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第五章【愚者の時逆流】
第四幕『真相のタイムリープ』
若者を指導する年配の人間には、大まかに二種類の人間がいる。
一つは、若者の意見を全く聞かず、融通のきかないタイプ。自分の言うとおりに下の者を動かして、思うままにならない場合に激高する人間。
もう一つは、若者の意見でも真剣に耳を傾け、融通のきくタイプ。ある一定までは教示するが、あくまで自己発展や創意工夫を促す人間。叱り方も上手《うま》く、後にわだかまりを残さない。
村山徹は間違いなく後者にあたる。知恵があり、よく人の意見に耳を傾けるタイプだ。
「――アーカイブ・ホリック? それが、タイムリープを繰り返して、タイムスパイラルに陥った奴らの呼称なのか。わしもサリーさんも元アーカイブ・ホリックってことだよな?」
「うんうん!村さんすごいねぇー。一度でそこまで理解する人いないよ普通」
二人は行動拠点となるタワーに移動中、アーカイブ・ホリックについて話し合った。
「なあ、一つ訊くが……。あんたは誰にタイムリープを教わったんだ? 生まれつき知っていたなんてことはないだろ? わしはあんたが落としたメモを見て偶然タイムリープに成功しただけだからな」
村山はループする度に、占い師の書き残したメモを拾っていたからタイムリープできたのだ。
「うーん、なんでだろう? 誰かに教わったような気もするんだけどねぇ…。占いを勉強しているうちに知ったんじゃないのかなぁ……?」
会話を続けているうちにタワーが見えてきた。
村山はサリーにタワー三階の小部屋へと案内された。そこは、六畳ほどの部屋で、小さなベッドが一つ置いてあるぐらいだ。
「これは……現世《シャバ》の刑務所《ムショ》の方がまだいろいろあるんじゃないか?」
その部屋が現実世界と違うのは、テレビもトイレもないところだ。意識体なので排泄はしないし、テレビ放送があるわけでもない。
「あっ!でもね、食べることや飲むことは自由だよー。肉体の名残なんだって!あとお風呂は部屋の外にあるから自由に使ってもいいよん」
「やれやれ……こんな退屈そうな場所にこれから長いこと住まうのか……」
落胆しつつも村山は理解していた。これが、自業自得だということを。
「二階はあたしの部屋ねぇ。禁則事項でもあるんだけど、ここでは絶対に上司に逆らわないって約束してねぇ。上に全部監視されてるからねぇ……。逆らうとここにいる期間長くなるかもよー」
サリーは冷えたビールで喉を潤わしながら村山に注意している。
「……わかってるよ。サリーさんには逆らおうと思ってねえよ」
「あと、個人的なお願いなんだけどねぇ、あたしの部屋に来て襲ったりしないでねぇ!」
サリーに手渡された缶ビールを飲んでいた村山は思わず吹き出しそうになった。
「ぐぶぼっ!なに言ってやがるんだ……。あんた本来は七十歳だぞ!」
「失礼だなぁ!今は二十六歳だって言ったでしょー」
その後、タワー内部を案内された村山は一階の管理局事務所で道具《ツール》の説明を受けた。
「え? わしが巡回もするのか?」
村山には通常の道具に加えて工具箱が渡されている。
「うん、侵入者《アウター》は無線機に反応するんだけどね、例外もあるかもしれないから巡回するのも上からの命令の一つなんだぁ。それに、村さんは器用なタイプでしょ? すごく大事な仕事を任せたいんだけど……」
「まあ退屈しのぎになって、少しでも早くここから出られるならなんでもやるぞ」
「亜空間《ここ》はね、過去から未来まですべての時間を押し込めて停滞している場所なの。だから、時々不安定になって何もない空間にヒビが入ったりするんだぁ。巡回してそれを修復してほしいの!」
工具箱を開いた村山は道具を確認している。
「亜空間の亀裂ってやつか? SFっぽいな!要するに小さ過ぎるヒビは無線機に反応しないから、見回って発見次第修復するしかないってことだろ?」
「大正解ぃー!やっぱり理解力ある人がいると助かるなぁー」
「ところで、前に一緒にいたちびっ子はどうした? いないようだが……」
何度目かのタイムリープ時にいた小学生ぐらいの女の子の顔を思い出そうとしていた。
「村さん、あの子は明治生まれのタイムリーパーで、あたしより年上だよん。ここで一緒に仕事してたけどね、村さんが来たから他のエリアに転任したよー。一応、あたし達の上司だから会ったら気を付けてねぇ……怒らせると怖いんだよー!汁子ちゃん……あ、正しくはシルフィさんね」
「肝心な質問をしてなかったな。この懲役刑《おつとめ》はいつまで続くんだ? あんたは知らないのか?」
