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私が学校に通う事になったかと言うと、学校に留学という名目で他国の王子達が学校に通うことになったからだ。
周辺国同士で王子を交換留学させ、戦争が起こらないようにしているとか。
聖女である私が周辺国の王子達に顔を売り、仲良くしておけば役に立つだろう。そして、あわよくば王子達と結婚すれば自国に有益な結果になるだろうといった所だ。
学校は王族、公爵、侯爵が主に通い、1部の裕福なその他の貴族が通う学校だ。
貧乏人はお断り、平民なんて論外
そんな中、私は平民出身の聖職者馴染めるはずもなく
入学式、1人1人前に出て自己紹介をすることになり
「初めまして、エレーヌです。皆様よろしくお願いします」
深々く頭を下げると
「ふうん、コイツが聖女?普通の女じゃん」
教皇の息子が野次を飛ばしてきた
「やめてやれ。お前が跡を継いだら部下になる奴だろ」
「ですが、平民上がりの身。そのぐらい当然では?」
王宮騎士の息子と最近賢者になった侯爵家の息子
特に相手にせず、席に戻ると彼らは機嫌を悪くしまた野次を飛ばされた。
「何とか言ったらどーなの?未来の上司だぞ?」
「耳が聞こえていないのでは?」
うだうだ絡まれていると他国の王子が助け船を出してくれた。
「この国のおぼっちゃまは聖女を虐めるのだな 」
「ぐっ、別に虐めてなど」
舌打ちをして別の人に絡みに行った。
「助けて下さって、ありがとうございます。」
「当然の事をしたまでだよ。それにしても君、美人だね。急なんだけど良かったら婚約してくれないかな?聖女と結婚すれば僕の地位が安定する。愛の欠片も無いが、大事にすると誓うよ」
「え、私1人では決めれません。それと、素直に愛などない。なんて言うんですね」
「ああ、パートナーになる人に嘘はつきたくないからね」
後日、正式に私へ婚約の打診が来た。
王や、教皇、大神官達が最終的に私と彼が婚約することを決定した。
婚約してから彼はとても私に優しくしてくれて、私はとても幸せだった。
だけど、彼は束縛が激しく
「男と手紙を書きあっているのか。受け取り拒否して、お前からの手紙も禁じる」
「彼とは別に何もありません。手紙の内容も見たでしょう?」
「文字だけでは分からない。とにかく禁止だ!」
「いま、誰を見ていた。浮気か?」
散々疑われ、私も心が疲弊していたとき
「初めまして~!私、ディアナって言います!私も聖女様と同じで聖なる力が多かったのでこの学校に編入してきました。よろしくお願いします~!」
ディアナが編入してきた。
「エレーヌ様、私。エレーヌ様の婚約者の人好きになっちゃいましたぁ。良かったら譲ってくれません?私も聖なる力多いですし、いいですよね?」
「私が決めた婚約ではないの。王や教皇に話して貰えるかしら」
「えー、そんなのじゃないんです。私、色んなお金持ちの男の子と遊びたいんです。でも、やっぱり聖女の貴方に皆興味あるんですいね。だから、聖女の地位狙いに行きますね!」
「ねぇ、私の方がエレーヌよりもぉ、聖なる力が多いの。だから私が本当の聖女のはずよ。貴方がお父様に言ってくれれば、審査してくれるんでしょ?お願い」
彼女は教皇の息子に頼み、私と彼女のどちらが聖なる力が多いかを審査する機会を設けさせた。
そして私は彼女に負けた。私が手をかざした水晶玉よりも彼女の方が輝き、力がみなぎっていたのだ。
「今日より、エレーヌ聖女を解任し新たにディアナを聖女とする!」
審議及び、そう宣言したのはかつて私を聖女と言い、あの村から連れ出した大神官であった。
そして聖女の座はディアナへ移された。
教皇の息子の指示により、エレーヌからディアナに聖女が変わった事は、学校内の月に1回のパーティで発表されることになった。
