超廃課金勢のソシャゲ転生~俺がガチャを引いたら異世界者が転生してくる件について~

嵐を巻き起こす男

文字の大きさ
68 / 112
第1章 魔王軍VS地球軍編

第六十一話 魔王軍幹部テトVSシャルティアたん

しおりを挟む
「それでは、第5回戦シャルティアVSテト、召喚士対決だね。テト君、Sランクの召喚士を倒すチャンスだよ、頑張ってね! 両者、リングに上がってください!」
「負けないのだー」
「僕も、負けませんよ、シャルティアさん」
「試合開始!」


「最初から全力で行きますよ。フレアドラゴン召喚!」
「やらせないのだー」
「シャルティアが走り出す。テト、どう動く!?」


 シャルティアたんはフレアドラゴンが召喚される前に攻撃を入れようとした。だが……。


「サンダー」
「うわー、ビリビリするのだー」
「これは上手い! 魔法の使い方がとても上手です!」


 テト君は小さな雷を出してシャルティアたんを攻撃した。おそらく威力はかなり低いだろう。だが、召喚の時間を稼ぐという目的のためには充分だった。
 俺のテームドラゴンより少しだけ小さめのドラゴンが召喚された。だが、テームドラゴンとは圧力が違った。
 この前出会ったブリザードドラゴンと変わらないくらいは強いだろう。まあ、そこまで正確にわかるわけじゃないけど。


「ベビドラ召喚!」


 フレアドラゴンがシャルティアたんを足止めしている間に掌に乗るくらいなサイズのまんまるとしたドラゴンが召喚された。めっちゃ可愛いんだけど。


「どれだけ召喚しても無駄なのだー」
「そう言っていられるのも今のうちですよ」
「さあ、シャルティアどう動くか! 注目ですねー!」


 シャルティアたんはフレアドラゴンに向かって走り出した。


「フレアドラゴン、迎撃。ベビドラはその補助」
「グオォォォォォオ」
「おおっと!? フレアドラゴンのファイアーブレス炸裂!」
「当たらなければ意味はないのだー」

 シャルティアたんはフレアドラゴンのファイアーブレスをジャンプで躱し、ベビドラの追撃の火球も左手で弾き返した。そして、そのまま流れるようにフレアドラゴンに向かっていく。


「うりゃー!」
「グオォォォォォオ」
「シャルティアのパンチがフレアドラゴンにヒットした!」


 フレアドラゴンは反撃でファイアーブレスを放つが、シャルティアたんは焦らずに後ろに下がって躱す。


「流石ですシャルティアさん。けど、そんな攻撃じゃあまだまだうちのフレアドラゴンは倒されませんよ」
「ならもっと強く攻撃するだけなのだー」


 シャルティアたんはもう1度フレアドラゴンに向かって走り出す。フレアドラゴンも同じようにファイアーブレスを吐く。今度はもっと大きな範囲に向けて吐いたが、シャルティアたんはそれよりも高くジャンプして躱す。
 ベビドラも火球を放って追撃するが、同じようにシャルティアたんに片手で弾かれる。だが……火球を弾き返したシャルティアたんの目に映ったのは巨大な氷の球だった。


「テトの放った巨大な氷球がシャルティアに直撃する!」
「うわー」
「かかりましたねシャルティアさん。僕が召喚とちょっとだけの魔法で戦っていると思っていたでしょう? 僕はそこらの魔道士よりも強い魔法を使えますよ?」
「やられたのだー。けど、そんな攻撃じゃあ効かないのだー」
「言ってくれますね。でも、何発耐えれますかね?」
「その前にぶち殺すのだー」


 シャルティアたんは今度はテト本人に向かって走り出した。そして、攻撃はテトに当たったと思われた。だが……。


「テレポート、そしてブリザードボール」


 テトはテレポートで攻撃を受ける前にリングの端の方に逃げた。そして、攻撃を繰り出したシャルティアたんに向けてファイアーブレスと火球、遅れてテトの放った氷球がシャルティアたんを襲う。
 氷球はさっきよりもだいぶ大きかった。これが必殺技名を言った方がいい理由か。さっき必殺技名を言わなかったのは奇襲のためだろうか? まあ多分そうなんだろうな。


