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第1章 魔王軍VS地球軍編
第七十三話 演説
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俺は演説場に来ていた。結構広いし、民衆たちが大量に集まっている。やばい緊張してきた。演説の内容は考えてはきた。だけど、そこまで練習もしてないし、こんなん初めてだしな……足の震えが止まらないぜ……。
「大丈夫なのじゃ。お主は英雄、誰もがお主のことを讃えているのじゃ」
「私達も後ろにいるんですから大丈夫ですよ、ご主人様」
「最悪私が何とかするから魔王様に任せときなさい」
「ありがとうみんな! じゃあ、いくぞ」
魔王様を含めて6人で演説の舞台に向かって歩いていく。堂々とした態度で集まっている民衆たちを見渡す。そして、大きな声で演説を始めた。
「俺達は英雄軍だ! 今日はみんなに話があって来た!」
「うおおおおおおおお!」
「英雄様万歳!」
信者怖い。みんな俺の信者じゃねーか。いや、もう慣れてるけどな。むしろこの声援がないとって感じだわ。
「ありがとうみんな! みんなも知っていると思うが、俺達は悪さをしていた魔王を倒した! 今ここに来てくれているのはその魔王に操られていた元魔王だ! だが、安心してほしい。魔族は俺達と友好関係を結ぼうと言ってきてくれている! 無駄な争いはもうやめて、共に世界を救おうじゃないか!」
「うおおおおおおおお!」
「英雄様万歳!」
よし、これいけるな。確実にいける。声出してないやつほとんどいないもん。
「俺は今からみんなに悪い報告をしなければならない! この世界を滅ぼそうと攻めてくる奴らがいるんだ! この危機を乗り越えるためには、種族間の争いは止め、全ての種族が協力して侵略者共を迎え撃たなければならない!」
「うおおおおおおおお!」
「ここで現魔王であるスラルーカという魔族を呼んでいる! 一度この方の話を聞いてやってほしい!」
「私がスラルーカだ! 私達魔族はこの世界の永久の平和を願い、人類と協力したいと考えている! 私達に力を貸してはくれないか?」
「うおおおおおおおお」
「それでは魔族と人類が対等な関係で協力できるよう、友好関係を結ぶことに賛成のものは挙手してくれ!」
「うおおおおおおおお!」
よかった、ほぼ全員が挙手してくれていた。挙手してない人はパッと見では見当たらないが、いるのだろうか? 多分いないと思うけどね。この雰囲気で挙手しないやつはなかなかに勇気あると思うしな。
「ありがとうみんな! これで人類と魔族の友好関係は築かれた! 細かい内容はこちらで決めさせてもらうが、もちろん内容は公開する! さらに、侵略者への対処法も後で合わせて発表したいと思っている! 戦闘が出来る者は駆り出されるとは思うが、頑張ってくれ!」
「うおおおおおおおお!」
俺達は演説場から出て、少し待ってからギルマスのところに行った。
「お前達の演説よかったぞ! 魔族との友好関係はこちらで決めさせてもらうが、侵略者の対処法はお前達のほうが詳しいだろう。文章にまとめておいてくれ」
「わかりました」
侵略者の対処法っていっても、避難場所の掲示と戦闘の出来る者達の編成くらいだし、編成は俺達にどうこうできるものではないんだけどな。まあ、戦闘出来る者達はギルドに登録しているのがほとんどなので、ギルド側に決めてもらおう。
「すいません。ギルドに登録されている方を大体戦力が同じになるようにふたつのパーティーに分けてもらっていいですか? 出来れば明日の昼頃には決めておいてほしいのですが……」
「わかりました。英雄軍のメンバーも入れてで宜しかったですか?」
「あっ、すいません。英雄軍のメンバーは抜きで進めてください」
「かしこまりました」
危ない危ない。俺達は俺達でやらないといけないことがあるからな。幹部の仕事とか。まあ、魔王軍第六部隊は完全に軍人のおっちゃんに任せちゃってるけどまあいいだろ。エルフやドワーフ、それから人類の幹部的な役割を俺達で果たさないといけないからな。まあ、あとは精鋭部隊として少人数で……っていうか俺達だけで動く時もあると思うけど。
「非戦闘員の魔族以外の民衆たちは俺達が所有している塔の安全な場所に避難させてください。ワープゾーンを作っておくので」
「かしこまりました」
ちなみに魔族は魔王城に匿うつもりだ。多分魔王城のほうが安全だろうとは思うが、スマホでソール君に支持して塔の耐久性などを調べてもらったところ、なかなかに頑丈だと言っていた。アイテムをしっかり使って塔を爆破しようとしても無理だったらしいから、結構安全だと思う。塔で迎撃も出来るしね。
あとは人数の問題だが、アイテムを使うことで問題無く全員匿えるそうだ。
ということで、そういう仕事は全てギルドに押し付けておいた。ドワーフもエルフのおかげで友好関係が結べたそうだし、やることなくなったな。ソール君のところに行って塔がどれほど変わったか調べるか。「色々改造して凄くなってます」ってソール君が言ってたし、楽しみだな!
