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第十六章 転身
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「solemnity meeting を開会します」
最初に加山社長より開会宣言があり、ステージ上の巨大モニターに「夏の果」のMVが映し出される。
ボーカルのKEIが歌い始めて、ランウェイの先端に俺は立っていた。
ピンスポットに照らされて、あの時の様にサンダルを手に持ち、裸足で立ち尽くす。
異常なほど静かな会場に、KEIの歌声が響き渡っていた。
歌が終わり、拍手が鳴り響き静かになった。
「このMVが、出雲真凛が世の中に出た瞬間でした。
出演させてくれたafterglowの皆さん、三角寛監督には、感謝の気持ちしか有りません。
このMVで着ていたワンピースが、solemnityの作品だったんです。
あの土砂降りの雨の中で辛かった事が、実は素晴らしい縁を運んでくれました」
「カタログモデルから始まり、ショーに呼ばれました。
そこから色々とお付き合いが始まり、ついには専属モデルにまでして頂きました。
夢のような3年間のスタートが、今着ているsolemnityのワンピースだったんです」
「あれから3年間、自分なりの想いや考えを加山社長や花鳥デザイナーに話をしてきました。
そんな中で、プロデューサー就任を要請されたんです。
真凛が考えてることをそのまま実行すればいい。とすれば、人には任せられないだろう。
そう口説かれて、引き受ける事にしました。
私がつけた条件は、専属モデルを辞める事だけ。
他所のモデルする気は無いので、モデル自体を辞める事にしました」
「引退式を断ったんですが、支えて頂いた皆様、ファンの人達に一言挨拶をするべきだと諭されて今ここに立っています」
「今まで出雲真凛を応援して頂き、ありがとうございました。
今後は、プロデューサー伊王蒼海として皆様に応援して頂けるように、頑張ります」
挨拶を終わり、深くお辞儀をした。
会場の拍手が鳴り止まない。
頭を上げると、花束を持って水無瀬結がやって来た。
花を受け取ると、彼女が泣いている。
「お疲れ様でした。モデルは辞めてもライバルでいてくださいね」
「君に忘れられないように、頑張ります」
そう返事をすると、会場がまた拍手をくれた。
最初に加山社長より開会宣言があり、ステージ上の巨大モニターに「夏の果」のMVが映し出される。
ボーカルのKEIが歌い始めて、ランウェイの先端に俺は立っていた。
ピンスポットに照らされて、あの時の様にサンダルを手に持ち、裸足で立ち尽くす。
異常なほど静かな会場に、KEIの歌声が響き渡っていた。
歌が終わり、拍手が鳴り響き静かになった。
「このMVが、出雲真凛が世の中に出た瞬間でした。
出演させてくれたafterglowの皆さん、三角寛監督には、感謝の気持ちしか有りません。
このMVで着ていたワンピースが、solemnityの作品だったんです。
あの土砂降りの雨の中で辛かった事が、実は素晴らしい縁を運んでくれました」
「カタログモデルから始まり、ショーに呼ばれました。
そこから色々とお付き合いが始まり、ついには専属モデルにまでして頂きました。
夢のような3年間のスタートが、今着ているsolemnityのワンピースだったんです」
「あれから3年間、自分なりの想いや考えを加山社長や花鳥デザイナーに話をしてきました。
そんな中で、プロデューサー就任を要請されたんです。
真凛が考えてることをそのまま実行すればいい。とすれば、人には任せられないだろう。
そう口説かれて、引き受ける事にしました。
私がつけた条件は、専属モデルを辞める事だけ。
他所のモデルする気は無いので、モデル自体を辞める事にしました」
「引退式を断ったんですが、支えて頂いた皆様、ファンの人達に一言挨拶をするべきだと諭されて今ここに立っています」
「今まで出雲真凛を応援して頂き、ありがとうございました。
今後は、プロデューサー伊王蒼海として皆様に応援して頂けるように、頑張ります」
挨拶を終わり、深くお辞儀をした。
会場の拍手が鳴り止まない。
頭を上げると、花束を持って水無瀬結がやって来た。
花を受け取ると、彼女が泣いている。
「お疲れ様でした。モデルは辞めてもライバルでいてくださいね」
「君に忘れられないように、頑張ります」
そう返事をすると、会場がまた拍手をくれた。
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