異世界に迷い込んだ俺は異世界召喚された幼馴染と再会した

たたたかし

文字の大きさ
23 / 133
人間に会う編

6.買い物に行く。きづいてしまったことがある

しおりを挟む
 俺は服を買いに服屋へ向かった。
 村には服屋は二つある。高い方と、安い方だ。もちろん俺は安い方へ行った。

「いらっしゃいませ~」

 服屋の中は割と普通の服屋だった。
 服はハンガーにかかっていたり、畳まれたりしていた。

 ただ、服の種類が少ない。無地の麻の服や、染められた麻の服、ちょっと奇抜な麻の服。固そうな革のジャケット。など。
 子供用のサイズは少ないがちゃんとあった。

 俺は無難な、無地の麻の服を着てみた。

 めっちゃゴワゴワする。今後着る気がしねぇ。
 でも、みんな、これを着て歩いているし、一応買っとこう。
 ただズボンは買わなくていいや、股ずれしそうだ。

 俺は無地の麻の服(二千メダ)を買って服屋を出た。

 俺はこの服を着る時が来るのだろうか。

 
 次に向かったのは勿論、武具屋だ!
 ワクワクが止まらない!兵隊の鎧とか着たい。弓矢持ちたい。かっこいい剣とか持ってみたい。

 考えているうちに、武具屋についた。

「いらっしゃい」
そこには、少しごついおじさんが立っていた

「こ、こんにちは、防具を探しているんですけど」

「坊主が使うやつか?それなら……これとこれとこれだな」

 出された防具は
 兵隊の鎧のようなかっこいい装備(十万メダ)

 皮の胸当てをメインとした装備(二万メダ)

 金属の軽い装備(六万メダ)

 が出てきた。
 迷わず俺はかっこいい装備を選んだ。

「あのこれ着てみても良いですか?」

「これか?いいぞ?着方わかるか?」

「わからないので、お願いします」
 と言っておじさんに着せてもらった。

 動くとガチャリ、ガチャリと音がなる、まじかっこいい。と、思っていた。

着てしばらく経つと考えは変わる。

 動きづらい。死なないための防具で、死ぬ危険性が上がる。
 しかも暑い、ガチャガチャ音もだんだん腹が立ってくるくらい暑い。

 よくこんなもん着れるな。

 金属の軽い装備も、皮装備も若干の動きづらさに腹が立ってくる。

 俺は防具を買うのをやめた。武器は欲しかったが、刀があるのでやめた。

 何も買わずに店を出た。

 今までこの服でやってきていたわけだし、破れても魔法の引き出しから出せば服なんていくらでも出せる。
 皮や金属なんてつけてたところで死ぬときは死ぬんだから別にいらない。
 と、結論づけた。

 何も買わなかったので七万近くメダがある。ニルファさんに感謝の贈り物を買えると思い、宝石屋さんに行ったが、何も買わなかった。

 宝石たかぃぃ!

 俺は金属細工のお店に行った。

 ここなら買えるかなぁ、すごい綺麗なものがいっぱいある。ニルファさんにはブレスレットをあげたいな。と思い、ブレスレットがいっぱい並んでいるところを見た。すると、

「どのようなものを求めていますか?」
 と聞かれたので

「家族に送るようなブレスレットってありますか?」
 と言ったら、「ございます」と言われオススメのブレスレットを出された。

 銀のブレスレットだった、凄い綺麗なブレスレットだが、見た目はシンプルであまり豪華そうではない。普段つけられそうなブレスレットだ。

「いくらですか?」

「五万メダでございます」

 子供に五万メダのもん買わせんのかよ。服装で金持ってるって思われたな。

「買います」
 買いますよそりゃ、店員さんもわかってるね。この商売上手が!