「大丈夫なのじゃ。お主は英雄、誰もがお主のことを讃えているのじゃ」
「私達も後ろにいるんですから大丈夫ですよ、ご主人様」
「最悪私が何とかするから魔王様に任せときなさい」
「ありがとうみんな! じゃあ、いくぞ」
魔王様を含めて6人で演説の舞台に向かって歩いていく。堂々とした態度で集まっている民衆たちを見渡す。そして、大きな声で演説を始めた。
「俺達は英雄軍だ! 今日はみんなに話があって来た!」
「うおおおおおおおお!」
「英雄様万歳!」
信者怖い。みんな俺の信者じゃねーか。いや、もう慣れてるけどな。むしろこの声援がないとって感じだわ。
「ありがとうみんな! みんなも知っていると思うが、俺達は悪さをしていた魔王を倒した! 今ここに来てくれているのはその魔王に操られていた元魔王だ! だが、安心してほしい。魔族は俺達と友好関係を結ぼうと言ってきてくれている! 無駄な争いはもうやめて、共に世界を救おうじゃないか!」
「うおおおおおおおお!」
「英雄様万歳!」
よし、これいけるな。確実にいける。声出してないやつほとんどいないもん。
「俺は今からみんなに悪い報告をしなければならない! この世界を滅ぼそうと攻めてくる奴らがいるんだ! この危機を乗り越えるためには、種族間の争いは止め、全ての種族が協力して侵略者共を迎え撃たなければならない!」
「うおおおおおおおお!」
「ここで現魔王であるスラルーカという魔族を呼んでいる! 一度この方の話を聞いてやってほしい!」
「私がスラルーカだ! 私達魔族はこの世界の永久の平和を願い、人類と協力したいと考えている! 私達に力を貸してはくれないか?」
「うおおおおおおおお」
「それでは魔族と人類が対等な関係で協力できるよう、友好関係を結ぶことに賛成のものは挙手してくれ!」
「うおおおおおおおお!」
よかった、ほぼ全員が挙手してくれていた。挙手してない人はパッと見では見当たらないが、いるのだろうか? 多分いないと思うけどね。この雰囲気で挙手しないやつはなかなかに勇気あると思うしな。
「ありがとうみんな! これで人類と魔族の友好関係は築かれた! 細かい内容はこちらで決めさせてもらうが、もちろん内容は公開する! さらに、侵略者への対処法も後で合わせて発表したいと思っている! 戦闘が出来る者は駆り出されるとは思うが、頑張ってくれ!」
「うおおおおおおおお!」
俺達は演説場から出て、少し待ってからギルマスのところに行った。
「お前達の演説よかったぞ! 魔族との友好関係はこちらで決めさせてもらうが、侵略者の対処法はお前達のほうが詳しいだろう。文章にまとめておいてくれ」
「わかりました」
侵略者の対処法っていっても、避難場所の掲示と戦闘の出来る者達の編成くらいだし、編成は俺達にどうこうできるものではないんだけどな。まあ、戦闘出来る者達はギルドに登録しているのがほとんどなので、ギルド側に決めてもらおう。
「すいません。ギルドに登録されている方を大体戦力が同じになるようにふたつのパーティーに分けてもらっていいですか? 出来れば明日の昼頃には決めておいてほしいのですが……」
「わかりました。英雄軍のメンバーも入れてで宜しかったですか?」
「あっ、すいません。英雄軍のメンバーは抜きで進めてください」
「かしこまりました」
危ない危ない。俺達は俺達でやらないといけないことがあるからな。幹部の仕事とか。まあ、魔王軍第六部隊は完全に軍人のおっちゃんに任せちゃってるけどまあいいだろ。エルフやドワーフ、それから人類の幹部的な役割を俺達で果たさないといけないからな。まあ、あとは精鋭部隊として少人数で……っていうか俺達だけで動く時もあると思うけど。
「非戦闘員の魔族以外の民衆たちは俺達が所有している塔の安全な場所に避難させてください。ワープゾーンを作っておくので」
「かしこまりました」
ちなみに魔族は魔王城に匿うつもりだ。多分魔王城のほうが安全だろうとは思うが、スマホでソール君に支持して塔の耐久性などを調べてもらったところ、なかなかに頑丈だと言っていた。アイテムをしっかり使って塔を爆破しようとしても無理だったらしいから、結構安全だと思う。塔で迎撃も出来るしね。
あとは人数の問題だが、アイテムを使うことで問題無く全員匿えるそうだ。
ということで、そういう仕事は全てギルドに押し付けておいた。ドワーフもエルフのおかげで友好関係が結べたそうだし、やることなくなったな。ソール君のところに行って塔がどれほど変わったか調べるか。「色々改造して凄くなってます」ってソール君が言ってたし、楽しみだな!
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