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第三章 チャンス
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アドリブとはいえ、大人のkissは初めてだったのかもしれない。
動けなくなった月奈を、抱き上げる。
手足がだらんとして、死体のようだった。
月奈を抱いたまま、ゆっくりとステージを歩くと会場は静寂に包まれている。
バックヤードに俺が戻った瞬間、会場は拍手と歓声に包まれた。
「もう一度、挨拶に出て」 誰かの声がする。
デザイナーと俺、意識を取り戻した月奈と三人で挨拶をした。
「真凛ちゃん、ありがとう。
私が考えてる以上に、君は世界観を表現してくれた」
デザイナーの花鳥さんが褒めてくれた。
「真凛ちゃん、怖かった」月奈ちゃんが言ってる。
「嫌いになった?」
「ううん、もっと好きになった」
また一緒に仕事をしようと約束して、別れた。
「もう、真凛って天才」聖苑が褒めてくれる。
「私も引き込まれました。一瞬、真凛が嫌いになった」中園氏も絶賛だ。
「月奈を抱いたまま、ランウエイを歩いていた時に嫉妬した」
「何で?」
「私が抱かれたまま、連れて行かれたかった」
……
女性雑誌の取材を受けた。
料理学校のスタジオを借りて、料理を作るところから撮影される。
指定してた材料が用意されて、いつでも始める準備が出来た。
「その格好で大丈夫?」記者が聞く。
黒のワンピースに、真っ白なロリータメイドエプロンを着ていた。
料理の取材があると話したら、solemnityが用意してくれたものだ。
「大丈夫です」
「それでは撮影開始です」
自分の包丁は持って来ていた。
人参、玉ねぎを切って里芋の皮を剥いたら、市販のささがきゴボウを使った。
豚肉を炒めて油が出てきたら、顆粒だしを入れたスープを加える。
電子レンジで熱を加えた野菜を入れてアクを取り、火が通ったら味噌を加えて完成した。
続けて冷凍のブロッコリーを電子レンジで戻して、フライパンで炒める。
火が通ったところに、端でスクランブルエッグをする。
オーロラソースを加えて全体を絡ませたら、出来上がった。
「物凄く早いし、まったく無駄がない」記者が褒めてくれる。
「いつもの朝ご飯です」
十六穀米のご飯と納豆を一緒に出して、並べた。
カメラマンが写真を撮って、動画も撮影していた。
出来上がった料理を、記者とカメラマン、俺が食べた。
「豚汁、美味しい」
「クオリティー、高いよ」
褒められると嬉しくなり、取材も問題なく終わった。
「ゲームの公開日が決まったぞ」 田中氏から、緊急の連絡が入った。
動けなくなった月奈を、抱き上げる。
手足がだらんとして、死体のようだった。
月奈を抱いたまま、ゆっくりとステージを歩くと会場は静寂に包まれている。
バックヤードに俺が戻った瞬間、会場は拍手と歓声に包まれた。
「もう一度、挨拶に出て」 誰かの声がする。
デザイナーと俺、意識を取り戻した月奈と三人で挨拶をした。
「真凛ちゃん、ありがとう。
私が考えてる以上に、君は世界観を表現してくれた」
デザイナーの花鳥さんが褒めてくれた。
「真凛ちゃん、怖かった」月奈ちゃんが言ってる。
「嫌いになった?」
「ううん、もっと好きになった」
また一緒に仕事をしようと約束して、別れた。
「もう、真凛って天才」聖苑が褒めてくれる。
「私も引き込まれました。一瞬、真凛が嫌いになった」中園氏も絶賛だ。
「月奈を抱いたまま、ランウエイを歩いていた時に嫉妬した」
「何で?」
「私が抱かれたまま、連れて行かれたかった」
……
女性雑誌の取材を受けた。
料理学校のスタジオを借りて、料理を作るところから撮影される。
指定してた材料が用意されて、いつでも始める準備が出来た。
「その格好で大丈夫?」記者が聞く。
黒のワンピースに、真っ白なロリータメイドエプロンを着ていた。
料理の取材があると話したら、solemnityが用意してくれたものだ。
「大丈夫です」
「それでは撮影開始です」
自分の包丁は持って来ていた。
人参、玉ねぎを切って里芋の皮を剥いたら、市販のささがきゴボウを使った。
豚肉を炒めて油が出てきたら、顆粒だしを入れたスープを加える。
電子レンジで熱を加えた野菜を入れてアクを取り、火が通ったら味噌を加えて完成した。
続けて冷凍のブロッコリーを電子レンジで戻して、フライパンで炒める。
火が通ったところに、端でスクランブルエッグをする。
オーロラソースを加えて全体を絡ませたら、出来上がった。
「物凄く早いし、まったく無駄がない」記者が褒めてくれる。
「いつもの朝ご飯です」
十六穀米のご飯と納豆を一緒に出して、並べた。
カメラマンが写真を撮って、動画も撮影していた。
出来上がった料理を、記者とカメラマン、俺が食べた。
「豚汁、美味しい」
「クオリティー、高いよ」
褒められると嬉しくなり、取材も問題なく終わった。
「ゲームの公開日が決まったぞ」 田中氏から、緊急の連絡が入った。
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