「ありがとうございます、商品は贈り物用でラッピングしておきますね」

「は、はい」

 俺はブレスレットを買って店を出た。
 ちょうど暗くなりそうになってきた頃だったので、家に帰った。

 まだニルファさんは帰ってきていないので、ご飯を作っていると「ただいまー」とニルファさんが帰ってきた。
 贈り物を渡すと考えていると、ちょっとドキドキした。

 夕飯を食べた後。

「ニルファさん」

「なーに」
 ヤベ緊張する。

「こ、これ、いつもありがとぅ」
 ギリギリ噛んでない、セーフ。

「え、これわたしくれるの!?」
 と箱からブレスレットを出して確認してきた。

 少しからかいたくなったので。

「あげないって言ったら、どうする?」
 と言ってみたら。

「え、くれないの?」
 としょんぼりしてしまった。

「う、嘘だよ、そのブレスレットはいつものお礼にあげるよ!いつもありがとう」
 と早口で言うと。

「ふふ、ありがとねゆうた!毎日つけるからこれ!」

 かなり喜んでくれたみたいでよかったなぁ

 その日、ニルファさんは、ブレスレットをつけたまま寝ていた。
 次の日にもブレスレットをつけたまま仕事へ向かっていった。


 俺は朝、ゴッロニャー三体討伐の依頼と木を加工場に運ぶ依頼を受けて、ゴッロニャーがよく出る場所でシシオウとたわむれていた。

「明日引越しの準備するからな、待ってろよー」

「グゥ」

「まあ、なるべく急ぐからな、あと少し我慢してくれよ」

「ガゥ」

 納得してくれたみたいだった。
 朝のうちにゴッロニャーを討伐して、昼に、木こりが切った気を加工場に運んでいると、もう夕方になっていた。

「坊主がいてくれて助かったよ、また依頼するぜ!」
 と加工場の人に言われて。

「ありがとうございます!」
 と答えておいた。


 その日の夜。

「ニルファさん、明日はついに引越しだね」

「そうだねー、シシオウくんも外に出たいって言ってるんでしょう?早く土地を所有する許可をもらわなきゃね」

 この村の土地は、森を自分で開拓して、その土地の所有権を申請すると、村長から土地の所有権がもらえる。
 自分の土地となると、管理は所有者がやらなければならないけれど、かなりいい条件だと思う。
 村の近くの未開拓の場所には目をつけてあるので後は許可をもらって、開拓するだけだ。

「朝一番に村長のところへ行こう」

「そうだねー」

 そんなような会話を、しばらくしていると、ふと疑問に思ったことをニルファさんに聞いた。

「そういえば今日の朝、受けられそうな依頼を探してたんだけど、気になった依頼があって」

「うーん?なにかな、ゆうたくん、私が知っていることはなんでも教えましょう」

 なんで先生キャラなんだよ。

「その依頼書に、剣術スキル持ち求って書いてあったんだけど、スキルってどうやって確認するの?」

「え……そっか、そうだよ。ゆうたは知らないんだよね。
 えーっとねー、シューニャで生まれた子供は四歳になると『スキル授与の儀』って言うのを教会でするの。
 授与と言っても元々その子にある才能を確認する儀式なんだけど、シューニャのイベントみたいなものだからかっこよく授与って言ってるんだよ。
 ちなみに私は【記憶力向上】って言うスキルを持ってます!
 この村には教会が無いけど、もし行く機会があったら確認しに行こうね!」

 シューニャにはスキルというものがある、先天的スキルと後天的スキル、先天的スキルにはその人の才能があるスキルで、そのスキルはとても伸びやすい、後天的スキルは頑張って手に入れるスキルで先天的なスキルよりも伸びない。

 それは知っていたけど、教会に行かなきゃ確認できないのは知らなかったなぁ。

 いつか行けるといいなぁ。
しおりを挟む
感想 91

あなたにおすすめの小説

30年待たされた異世界転移

明之 想
ファンタジー
 気づけば異世界にいた10歳のぼく。 「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」  こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。  右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。  でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。  あの日見た夢の続きを信じて。  ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!  くじけそうになっても努力を続け。  そうして、30年が経過。  ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。  しかも、20歳も若返った姿で。  異世界と日本の2つの世界で、  20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。

神様、ちょっとチートがすぎませんか?

ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】 未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。 本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!  おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!  僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇  ――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。  しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。  自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。 へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/ --------------- ※カクヨムとなろうにも投稿しています

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。 間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。 多分不具合だとおもう。 召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。 そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます ◇ 四巻が販売されました! 今日から四巻の範囲がレンタルとなります 書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます 追加場面もあります よろしくお願いします! 一応191話で終わりとなります 最後まで見ていただきありがとうございました コミカライズもスタートしています 毎月最初の金曜日に更新です お楽しみください!

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?

サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。 *この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。 **週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**

処理中です...