目を瞑って腕組みをしたまま、サリーは考え込んでしまった。
「どうなんだろうねぇ……? 実は私もよく知らないんだ。汁子ちゃんが言うには、ここにいる人の数は一定で、誰かが入ると誰かが抜けていくらしいよ。それがどんな順番なのか解んない」
「解んないんだけど……ここにいる時間はタイムリープの遡った時間とループした回数に関係がありそうなんだ。あくまで予想だけどねぇ」
それを聞いた村山は途端に可笑しくなってきた。
「ぷぷっ!それだとサリーさん最悪じゃねえか!五十年を六十六回だぞ!」
「はぁー……。そうだよねぇ……。汁子ちゃんは九十年を三十回だから、あたしのが長いのかなぁ」
この時、村山はシルフィが九十年を三十回ループしたという言葉に絶句した。
「村さんは考えたことない? 亜空間やタイムリープって、なんであるんだろうって」
タイムリープはあんたのせいだろう、と言いたかった村山だが言葉を飲み込んだ。
「ここは思い出や記憶の縁《よすが》じゃないのか? アーカイブ・ホリックじゃなくても、過去の記憶に執着する人間は迷い込みやすいんじゃないか?」
「なーるほどねぇ!そういう考え方もありだねー。うん、やっぱり村さんはすごいおじさんだね!」
あんたもすごい婆さんだね、と言い返したい村山は再び言葉を飲み込んだ。
「ただ、わしが一番気になってるのはタイムリープだ。これは誰がいつ考案した技術なんだろうな? 誰かが始めないと、わしらが知ることもなかったはずだからな……」
「あたしも昔からいる汁子ちゃんに訊いたけど、タイムリープっていう名前が時逆昇術や刻戻しの術とかいう名称が違うだけで昔からあったらしいよー」
こうして村山徹はサリーの下《もと》で管理者としての役割を担うことになる。
それがいつまで続くのか、誰にも解らないまま……。
日付のない世界にいくらかの時間が流れた。
「――次はアーケード街周辺の方へ行ってみるか」
タワーから離れた町の中心部、住宅街を村山は巡回していた。
すると、無線機が赤い反応を示した。赤い反応は、侵入者《アウター》の警告だ。
「場所からすると……バス停……いや違うな。アーケード街のロータリー付近か? ゆっくりだが、移動してるな」
侵入者《アウター》との接触は時々ややこしい事態に発展する。大人しく帰ってくれるならそれに越したことはないが、暴れたり抵抗する者もいる。
そんな、ややこしい事態にならぬよう願いながら村山は反応があった地点に急いだ。
一つは、若者の意見を全く聞かず、融通のきかないタイプ。自分の言うとおりに下の者を動かして、思うままにならない場合に激高する人間。
もう一つは、若者の意見でも真剣に耳を傾け、融通のきくタイプ。ある一定までは教示するが、あくまで自己発展や創意工夫を促す人間。叱り方も上手《うま》く、後にわだかまりを残さない。
村山徹は間違いなく後者にあたる。知恵があり、よく人の意見に耳を傾けるタイプだ。
「――アーカイブ・ホリック? それが、タイムリープを繰り返して、タイムスパイラルに陥った奴らの呼称なのか。わしもサリーさんも元アーカイブ・ホリックってことだよな?」
「うんうん!村さんすごいねぇー。一度でそこまで理解する人いないよ普通」
二人は行動拠点となるタワーに移動中、アーカイブ・ホリックについて話し合った。
「なあ、一つ訊くが……。あんたは誰にタイムリープを教わったんだ? 生まれつき知っていたなんてことはないだろ? わしはあんたが落としたメモを見て偶然タイムリープに成功しただけだからな」
村山はループする度に、占い師の書き残したメモを拾っていたからタイムリープできたのだ。
「うーん、なんでだろう? 誰かに教わったような気もするんだけどねぇ…。占いを勉強しているうちに知ったんじゃないのかなぁ……?」
会話を続けているうちにタワーが見えてきた。
村山はサリーにタワー三階の小部屋へと案内された。そこは、六畳ほどの部屋で、小さなベッドが一つ置いてあるぐらいだ。
「これは……現世《シャバ》の刑務所《ムショ》の方がまだいろいろあるんじゃないか?」
その部屋が現実世界と違うのは、テレビもトイレもないところだ。意識体なので排泄はしないし、テレビ放送があるわけでもない。
「あっ!でもね、食べることや飲むことは自由だよー。肉体の名残なんだって!あとお風呂は部屋の外にあるから自由に使ってもいいよん」
「やれやれ……こんな退屈そうな場所にこれから長いこと住まうのか……」
落胆しつつも村山は理解していた。これが、自業自得だということを。
「二階はあたしの部屋ねぇ。禁則事項でもあるんだけど、ここでは絶対に上司に逆らわないって約束してねぇ。上に全部監視されてるからねぇ……。逆らうとここにいる期間長くなるかもよー」
