【完結】 悪女は今日もパンを焼く 【R18】

灰色 猫

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「稜也の事が、判らなくなってるんです」

天音と稜也は、付き合って5カ月になる。
ちょうどお互いに遠慮が無くなって、自己主張がぶつかり合う時期だ。
3カ月から半年、一番危険な時期だった。

「二人で、話し合ってるの?」

「ええ、でも答えが出ないんです」

「聞かれたくないことも、聞いていい?」

「ええ、構いません」

「稜也はちゃんと避妊してる?」

「ちゃんとコンドームをつけてくれます」

「どこですることが、多いのかな?」

「彼の部屋です」

「稜也は体力がある。
疲れるほど、してない?」

「してます」

「私が稜也と寝たことは、知ってるでしょ?」

「何となく、判ってました」

「彼には、聞いて無いの?」

「怖いです」

「天音は、ちゃんと感じてる?」

「気持ちはいいけど、イケないです」

「でしょうね。この話の通りだと私でもイケない。
最初に天音の心配事である、私の事を話しておくね。
彼と寝たのは、1回だけ。
稜也は、私を愛していた訳じゃないの。
ただ、SEXしたかっただけ。
SEXの後に、誰か好きな子がいるのって聞いたら、天音って言ったの。
ひどい奴でしょう」

「まず彼の部屋でするのは、止めること。
天音が声を上げたら、隣に聞こえるような部屋でSEXしちゃダメ」

「し過ぎるのも、ダメね。
週末だけにした方が、盛り上がると思う。
彼にこれだけは言っといて。
恋愛は、チーム戦なの。
二人が協力し合わなきゃ、上手くいかない。
サッカーをやってた稜也なら、解るはずよ」

「お姉さんに相談して良かった。
ずっと、苦しかったんです」

「稜也は、大きな子供なの。
躾けていかなきゃダメよ。
貴方の事が大好きだから、安心して本音で話しあったらいい」

私が言ったら、天音は泣いていた。
よほど、辛かったんだろう。

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