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第二部 第二章
21 佐知子の提案。
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「ねぇ……あなた本当に私の故郷の言葉話してるのね……」
すると違う部屋の女性達もそっと顔を覗かせた。
「え……」
戸惑う佐知子に、
「久しぶりに故郷の言葉を聞いたわ! 懐かしくて泣きそう!」
一人の女性が顔に手を当て涙ぐむ。その言葉に佐知子は、あ……と言葉を失くした。
皆、難民で故郷を何らかの事情で失くすか追いやられここにやって来た。
それに女性は基本、会話が好きだ。今まできっと話したいのに話せなかったに違いない。
佐知子はぎゅっとこぶしを握り、体に力を入れた、そして……
「あの! 良かったら集まって皆さんでお話しませんか? 私が通訳しますから! えっと……あの真ん中の絨毯ででも!」
と、緊張した面持ちで提案した。すると、わぁ! と声が上がる。
しましょう! ぜひ! や、したいしたい! などの声が聞こえて来て、佐知子はほっと安堵する。
皆で一緒に話そうなんて提案、何だかいい子ちゃんぶっているみたいで受け入れられるか心配だった佐知子。
だが皆嬉しそうで提案して良かったと思った。
皆は、それぞれの部屋へお茶の用意をしに戻る。
「ノーラさん、すみません。本当はノーラさんの様子聞きに来たのに……」
申し訳なさそうに佐知子はノーラに謝った。
「いいのよ。見ての通り元気だし、機会はいつでもあるわ。私もお茶会に参加するし」
笑顔でノーラは答える。
「ありがとうございます! すみません!」
やっぱりノーラさんはいい人だ。と、思いながら、佐知子は向かいに座っている二人にも声をかけた。
「お二人は……どうしますか?」
すると、
「もちろん参加よ!」
ホン国の近く出身の女性は嬉しそうに答えるが、
「私はみんなでわいわいっていうのはねぇ……」
と、初老の女性は渋っていた。
「無理に……とは言いません……」
すみません。と、佐知子は会釈する。
「まぁ……故郷の言葉を聞いてるだけでもいい気分だからね、どれ行くかい」
しかし、初老の女性はそう言って立ち上がった。え……と、佐知子は思う。
「あの人、素直じゃない所あるから」
ノーラが苦笑しながら耳打ちしてくれた。あ。と、佐知子も苦笑した。
そうして、中央の絨毯で、故郷を懐かしむお茶会がはじまった。
すると違う部屋の女性達もそっと顔を覗かせた。
「え……」
戸惑う佐知子に、
「久しぶりに故郷の言葉を聞いたわ! 懐かしくて泣きそう!」
一人の女性が顔に手を当て涙ぐむ。その言葉に佐知子は、あ……と言葉を失くした。
皆、難民で故郷を何らかの事情で失くすか追いやられここにやって来た。
それに女性は基本、会話が好きだ。今まできっと話したいのに話せなかったに違いない。
佐知子はぎゅっとこぶしを握り、体に力を入れた、そして……
「あの! 良かったら集まって皆さんでお話しませんか? 私が通訳しますから! えっと……あの真ん中の絨毯ででも!」
と、緊張した面持ちで提案した。すると、わぁ! と声が上がる。
しましょう! ぜひ! や、したいしたい! などの声が聞こえて来て、佐知子はほっと安堵する。
皆で一緒に話そうなんて提案、何だかいい子ちゃんぶっているみたいで受け入れられるか心配だった佐知子。
だが皆嬉しそうで提案して良かったと思った。
皆は、それぞれの部屋へお茶の用意をしに戻る。
「ノーラさん、すみません。本当はノーラさんの様子聞きに来たのに……」
申し訳なさそうに佐知子はノーラに謝った。
「いいのよ。見ての通り元気だし、機会はいつでもあるわ。私もお茶会に参加するし」
笑顔でノーラは答える。
「ありがとうございます! すみません!」
やっぱりノーラさんはいい人だ。と、思いながら、佐知子は向かいに座っている二人にも声をかけた。
「お二人は……どうしますか?」
すると、
「もちろん参加よ!」
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「私はみんなでわいわいっていうのはねぇ……」
と、初老の女性は渋っていた。
「無理に……とは言いません……」
すみません。と、佐知子は会釈する。
「まぁ……故郷の言葉を聞いてるだけでもいい気分だからね、どれ行くかい」
しかし、初老の女性はそう言って立ち上がった。え……と、佐知子は思う。
「あの人、素直じゃない所あるから」
ノーラが苦笑しながら耳打ちしてくれた。あ。と、佐知子も苦笑した。
そうして、中央の絨毯で、故郷を懐かしむお茶会がはじまった。
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