264 / 322
第十五章 引退
12
しおりを挟む
Japan Ladys Fashion Week autumn/winter Collectionが始まった。
TOPモデル20人に選ばれて、先行してランウェイを歩く。
これが最後のJLWだと思うと、ちょっと感傷的になった。
ステージから戻って、みんなと集合した。
みんな月奈率いるメイクチームに、仕上げられていた。
緊張と気合いが入り過ぎて、皆んなは青ざめている。
ミーティングで、奥の手を使った。
「ten strikeを使いたいって私が言い出した時、fortunaの出雲沙織や月城美雪がいいって声が有ったの。
でも、敢えて私はみんなを選んだ。
だから、みんなも覚悟を決めて」
「「はい!」」
返事は良かったが、みんな泣いている。
大至急、月奈たちがメイク直しに入った。
「真凛さん、どうせならメイク前にやってください」
月奈には怒られたけど、みんなは覚悟が出来たのか、いい顔になっている。
これは春木プロデューサーが使った手だ、あの時はfortuna研究生公演で沙保里がダシに使われた。
今度は、俺がfortunaをダシに使った訳だ。
vivacitasの出番が来て、musicが鳴り響く。
先頭で三島悠花を送り出す、続いて俺もランウェイに飛び出した。
歓声と悲鳴の中、手を振りながら歩くと脳が痺れてくる。
もっと団扇を振ってくれ。名前を呼んでくれ!
悠花とすれ違う時、彼女は満面の笑みだ。
多分、アドレナリン出まくりだろう。
ポーズを決めて、ステージを戻る。
帰りのランウェイで、飛田菜々とすれ違うが笑みは無い。
ただ真っ直ぐな視線には、力が漲っている。
いいね、彼女は笑わない方が魅力的だ。
私と入れ違いで、鮎川萌香が出て行く。
不敵な笑い顔が、怖い。
整った顔に浮かべた笑みが、女の怖さを表している。
控えに立っている、佐藤仁美と菅野莉々衣の素直な笑顔に癒やされる。
長畑咲桜里の飛び跳ねる仕草が、緊張を表していた。
奈々が戻って来て、俺に飛びついた。
「自分の名前を呼んでくれる人がいた。わたしの団扇も有ったの」
話を聞いた莉々衣と咲桜里が、明るい顔になった。
TOPモデル20人に選ばれて、先行してランウェイを歩く。
これが最後のJLWだと思うと、ちょっと感傷的になった。
ステージから戻って、みんなと集合した。
みんな月奈率いるメイクチームに、仕上げられていた。
緊張と気合いが入り過ぎて、皆んなは青ざめている。
ミーティングで、奥の手を使った。
「ten strikeを使いたいって私が言い出した時、fortunaの出雲沙織や月城美雪がいいって声が有ったの。
でも、敢えて私はみんなを選んだ。
だから、みんなも覚悟を決めて」
「「はい!」」
返事は良かったが、みんな泣いている。
大至急、月奈たちがメイク直しに入った。
「真凛さん、どうせならメイク前にやってください」
月奈には怒られたけど、みんなは覚悟が出来たのか、いい顔になっている。
これは春木プロデューサーが使った手だ、あの時はfortuna研究生公演で沙保里がダシに使われた。
今度は、俺がfortunaをダシに使った訳だ。
vivacitasの出番が来て、musicが鳴り響く。
先頭で三島悠花を送り出す、続いて俺もランウェイに飛び出した。
歓声と悲鳴の中、手を振りながら歩くと脳が痺れてくる。
もっと団扇を振ってくれ。名前を呼んでくれ!
悠花とすれ違う時、彼女は満面の笑みだ。
多分、アドレナリン出まくりだろう。
ポーズを決めて、ステージを戻る。
帰りのランウェイで、飛田菜々とすれ違うが笑みは無い。
ただ真っ直ぐな視線には、力が漲っている。
いいね、彼女は笑わない方が魅力的だ。
私と入れ違いで、鮎川萌香が出て行く。
不敵な笑い顔が、怖い。
整った顔に浮かべた笑みが、女の怖さを表している。
控えに立っている、佐藤仁美と菅野莉々衣の素直な笑顔に癒やされる。
長畑咲桜里の飛び跳ねる仕草が、緊張を表していた。
奈々が戻って来て、俺に飛びついた。
「自分の名前を呼んでくれる人がいた。わたしの団扇も有ったの」
話を聞いた莉々衣と咲桜里が、明るい顔になった。
1
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?
九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。
で、パンツを持っていくのを忘れる。
というのはよくある笑い話。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる