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32まだ話があるの
私がとまどっている間にヴィルが足を踏み出した。
「ば、ばいおれっと…すごくきれいだ。何だかもう、本当のお姫様みたいで…俺、やばっ、なんか。ああ…すげぇ興奮する」
「なによ!もう、ヴィルのバカ。そんな事言うなんて…私あなたにあったら一番にお礼を言うつもりだったのよ。こんな素敵なドレスありがとうって、なのに…ひどい」
「いや、違う。その、すごくきれいで思わず…変な事なんか考えてないから…そのドレス脱がせてみたいだとかそんな事はほんの爪の先ほども考えてないって、なあ信じてくれよ。バイオレット。ほら、機嫌直してくれよ」
ヴィルは子供みたいに私のそばに来て頬を手の甲でそっと撫ぜた。
その途端私の脳は欲情をきたしてしまう。彼にキスして欲しいなどと不埒な考えが浮かぶ。
何しろこの潤んだ瞳をしたヴィルときたら、やたら色っぽくて仕方がないのだ。
も、もうヴィル!!こんな時におかしな事するのはやめてよ!
「触るの禁止!」
「なっ!そんな事言ったって俺が抱いて行かないとバイオレットは夜会にも行けないだろう?そうだ。靴は?」
「ヒールの靴は無理だからこっちの短めのブーツで行こうかと思ってるけど…」
ブーツなら紐で調節が出来るので少し腫れている足首でも大丈夫なはずだから
「ああ、いい考えだ。俺が履かせるから。バイオレットほら、脚を出して」
私は仕方なくドレスの裾を持ち上げて脚を出す。もちろんベッドの端に腰かけて。
薄いシルクのストッキングは母の持っていたものを使ったのだが、幾度も洗って使かって来たからさすがに少しくたびれていた。
「これってシルクの?」
ヴィルが聞いたので私はうなずく。
「新しいのは高くて買えなくて、これは母のものでずっと大切にして来たから…」
「そうなんだ。今日はお母さんと一緒って事だな。こりゃあまり触れたら叱られるかな?とにかくすごくきれいだ。この網目なんかもう繊細で豪華なんてもんじゃないか。どれ、おみ脚を」
ヴィルは思っていた通りそれをおかしいなどと言わなかった。むしろ大切に使っていることを褒めてくれて。
膝を立ててしゃがむと私の脚を太ももの上に乗せた。
「だめよ。ヴィルの服が汚れちゃうから」
私は脚を引っ込める。
「汚れるわけないだろう。ほら、ここに乗せて」
私はこくんとうなずいてそっと脚を乗せる。
彼のたくましい筋肉の塊に触れて思わず脚の指をきゅって折り曲げた。
「もうバイオレット力抜いて…お、おい、まるであの時…ああ、もういいから、ここ乗せて。ったく」
何だか焦ったヴィルの声にふっと力を緩ませた。
ブーツをそっと脚先から入れてゆっくりゆっくり脚を入れていく。
私が痛がったりしないよう細心の注意を払っているらしく、彼の顔は真剣そのもので私はますます羞恥が増して行く。
「あの、ほら、ヴィル。もう片方は自分で出来るから…はぁ…」とため息。
私は少しでもヴィルと触れ合うのを避けようとする。
「だめ!反対の脚だって履くときこっちの脚も付かなきゃならないんだぞ。そんなの無理だろう?無理したらいけないって医者も言ってた。それにこんな事出来るのは今日が特別な日だからで、だからさぁ」
確かに自分で靴を履く体勢を想像してみる。
あっ、じゃあ痛い方の脚は自分で出来たのかも…そんなくだらない事に、はたと気づいてまたため息をついた。
「バイオレット今夜はあまりかがむなよ」
「えっ?」
私は前にかがみこんでいた。けど、どうして?
ヴィルと目が合う。彼は少しにやつきながら胸を指さした。
「もっ!ヴィルってば!」
私は両手で胸を隠した。
「さっきから見てたのね。ほんとに男の人っていやらしいんだから」
「何だよ。他にもそんな事したことあるみたいに…バイオレット?俺のほかにもいたのか?」
「はッ?何の事?」
脳内は???
