【完結】 悪女は今日もパンを焼く 【R18】

灰色 猫

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朝、早めに起きてシャワーを浴びた。
体が目覚めて、シャキッとなる。

朝食にホットサンドを食べて、メイクをする。
久しぶりに気合を入れて、丁寧に時間をかけた。
ブラウスを着て、リボンを結ぶ。
フレアスカートを履いて、ジャケットを着た。

さすがに日曜日の朝は、電車が空いている。
座って品川駅まで行けた。
アプリで、会場まで連れて来てもらう。
到着して受付を済ませる。

直ぐにチューターの伊藤先生に呼ばれた。
新入生挨拶に、製パン科を代表して出る。
挨拶は製菓科がするので、名乗るだけだが目立つ。
奨学生なので、これも義務だと開き直った。

午前10時、入学式が始まった。
式次第に沿って、進んでいく。
学長の挨拶から、来賓の有名パティシエと続く。
誓いの言葉で、新入生代表が呼ばれる。
名前を呼ばれて、マイクがある正面に立った。
新入生の親が並んでいるのが、目に入る。

製菓学科の女子学生が、誓いの言葉を読み上げていく。
終わって彼女が名乗ったのに続いて、製パン科代表、八神紗栄子と挨拶した。
続いてカフェ製菓学科の男子が名乗って、挨拶は無事に終了した。

その後に祝電や祝花の紹介があり、入学式は終わった。

各学科毎に集合写真の撮影があり、明日からの資料を貰って解散となった。

会場を歩いてると、柚木武尊がいた。
両親と一緒で、挨拶をされる。

「貴方の焼いたパンを、頂きました。
手間を十分にかけた、丁寧な仕事で感心しました。
こいつは天狗になってます。
貴女なら、武尊のライバルになれそうだ。
よろしく、お願いします」

「いや、ライバルなんて。自分の事で精一杯です」

「何なら、武尊の嫁でもいいんですが」
とんでもない親父だった。
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