「うわー、これはやばいのだー」


 シャルティアたんはファイアーブレスを避け、火球を片手で弾き返し、氷球をもう片方の手で受け止めた……かと思ったら、火球を弾き返した手を添え、テトの方に向かって投げ返していた。むちゃくちゃだ。


「な、投げ返したー!? シャルティア、魔法を投げ返しました! 意味が分からない!」
「は!? え!? ちょっと待っ、グハッ」


 テトに氷球が直撃した。テトもまさか自分の放った氷球で倒れるとは思っていなかっただろう。
 テトの魔力供給が無くなったのか、召喚されたフレアドラゴンとベビドラは消滅していた。カードに戻ったのだろう。


「テト試合続行不可能ということで、シャルティアの勝利です!」
「やったー勝ったのだー」


「すごいな、シャルティアたん」
「ありがとうなのだー」
「これで、勝利した5人が出揃ったので、この中からバトルロワイヤル的な感じで全員がリングに入って、上位2人を決めます!」
「え? トーナメントじゃなかったのか?」
「5人だし、めんどくさいから仕様変更! 拒否権はないよ!」


 さすが魔王様、適当だな。まあ5人でトーナメントってのもシードとかめんどくさそうだし、妥当かな。


「出場者のみんな、それでいいよね?」
「なんでもいいのだー」
「ええ、私の勝ちは揺るぎないもの」
「ふん、いいだろう」
「ギャハッ、全然オッケーだぜ!」
「もちろんそれで大丈夫で御座います」
「それじゃあ、試合終わったばっかりだから、10分後、試合開始します!」
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~

空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。 もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。 【お知らせ】6/22 完結しました!

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

SSSレア・スライムに転生した魚屋さん ~戦うつもりはないけど、どんどん強くなる~

草笛あたる(乱暴)
ファンタジー
転生したらスライムの突然変異だった。 レアらしくて、成長が異常に早いよ。 せっかくだから、自分の特技を活かして、日本の魚屋技術を異世界に広めたいな。 出刃包丁がない世界だったので、スライムの体内で作ったら、名刀に仕上がっちゃった。

99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える

ハーフのクロエ
ファンタジー
 夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。  主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。

転生の水神様ーー使える魔法は水属性のみだが最強ですーー

芍薬甘草湯
ファンタジー
水道局職員が異世界に転生、水神様の加護を受けて活躍する異世界転生テンプレ的なストーリーです。    42歳のパッとしない水道局職員が死亡したのち水神様から加護を約束される。   下級貴族の三男ネロ=ヴァッサーに転生し12歳の祝福の儀で水神様に再会する。  約束通り祝福をもらったが使えるのは水属性魔法のみ。  それでもネロは水魔法を工夫しながら活躍していく。  一話当たりは短いです。  通勤通学の合間などにどうぞ。  あまり深く考えずに、気楽に読んでいただければ幸いです。 完結しました。

第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。

黒ハット
ファンタジー
 前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。  

転生したらスキル転生って・・・!?

ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。 〜あれ?ここは何処?〜 転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。

前世で薬漬けだったおっさん、エルフに転生して自由を得る

がい
ファンタジー
ある日突然世界的に流行した病気。 その治療薬『メシア』の副作用により薬漬けになってしまった森野宏人(35)は、療養として母方の祖父の家で暮らしいた。 爺ちゃんと山に狩りの手伝いに行く事が楽しみになった宏人だったが、田舎のコミュニティは狭く、宏人の良くない噂が広まってしまった。 爺ちゃんとの狩りに行けなくなった宏人は、勢いでピルケースに入っているメシアを全て口に放り込み、そのまま意識を失ってしまう。 『私の名前は女神メシア。貴方には二つ選択肢がございます。』 人として輪廻の輪に戻るか、別の世界に行くか悩む宏人だったが、女神様にエルフになれると言われ、新たな人生、いや、エルフ生を楽しむ事を決める宏人。 『せっかくエルフになれたんだ!自由に冒険や旅を楽しむぞ!』 諸事情により不定期更新になります。 完結まで頑張る!

処理中です...