周辺国同士で王子を交換留学させ、戦争が起こらないようにしているとか。
聖女である私が周辺国の王子達に顔を売り、仲良くしておけば役に立つだろう。そして、あわよくば王子達と結婚すれば自国に有益な結果になるだろうといった所だ。
学校は王族、公爵、侯爵が主に通い、1部の裕福なその他の貴族が通う学校だ。
貧乏人はお断り、平民なんて論外
そんな中、私は平民出身の聖職者馴染めるはずもなく
入学式、1人1人前に出て自己紹介をすることになり
「初めまして、エレーヌです。皆様よろしくお願いします」
深々く頭を下げると
「ふうん、コイツが聖女?普通の女じゃん」
教皇の息子が野次を飛ばしてきた
「やめてやれ。お前が跡を継いだら部下になる奴だろ」
「ですが、平民上がりの身。そのぐらい当然では?」
王宮騎士の息子と最近賢者になった侯爵家の息子
特に相手にせず、席に戻ると彼らは機嫌を悪くしまた野次を飛ばされた。
「何とか言ったらどーなの?未来の上司だぞ?」
「耳が聞こえていないのでは?」
うだうだ絡まれていると他国の王子が助け船を出してくれた。
「この国のおぼっちゃまは聖女を虐めるのだな 」
「ぐっ、別に虐めてなど」
舌打ちをして別の人に絡みに行った。
「助けて下さって、ありがとうございます。」
「当然の事をしたまでだよ。それにしても君、美人だね。急なんだけど良かったら婚約してくれないかな?聖女と結婚すれば僕の地位が安定する。愛の欠片も無いが、大事にすると誓うよ」
「え、私1人では決めれません。それと、素直に愛などない。なんて言うんですね」
「ああ、パートナーになる人に嘘はつきたくないからね」
後日、正式に私へ婚約の打診が来た。
王や、教皇、大神官達が最終的に私と彼が婚約することを決定した。
婚約してから彼はとても私に優しくしてくれて、私はとても幸せだった。
だけど、彼は束縛が激しく
「男と手紙を書きあっているのか。受け取り拒否して、お前からの手紙も禁じる」
「彼とは別に何もありません。手紙の内容も見たでしょう?」
「文字だけでは分からない。とにかく禁止だ!」
「いま、誰を見ていた。浮気か?」
散々疑われ、私も心が疲弊していたとき
「初めまして~!私、ディアナって言います!私も聖女様と同じで聖なる力が多かったのでこの学校に編入してきました。よろしくお願いします~!」
ディアナが編入してきた。
「エレーヌ様、私。エレーヌ様の婚約者の人好きになっちゃいましたぁ。良かったら譲ってくれません?私も聖なる力多いですし、いいですよね?」
「私が決めた婚約ではないの。王や教皇に話して貰えるかしら」
「えー、そんなのじゃないんです。私、色んなお金持ちの男の子と遊びたいんです。でも、やっぱり聖女の貴方に皆興味あるんですいね。だから、聖女の地位狙いに行きますね!」
「ねぇ、私の方がエレーヌよりもぉ、聖なる力が多いの。だから私が本当の聖女のはずよ。貴方がお父様に言ってくれれば、審査してくれるんでしょ?お願い」
彼女は教皇の息子に頼み、私と彼女のどちらが聖なる力が多いかを審査する機会を設けさせた。
そして私は彼女に負けた。私が手をかざした水晶玉よりも彼女の方が輝き、力がみなぎっていたのだ。
「今日より、エレーヌ聖女を解任し新たにディアナを聖女とする!」
審議及び、そう宣言したのはかつて私を聖女と言い、あの村から連れ出した大神官であった。
そして聖女の座はディアナへ移された。
教皇の息子の指示により、エレーヌからディアナに聖女が変わった事は、学校内の月に1回のパーティで発表されることになった。
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