43 / 322
第三章 チャンス
6
しおりを挟む
「じゃあ、メインは男なんや」
「そうですね」
「好きなんは、どっち?」
「今は、彼女がいます」
「じゃあ、エッチするんや」
「しますよ」
「その時は、男になるって事?」
「いや、女のままです」
「待って待って、目の前におるから混がらがるわ」
海野さんが慌てている。
「女のまま、女の子とエッチするって事?」
鷹山さんが、話を解す。
「そうです」
「さあ、この後もっと真凛ちゃんに話を聞くよ。
その前に、こちら」
CMに入った。
一口、水を飲んで口の中を湿らせる。
意外なほど、冷静だった。
「そんな格好やったら、ナンパされへん?」
「しょっちゅう、されますね」
「何て断るん」
「彼女がいるって言います」
「それで通るんや」
「大丈夫ですね」
「男の子は好きじゃないん?」
「いや、好きな男子はいます」
「お~、おるんや」
「向こうはノーマルなので、片思いです」
「女子の彼女がいて、男子に片思いしてる?」
「ええ」
「それって浮気ちゃうん?」
「どうなんでしょ、気にしたことない」
「じゃあ、普段は彼女とだけエッチする」
「そうです」
「裸になったら、男やろ」
「彼女は、私が黒のドレスを着てるほうが喜びます」
「着たままするん?」
「彼女は白のドレスが好きですね」
「白のドレスと黒のドレスが・・・・」
海野さんの話に喰い付き気味に、鷹山さんが叫んだ。
「エロすぎるわ」
その瞬間、ジングルが鳴りCMになった。
ガラスの向こうで、ディレクターが丸を作っていた。
聖苑が、指でOKサインを送ってる。
「プライベートはどうなん?」
「料理メインで、家事を全部します」
「料理するんや?」
「得意です」
「今日は、何作った?」
「今朝は厚揚げとワカメ、エノキ茸の味噌汁に、コンビーフとトマトのオムレツでした」
「ホントに?」
「ほら」
「皆んなには見えへんけど、スマホに今日のご飯が写ってます」
「全部、撮るん?」
「何を食べたか、メモってます」
「後で番組HPにアップしていい?」
「どうぞ」
「お弁当も作るんや、2個あるけど」
「彼女の分も作ってます」
「尽くす女やね」
「最後に何か言っとき」
「もう少ししたら嬉しい報告が出来ると思うので、楽しみにしていてください」
「今日のゲストは、出雲真凛ちゃんでした」
ラストのジングルが鳴り、番組が終わった。
スタジオの3人で、スマホ撮影をした。
すぐにシーホークのSNSに公開されて、トピックに載った。
恐ろしいほど、バズった。
「そうですね」
「好きなんは、どっち?」
「今は、彼女がいます」
「じゃあ、エッチするんや」
「しますよ」
「その時は、男になるって事?」
「いや、女のままです」
「待って待って、目の前におるから混がらがるわ」
海野さんが慌てている。
「女のまま、女の子とエッチするって事?」
鷹山さんが、話を解す。
「そうです」
「さあ、この後もっと真凛ちゃんに話を聞くよ。
その前に、こちら」
CMに入った。
一口、水を飲んで口の中を湿らせる。
意外なほど、冷静だった。
「そんな格好やったら、ナンパされへん?」
「しょっちゅう、されますね」
「何て断るん」
「彼女がいるって言います」
「それで通るんや」
「大丈夫ですね」
「男の子は好きじゃないん?」
「いや、好きな男子はいます」
「お~、おるんや」
「向こうはノーマルなので、片思いです」
「女子の彼女がいて、男子に片思いしてる?」
「ええ」
「それって浮気ちゃうん?」
「どうなんでしょ、気にしたことない」
「じゃあ、普段は彼女とだけエッチする」
「そうです」
「裸になったら、男やろ」
「彼女は、私が黒のドレスを着てるほうが喜びます」
「着たままするん?」
「彼女は白のドレスが好きですね」
「白のドレスと黒のドレスが・・・・」
海野さんの話に喰い付き気味に、鷹山さんが叫んだ。
「エロすぎるわ」
その瞬間、ジングルが鳴りCMになった。
ガラスの向こうで、ディレクターが丸を作っていた。
聖苑が、指でOKサインを送ってる。
「プライベートはどうなん?」
「料理メインで、家事を全部します」
「料理するんや?」
「得意です」
「今日は、何作った?」
「今朝は厚揚げとワカメ、エノキ茸の味噌汁に、コンビーフとトマトのオムレツでした」
「ホントに?」
「ほら」
「皆んなには見えへんけど、スマホに今日のご飯が写ってます」
「全部、撮るん?」
「何を食べたか、メモってます」
「後で番組HPにアップしていい?」
「どうぞ」
「お弁当も作るんや、2個あるけど」
「彼女の分も作ってます」
「尽くす女やね」
「最後に何か言っとき」
「もう少ししたら嬉しい報告が出来ると思うので、楽しみにしていてください」
「今日のゲストは、出雲真凛ちゃんでした」
ラストのジングルが鳴り、番組が終わった。
スタジオの3人で、スマホ撮影をした。
すぐにシーホークのSNSに公開されて、トピックに載った。
恐ろしいほど、バズった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
35
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる