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第五章 大忙し
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「solemnityが、専属モデルになって欲しいと言ってきてる」
田中氏が報告してきた。
「直ぐにOKして」
「他のブランドには出れなくなるぞ」
「ずっと待ってたの」
「よし、決定しよう」聖苑が言った。
新宿にOPENしたsolemnity本社で、記者発表が行われた。
秋冬のコレクションから、販売を開始する。
専属モデルとして、出雲真凛が就任することが発表された。
秋の新作を着て、ステージに上がる。
カメラのシャッター音、フラッシュの光が心地いい。
「真凛ちゃんがラジオや雑誌の取材で、何度も solemnityの名前を出してくれました。
そのたびに、再建の強い意欲が湧きました」
副社長の加山氏が、挨拶で私を取り上げてくれる。
最後にデザイナーの花鳥氏が登壇して、3人並んで撮影された。
「初めて会った時から、専属モデルにしたかった。
当時の経営陣が反対したから、衣装提供を申し出たんだ。
やっと、今日を迎えられたよ」
花鳥デザイナーの言葉が、嬉しかった。
発表会の後で加山氏に呼ばれた。
「真凛ちゃんは、お酒は大丈夫?」
「二十歳を過ぎて、何度か頂いてます」
「じゃあ連れて行きたいところがあるんだけど、今日は大丈夫だよね」
聖苑が頷いてる。
「せっかくだから、聖苑社長にもドレスを着てもらおう」
加山氏と秘書に俺と聖苑、それに田中マネージャーが同行する。
ワンボックスカーに乗って5分、飲食店の集まったビルに到着した。
地下の駐車場から、エレベータで5階にあがる。
members onlyの看板が出ている店のドアを、秘書が開けた。
加山氏に案内されて、中に入った。
10人以上のお客様たちが、一斉に拍手している。
「ようこそ、真凛ちゃん」
聞き覚えのある優しい声の主は、伊集院先生だった。
「伊集院先生、お久しぶりです。
急に教室が無くなったので、心配してました」
「皆さん、これで真凛が私の生徒だって判ったでしょう。
私が真凛を教えたって言っても、誰も信じてくれなかったの」
「先生がいなかったら、モデルになれなかった」
「初めて会った時の衝撃は、今でも覚えている。
日本中を驚かすような怪物が、目の前に現れたんだから。
皆さんに、紹介するわ」
「みんな知ってると思うけど、出雲真凛ちゃんです。
今日、solemnityの専属モデルになりました」
皆さんが拍手してくれる中、頭を下げた。
「ありがとうございます。
これも伊集院先生をはじめ、スタッフや皆さんのご指導のおかげです」
挨拶をしながら店内を見渡すと、お客様はみんな女装していた。
田中氏が報告してきた。
「直ぐにOKして」
「他のブランドには出れなくなるぞ」
「ずっと待ってたの」
「よし、決定しよう」聖苑が言った。
新宿にOPENしたsolemnity本社で、記者発表が行われた。
秋冬のコレクションから、販売を開始する。
専属モデルとして、出雲真凛が就任することが発表された。
秋の新作を着て、ステージに上がる。
カメラのシャッター音、フラッシュの光が心地いい。
「真凛ちゃんがラジオや雑誌の取材で、何度も solemnityの名前を出してくれました。
そのたびに、再建の強い意欲が湧きました」
副社長の加山氏が、挨拶で私を取り上げてくれる。
最後にデザイナーの花鳥氏が登壇して、3人並んで撮影された。
「初めて会った時から、専属モデルにしたかった。
当時の経営陣が反対したから、衣装提供を申し出たんだ。
やっと、今日を迎えられたよ」
花鳥デザイナーの言葉が、嬉しかった。
発表会の後で加山氏に呼ばれた。
「真凛ちゃんは、お酒は大丈夫?」
「二十歳を過ぎて、何度か頂いてます」
「じゃあ連れて行きたいところがあるんだけど、今日は大丈夫だよね」
聖苑が頷いてる。
「せっかくだから、聖苑社長にもドレスを着てもらおう」
加山氏と秘書に俺と聖苑、それに田中マネージャーが同行する。
ワンボックスカーに乗って5分、飲食店の集まったビルに到着した。
地下の駐車場から、エレベータで5階にあがる。
members onlyの看板が出ている店のドアを、秘書が開けた。
加山氏に案内されて、中に入った。
10人以上のお客様たちが、一斉に拍手している。
「ようこそ、真凛ちゃん」
聞き覚えのある優しい声の主は、伊集院先生だった。
「伊集院先生、お久しぶりです。
急に教室が無くなったので、心配してました」
「皆さん、これで真凛が私の生徒だって判ったでしょう。
私が真凛を教えたって言っても、誰も信じてくれなかったの」
「先生がいなかったら、モデルになれなかった」
「初めて会った時の衝撃は、今でも覚えている。
日本中を驚かすような怪物が、目の前に現れたんだから。
皆さんに、紹介するわ」
「みんな知ってると思うけど、出雲真凛ちゃんです。
今日、solemnityの専属モデルになりました」
皆さんが拍手してくれる中、頭を下げた。
「ありがとうございます。
これも伊集院先生をはじめ、スタッフや皆さんのご指導のおかげです」
挨拶をしながら店内を見渡すと、お客様はみんな女装していた。
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