「いや、そんな事ないか。だってお前初めてだったし、あの後お前は意識失くしたから俺がきれいにお前の身体を拭いたんだ。その時ちゃんと見たから、お前が純潔を俺にくれたって…だから他の奴になんか絶対に見せたくないから。だから…」
「もう、今日のヴィルったらそんな事ばっかり。なんだか変よ」
「大事な事だろう?俺とお前だけの繋がりなんだ。俺達のかけがえのない繋がりだから」
「ヴィル?」
彼を見上げた瞳は何度も瞬きを繰り返した。
どうしてこんな時にそんな事ばっかり言うの。私はあなたが信じれないのよ。
「いや、ごめん。何だかこんなきれいな女が俺のものになったんだって思ったら、俺なんかおかしくなりそうで…さあ、出来た。どうせ歩く事なんかさせないから安心しろ」
「じゃあ、どうやって階段を下りるつもり?」
「抱いて上がって抱いて下りる。当然だろう?そろそろ行くか?」
ヴィルが立ちあがってっすっと手を差しだした。
「あの…ヴィル。ちょっと待って…」
「そうだよな。やっぱ俺もキスしたい」
ヴィルが目を細めて私の目の前にかがんで来る。
私は慌ててそれを両手で止めた。
「ヴィル。待ってったら……」
彼はなんだ?って顔で私を見る。その瞳はものすごく優しい。
思わす胸が縄で締め付けられるみたいになって私大きくはぁ~と息を吐く。
さあ、はっきり聞かなくちゃ。そうでしょう?こんな気持ちのままじゃ…
「私、この前あなたが行政府の宿舎の前で女の人といるところを見たのよ。アルク兄さんの所に用があってその帰りに、もう日暮れ時で…でもあの人は絶対に女の人だった。その人はあなたに抱きついて…」
「うん?」
なんの事だ?って声が聞こえたかと思うくらいヴィルは平然とした顔で拳を顎に当てて考えている。
その拳がもう片方の手のひらを打つ。
「あっ、あの時か…あれは…俺の妹だ。名前はマリエッタ。もう仕事しててべズバルドルにいるんだ。あの日は久しぶりに訪ねて来て…ごめん。まだ話してなかった」
ヴィルはあっけらかんとして私に謝った。
私は張りつめていた身体中の空気が一気に抜ける。
「そうなの?なんだ。私はてっきりヴィルの彼女かと…」
「何だよそれ?俺がそんなことすると思ってるわけ?許せないなぁ。今夜またあれ。必要だよなバイオレット。もっともっと俺と繋がって俺と言う人間をよーく知ってもらわないと」
「もう、ばかばか。何言ってるのよ。そんな事出来るはずないから、昨日あんな事したのだって信じれないんだから」
私は猛然と拒否する。だってあんな事したのがばれたら…
「冗談。あんまり首振るとほら、髪乱れるぞ。せっかくキレイに結ってあるんだ」
ヴィルは笑いながら私の髪にそっと触れる。
そしてどこから取り出したのかうす紫色のエキザカムの花をそっと髪にさした。
「とってもきれいだ」
ヴィルは私を鏡の前に立たせた。
エキザカムの花ことばは(あなたを愛します)
「あなたってほんとに嫌な人!!」
私はそう言って彼の服の襟をそっと引いて口づけをした。
私はずっとわだかまっていた気持ちが、まるで淀んでいた水がろ過されたみたいにすっと透き通っていくような感覚になった。
ヴィルあなたを愛してる。心から。
「ば、ばいおれっと…すごくきれいだ。何だかもう、本当のお姫様みたいで…俺、やばっ、なんか。ああ…すげぇ興奮する」
「なによ!もう、ヴィルのバカ。そんな事言うなんて…私あなたにあったら一番にお礼を言うつもりだったのよ。こんな素敵なドレスありがとうって、なのに…ひどい」
「いや、違う。その、すごくきれいで思わず…変な事なんか考えてないから…そのドレス脱がせてみたいだとかそんな事はほんの爪の先ほども考えてないって、なあ信じてくれよ。バイオレット。ほら、機嫌直してくれよ」
ヴィルは子供みたいに私のそばに来て頬を手の甲でそっと撫ぜた。
その途端私の脳は欲情をきたしてしまう。彼にキスして欲しいなどと不埒な考えが浮かぶ。
何しろこの潤んだ瞳をしたヴィルときたら、やたら色っぽくて仕方がないのだ。
も、もうヴィル!!こんな時におかしな事するのはやめてよ!
「触るの禁止!」
「なっ!そんな事言ったって俺が抱いて行かないとバイオレットは夜会にも行けないだろう?そうだ。靴は?」
「ヒールの靴は無理だからこっちの短めのブーツで行こうかと思ってるけど…」
ブーツなら紐で調節が出来るので少し腫れている足首でも大丈夫なはずだから
「ああ、いい考えだ。俺が履かせるから。バイオレットほら、脚を出して」
私は仕方なくドレスの裾を持ち上げて脚を出す。もちろんベッドの端に腰かけて。
薄いシルクのストッキングは母の持っていたものを使ったのだが、幾度も洗って使かって来たからさすがに少しくたびれていた。
「これってシルクの?」
ヴィルが聞いたので私はうなずく。
「新しいのは高くて買えなくて、これは母のものでずっと大切にして来たから…」
「そうなんだ。今日はお母さんと一緒って事だな。こりゃあまり触れたら叱られるかな?とにかくすごくきれいだ。この網目なんかもう繊細で豪華なんてもんじゃないか。どれ、おみ脚を」
ヴィルは思っていた通りそれをおかしいなどと言わなかった。むしろ大切に使っていることを褒めてくれて。
膝を立ててしゃがむと私の脚を太ももの上に乗せた。
「だめよ。ヴィルの服が汚れちゃうから」
私は脚を引っ込める。
「汚れるわけないだろう。ほら、ここに乗せて」
私はこくんとうなずいてそっと脚を乗せる。
彼のたくましい筋肉の塊に触れて思わず脚の指をきゅって折り曲げた。
「もうバイオレット力抜いて…お、おい、まるであの時…ああ、もういいから、ここ乗せて。ったく」
何だか焦ったヴィルの声にふっと力を緩ませた。
ブーツをそっと脚先から入れてゆっくりゆっくり脚を入れていく。
私が痛がったりしないよう細心の注意を払っているらしく、彼の顔は真剣そのもので私はますます羞恥が増して行く。
「あの、ほら、ヴィル。もう片方は自分で出来るから…はぁ…」とため息。
私は少しでもヴィルと触れ合うのを避けようとする。
「だめ!反対の脚だって履くときこっちの脚も付かなきゃならないんだぞ。そんなの無理だろう?無理したらいけないって医者も言ってた。それにこんな事出来るのは今日が特別な日だからで、だからさぁ」
確かに自分で靴を履く体勢を想像してみる。
あっ、じゃあ痛い方の脚は自分で出来たのかも…そんなくだらない事に、はたと気づいてまたため息をついた。
「バイオレット今夜はあまりかがむなよ」
「えっ?」
私は前にかがみこんでいた。けど、どうして?
