蒼い海 ~女装男子の冒険~

灰色 猫

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第六章 イベント

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「新作の衣装は、solemnityとのコラボで出来上がったものです。
中は黒いレースのドレスになっていて、腕の部分は透けています。
私専用ですが、今回は可愛い子に着てもらいたいな」

「最後が男弓使いのオリジナルです。
ボーイッシュなメンバー、活発なメンバーには挑戦してもらいたいです」

「では、着た経験が無いメンバーばかりなので、近くで見てもらいましょう」
司会者が促す。
メンバーがひな壇から降りてきて、近くで見ている。
この後の勝負の駆け引きは、もう始まっていた。

「やっぱりビキニが好き。真凛ちゃんが似合うって言ってくれたもん」
メンバーを千鶴がけん制する。

席で見ていると、植木遥は男弓使いっぽい。
グループで一番長身の古田美那も、ここ狙いのようだ。
solemnityの黒ドレスは可愛い子たちの争いだろう、白河寧々はもちろんここだ。

今回は、選抜の16人に研究生が4人加わった。
選抜メンバー同士のなれ合いを見せたくない、運営の配慮だった。
研究生4人に、杉村莉緒がいた。

チャレンジをしたものには、ご褒美ってことか。
彼女は、ビキニに挑戦しそうな雰囲気を感じた。

「みんなが座ったところで、今から投票に移ります。
一人ずつ、投票テーブルで番号を書いて、投票箱に入れてください。
ただし、何番に入れたってアピールは禁止、もし不正と判断されたら失格です」

「では、栗栖千鶴ちゃんから、順番に一人ずつ投票してください」
司会者が、投票用紙を渡した。

選抜メンバーから順番に16人が投票していく。
最後に4人の研究生、杉村莉緒が投票して終了した。

「休憩入ります」どうやら、第1週分の収録が終わったようだ。
ドリンクを用意していた、月奈のところに行った。

「何か、今日は空気が重いですね」

「月奈ちゃんも感じるんだ」

「ええ、みんなピリピリしてる」

メンバーが序列を壊すチャンスだと感じているんだろう。
春木プロデューサーのほくそ笑む顔が浮かんだ。

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