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第一章 始まり
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|彼女が通販で注文していた炊飯器とライスストッカーが、部屋に届いた。
スーパーに米を買いに行き、夕食に炊いてみる。
白米に十六穀米を混ぜてみたが、上手く炊きあがった。
冷奴とワカメと胡瓜の酢の物、納豆で、夕食にした。
「話があるんだけど」
食後に、彼女が大学で仮名を使おうと言い出した。
公式の場所以外では、net上のハンドルネームのように仮名を使う。
そうすればストーカーされたり、SNSになりすましが現れた時でも、個人情報が守られる。
今は個人情報保護が求められる時代だから、簡単に本名を呼ばれることもない。
女性名を名乗っていれば、伊王蒼海という本名が表に出ることは無いだろう。
「聖苑が好きな名前でいいよ、女性名称なんて気にしたことが無いから」
「任せてくれるのね、可愛い名前を付けてあげる」
学籍番号で言えば、俺の伊王と彼女の一ノ瀬の間に学生はいない。
その間の苗字なら、怪しまれる心配は少ない。
聖苑がnetで「いか」から「いた」の間で検索している。
漢字2文字で、読みは3文字で絞り込んでいるようだ。
「決めた、出雲で良いよね。
名前は蒼海から取って、真凛にした。
私は4文字がバランスがいいので、伊勢崎にするよ」
出雲 真凛、大学で使う仮名を付けられた。
「今から出雲君って呼ぶね」
俺とは違う誰かに、出雲真凛という名前がついた。
「じゃあ、俺も伊勢崎さんって呼ぶよ」
「真凛ちゃん。今日、大学で一言も話さなかったね」
「自分の声が気になって、言葉が出てこないんだ」
「英語やディスカッションの授業では、黙ってる訳にはいかないよ。
自然な発声を教える、教室に行ってみようか?」
「ちゃんとした先生に教われるなら、行ってもいいかな」
早速、聖苑がnet検索をしている。
その中で評判がいい先生を見つけたようだ。
すぐに予約の連絡を入れている。
日曜日の午後、2時間のレッスンを受けることになった。
スーパーに米を買いに行き、夕食に炊いてみる。
白米に十六穀米を混ぜてみたが、上手く炊きあがった。
冷奴とワカメと胡瓜の酢の物、納豆で、夕食にした。
「話があるんだけど」
食後に、彼女が大学で仮名を使おうと言い出した。
公式の場所以外では、net上のハンドルネームのように仮名を使う。
そうすればストーカーされたり、SNSになりすましが現れた時でも、個人情報が守られる。
今は個人情報保護が求められる時代だから、簡単に本名を呼ばれることもない。
女性名を名乗っていれば、伊王蒼海という本名が表に出ることは無いだろう。
「聖苑が好きな名前でいいよ、女性名称なんて気にしたことが無いから」
「任せてくれるのね、可愛い名前を付けてあげる」
学籍番号で言えば、俺の伊王と彼女の一ノ瀬の間に学生はいない。
その間の苗字なら、怪しまれる心配は少ない。
聖苑がnetで「いか」から「いた」の間で検索している。
漢字2文字で、読みは3文字で絞り込んでいるようだ。
「決めた、出雲で良いよね。
名前は蒼海から取って、真凛にした。
私は4文字がバランスがいいので、伊勢崎にするよ」
出雲 真凛、大学で使う仮名を付けられた。
「今から出雲君って呼ぶね」
俺とは違う誰かに、出雲真凛という名前がついた。
「じゃあ、俺も伊勢崎さんって呼ぶよ」
「真凛ちゃん。今日、大学で一言も話さなかったね」
「自分の声が気になって、言葉が出てこないんだ」
「英語やディスカッションの授業では、黙ってる訳にはいかないよ。
自然な発声を教える、教室に行ってみようか?」
「ちゃんとした先生に教われるなら、行ってもいいかな」
早速、聖苑がnet検索をしている。
その中で評判がいい先生を見つけたようだ。
すぐに予約の連絡を入れている。
日曜日の午後、2時間のレッスンを受けることになった。
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