ヴィルと目が合う。彼は少しにやつきながら胸を指さした。
「もっ!ヴィルってば!」
私は両手で胸を隠した。
「さっきから見てたのね。ほんとに男の人っていやらしいんだから」
「何だよ。他にもそんな事したことあるみたいに…バイオレット?俺のほかにもいたのか?」
「はッ?何の事?」
脳内は???
「いや、そんな事ないか。だってお前初めてだったし、あの後お前は意識失くしたから俺がきれいにお前の身体を拭いたんだ。その時ちゃんと見たから、お前が純潔を俺にくれたって…だから他の奴になんか絶対に見せたくないから。だから…」
「もう、今日のヴィルったらそんな事ばっかり。なんだか変よ」
「大事な事だろう?俺とお前だけの繋がりなんだ。俺達のかけがえのない繋がりだから」
「ヴィル?」
彼を見上げた瞳は何度も瞬きを繰り返した。
どうしてこんな時にそんな事ばっかり言うの。私はあなたが信じれないのよ。
「いや、ごめん。何だかこんなきれいな女が俺のものになったんだって思ったら、俺なんかおかしくなりそうで…さあ、出来た。どうせ歩く事なんかさせないから安心しろ」
「じゃあ、どうやって階段を下りるつもり?」
「抱いて上がって抱いて下りる。当然だろう?そろそろ行くか?」
ヴィルが立ちあがってっすっと手を差しだした。
「あの…ヴィル。ちょっと待って…」
「そうだよな。やっぱ俺もキスしたい」
ヴィルが目を細めて私の目の前にかがんで来る。
私は慌ててそれを両手で止めた。
「ヴィル。待ってったら……」
彼はなんだ?って顔で私を見る。その瞳はものすごく優しい。
思わす胸が縄で締め付けられるみたいになって私大きくはぁ~と息を吐く。
さあ、はっきり聞かなくちゃ。そうでしょう?こんな気持ちのままじゃ…
「私、この前あなたが行政府の宿舎の前で女の人といるところを見たのよ。アルク兄さんの所に用があってその帰りに、もう日暮れ時で…でもあの人は絶対に女の人だった。その人はあなたに抱きついて…」
「うん?」
なんの事だ?って声が聞こえたかと思うくらいヴィルは平然とした顔で拳を顎に当てて考えている。
その拳がもう片方の手のひらを打つ。
「あっ、あの時か…あれは…俺の妹だ。名前はマリエッタ。もう仕事しててべズバルドルにいるんだ。あの日は久しぶりに訪ねて来て…ごめん。まだ話してなかった」
ヴィルはあっけらかんとして私に謝った。
私は張りつめていた身体中の空気が一気に抜ける。
「そうなの?なんだ。私はてっきりヴィルの彼女かと…」
「何だよそれ?俺がそんなことすると思ってるわけ?許せないなぁ。今夜またあれ。必要だよなバイオレット。もっともっと俺と繋がって俺と言う人間をよーく知ってもらわないと」
「もう、ばかばか。何言ってるのよ。そんな事出来るはずないから、昨日あんな事したのだって信じれないんだから」
私は猛然と拒否する。だってあんな事したのがばれたら…
「冗談。あんまり首振るとほら、髪乱れるぞ。せっかくキレイに結ってあるんだ」
ヴィルは笑いながら私の髪にそっと触れる。
そしてどこから取り出したのかうす紫色のエキザカムの花をそっと髪にさした。
「とってもきれいだ」
ヴィルは私を鏡の前に立たせた。
エキザカムの花ことばは(あなたを愛します)
「あなたってほんとに嫌な人!!」
私はそう言って彼の服の襟をそっと引いて口づけをした。
私はずっとわだかまっていた気持ちが、まるで淀んでいた水がろ過されたみたいにすっと透き通っていくような感覚になった。
ヴィルあなたを愛してる。心から。
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※「小説家になろう」「ベリーズカフェ」「ノベマ!」「カクヨム」にも掲載しています。