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「このカレイの煮つけ、美味しいなあ。
甘い味付けが、超俺好みです」
彼は焼き蟹より、私が作った煮魚を褒めてくれた。
一切れ200円の冷凍カレイが、タラバ蟹に勝った。
「俺の為に作られた料理を、自分好みとはいい度胸だ」
「高代さん、この料理を毎日食べられるなんて幸せですよ」
彼が持って来た白ワインが、蟹とよく合う。
私は無口になって、食べていた。
「毎日じゃない、明日までだ」
「え、何で?」
「彼女は、俺の恋人になってくれない。
明後日から、自分のスケジュールがあるんだ」
「高代さんがいくら持っているか、知らないんですか。
大金持ちですよ」
「私は、人のお金には興味が無いんです」
「知り合って半年になるが、彼女にプレゼントしたのは5万円のリサイクル着物一着だけだ」
「田沢さんが、凄い女性って言った意味が解りました。
俺の周りには、いないタイプです」
吉田氏は、彼をラジオに引っ張り出した人物だ。
NetTVの番組で話している高代さんを見て、番組の企画を作った。
上層部に掛け合って、高校生も聞いている夜の時間帯にお金の話をするという企画だ。
時間帯聴取率は好調なようで、彼としては自慢の番組だった。
「高代さん、もうTVには出ないんですか?」
吉田氏が、聞いていた。
「もう出ない。
付き合いで出たけど、不勉強なディレクターが自分の思い通りにしようとする態度が嫌いだ」
彼は、もうマスコミに出るのが嫌になってると話した。
取材も、ほとんど断っているようだ。
「シンガポールの会社を通じて、有料メール配信サービスをしている。
俺の昔からの顧客向けだが、その収入の方が日本でマスコミに出る何倍もお金になる。
情報はタダと思ってる、日本ではやるだけ無駄だ。
まあラジオは、若い人向けにサービスしてるけどな」
彼の頭の中が、少し覗けた気がした。
甘い味付けが、超俺好みです」
彼は焼き蟹より、私が作った煮魚を褒めてくれた。
一切れ200円の冷凍カレイが、タラバ蟹に勝った。
「俺の為に作られた料理を、自分好みとはいい度胸だ」
「高代さん、この料理を毎日食べられるなんて幸せですよ」
彼が持って来た白ワインが、蟹とよく合う。
私は無口になって、食べていた。
「毎日じゃない、明日までだ」
「え、何で?」
「彼女は、俺の恋人になってくれない。
明後日から、自分のスケジュールがあるんだ」
「高代さんがいくら持っているか、知らないんですか。
大金持ちですよ」
「私は、人のお金には興味が無いんです」
「知り合って半年になるが、彼女にプレゼントしたのは5万円のリサイクル着物一着だけだ」
「田沢さんが、凄い女性って言った意味が解りました。
俺の周りには、いないタイプです」
吉田氏は、彼をラジオに引っ張り出した人物だ。
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上層部に掛け合って、高校生も聞いている夜の時間帯にお金の話をするという企画だ。
時間帯聴取率は好調なようで、彼としては自慢の番組だった。
「高代さん、もうTVには出ないんですか?」
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「もう出ない。
付き合いで出たけど、不勉強なディレクターが自分の思い通りにしようとする態度が嫌いだ」
彼は、もうマスコミに出るのが嫌になってると話した。
取材も、ほとんど断っているようだ。
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俺の昔からの顧客向けだが、その収入の方が日本でマスコミに出る何倍もお金になる。
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まあラジオは、若い人向けにサービスしてるけどな」
彼の頭の中が、少し覗けた気がした。
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