サリーは冷えたビールで喉を潤わしながら村山に注意している。
「……わかってるよ。サリーさんには逆らおうと思ってねえよ」
「あと、個人的なお願いなんだけどねぇ、あたしの部屋に来て襲ったりしないでねぇ!」
サリーに手渡された缶ビールを飲んでいた村山は思わず吹き出しそうになった。
「ぐぶぼっ!なに言ってやがるんだ……。あんた本来は七十歳だぞ!」
「失礼だなぁ!今は二十六歳だって言ったでしょー」
その後、タワー内部を案内された村山は一階の管理局事務所で道具《ツール》の説明を受けた。
「え? わしが巡回もするのか?」
村山には通常の道具に加えて工具箱が渡されている。
「うん、侵入者《アウター》は無線機に反応するんだけどね、例外もあるかもしれないから巡回するのも上からの命令の一つなんだぁ。それに、村さんは器用なタイプでしょ? すごく大事な仕事を任せたいんだけど……」
「まあ退屈しのぎになって、少しでも早くここから出られるならなんでもやるぞ」
「亜空間《ここ》はね、過去から未来まですべての時間を押し込めて停滞している場所なの。だから、時々不安定になって何もない空間にヒビが入ったりするんだぁ。巡回してそれを修復してほしいの!」
工具箱を開いた村山は道具を確認している。
「亜空間の亀裂ってやつか? SFっぽいな!要するに小さ過ぎるヒビは無線機に反応しないから、見回って発見次第修復するしかないってことだろ?」
「大正解ぃー!やっぱり理解力ある人がいると助かるなぁー」
「ところで、前に一緒にいたちびっ子はどうした? いないようだが……」
何度目かのタイムリープ時にいた小学生ぐらいの女の子の顔を思い出そうとしていた。
「村さん、あの子は明治生まれのタイムリーパーで、あたしより年上だよん。ここで一緒に仕事してたけどね、村さんが来たから他のエリアに転任したよー。一応、あたし達の上司だから会ったら気を付けてねぇ……怒らせると怖いんだよー!汁子ちゃん……あ、正しくはシルフィさんね」
「肝心な質問をしてなかったな。この懲役刑《おつとめ》はいつまで続くんだ? あんたは知らないのか?」
目を瞑って腕組みをしたまま、サリーは考え込んでしまった。
「どうなんだろうねぇ……? 実は私もよく知らないんだ。汁子ちゃんが言うには、ここにいる人の数は一定で、誰かが入ると誰かが抜けていくらしいよ。それがどんな順番なのか解んない」
「解んないんだけど……ここにいる時間はタイムリープの遡った時間とループした回数に関係がありそうなんだ。あくまで予想だけどねぇ」
それを聞いた村山は途端に可笑しくなってきた。
「ぷぷっ!それだとサリーさん最悪じゃねえか!五十年を六十六回だぞ!」
「はぁー……。そうだよねぇ……。汁子ちゃんは九十年を三十回だから、あたしのが長いのかなぁ」
この時、村山はシルフィが九十年を三十回ループしたという言葉に絶句した。
「村さんは考えたことない? 亜空間やタイムリープって、なんであるんだろうって」
タイムリープはあんたのせいだろう、と言いたかった村山だが言葉を飲み込んだ。
「ここは思い出や記憶の縁《よすが》じゃないのか? アーカイブ・ホリックじゃなくても、過去の記憶に執着する人間は迷い込みやすいんじゃないか?」
「なーるほどねぇ!そういう考え方もありだねー。うん、やっぱり村さんはすごいおじさんだね!」
あんたもすごい婆さんだね、と言い返したい村山は再び言葉を飲み込んだ。
「ただ、わしが一番気になってるのはタイムリープだ。これは誰がいつ考案した技術なんだろうな? 誰かが始めないと、わしらが知ることもなかったはずだからな……」
「あたしも昔からいる汁子ちゃんに訊いたけど、タイムリープっていう名前が時逆昇術や刻戻しの術とかいう名称が違うだけで昔からあったらしいよー」
こうして村山徹はサリーの下《もと》で管理者としての役割を担うことになる。
それがいつまで続くのか、誰にも解らないまま……。
日付のない世界にいくらかの時間が流れた。
「――次はアーケード街周辺の方へ行ってみるか」
タワーから離れた町の中心部、住宅街を村山は巡回していた。
すると、無線機が赤い反応を示した。赤い反応は、侵入者《アウター》の警告だ。
「場所からすると……バス停……いや違うな。アーケード街のロータリー付近か? ゆっくりだが、移動してるな」
侵入者《アウター》との接触は時々ややこしい事態に発展する。大人しく帰ってくれるならそれに越したことはないが、暴れたり抵抗する者もいる。
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