いつ迎えにくるんだ」と兄貴に電話した。そうすると、聞こえてきたのは「悪い。今日きょうも泊めてやってくんないか」と、悪びれた様子もなく言いのける声。


「いったい、なにしてんだよ」
『接待接待』
「でも今日は、ちょっと打ち合わせもあるし……」
『芽衣のことだったら気にすんな。留守番るすばんさせてていいから』
「それだったら、自分でさせてやれよ」
『一日中ひとりは可哀想だろ? お前は、夜はきちんと帰れるんだし』
「……わかった、わかった」


 正直な話、また一日、芽衣と過ごせる時間が増えて嬉しい。きっと昨日きのうのことは気づいていないのだろう、なにごともなかったように料理をする後ろ姿を俺は見つめた。こんなにも健気けなげな姪っ子相手に、いったい俺はなにをしてしまったんだろう。


 もう、芽衣を傷つけるようなことはやめよう、と真剣に思った。こんなことは金輪際こんりんざいしない、と俺は固く誓った。
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