異世界に迷い込んだ俺は異世界召喚された幼馴染と再会した

たたたかし

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人間に会う編

10.事件が鎮圧して。へぇ、そんなことがあったんだー

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 魔物騒動は次の日の昼には、すぐに収まっていった。

 なんでも、早朝から冒険者ギルドが、冒険者を集めて、調査をしたらしいのだが。
 胴体と首が一刀両断されていた魔物が、森側とは逆の方向の少しいったところで、倒れていたらしい。

 切り口からして、人間の手によるものとわかったのだが、巨大な魔物を一刀両断できるほどの、実力を持つものが、この村にいないので、
 少し不思議な感じになって事件が収まった。

 この事件を昼に聞かされた俺は、刀で斬ったのは、やらかしたと思った。

 別に十二歳の少年が斬ったなんて誰も思わないだろうが、気付く人がいる。しかもその人には、一番気づかれたくない。

「ユウタクン、チョットキナサイ」

「はい……」

 そう、ニルファさんに、バレたのだ。
 まじで怖くて、怒られたくないので。
 最初はシシオウのせいにした。シシオウが風魔法で切ったんだよって言ったら。
 余計怒られた挙句、ニルファさんに泣かれてしまった。

 あ、やらかしたな。
 ニルファさんは本当に心配してて、約束を破って、嘘をついてしまった。

「……ごめんなさい。本当にごめんなさい、反省してます」

 謝るだけじゃ足りないことをしてしまったと思うけど、謝ることしかできない。


「次から、こんなことしないでよ。ゆうたは危なくないと思っているかもしれないけど、そういうことじゃないから」

「うん、ごめんね」

「わかったなら、いいよ。それと、怪我をしていた冒険者の人たちが、呼んでたからゆうたに話しかけたんだ。
 案内するからついてきて」

 と言われて二階の相談室みたいなところへ、連れていかれた。

ニルファさんは仕事だからといって、戻っていった。

 ドアを開けると、そこには、怪我をしていた冒険者達が座って待っていた。

「おぉ、きてくれたか」
 と怪我をしていた人がいった。

「おっとすまない、自己紹介がまだだったな、俺はマードよろしく」
 怪我人はマードさんと言うらしい。
 ちなみにマードさんの怪我はもう見る影もないくらい、治っている。

「俺はハラストだ」
 と、昨日叫んだ人が自己紹介をした。目が赤く腫れている。
 多分この人は昨日からずっと泣いてた。

「俺はカルロンだよろしく」
 と、俺達だけにさせてくれと言った人が自己紹介をした。

「僕はオーネスですよろしく」
 と、俺をマードさんから引き剥がした人が自己紹介した。

「えーと、中森 ゆうた、ゆうたです」
 と軽く挨拶しといた

「始めに、俺の命を助けてくれてありがとう。今回来てもらったのはそのお礼と提案をしに来たんだ」

「お礼と提案ですか?」

「そうだ、まず俺は君に命を救ってもらった、そのお礼をしたいんだ。だが命を救ってもらっただけのお礼なんてとてもじゃないができない。
 だから提案したいんだ」

「提案、ですか?」

「俺たちは見ての通りパーティを組んでいてね、『叫びの剣』という名でやっている。一応全員B級冒険者だ」
 と言って銀のライセンスを見せてきた。

「おぉ、すごいですね」

「それでだ、もし君が嫌でなければだが、俺たちとパーティを組んで欲しい。少しずつ俺たちのパーティで恩返しをさせて欲しいんだ。
 君は冒険者見習いだということは聞いた。冒険者見習いはある程度依頼を制限されている。
 しかし、俺たちがいれば、安全に、実践的に冒険ができる。どうだろうか?」

 つまり、俺は冒険者見習いだから、危険な依頼を受けられないように制限されている。
 だが、『叫びの剣』がいれば安全に依頼をこなせるし、
 俺が成人した時にはB級冒険者には、かなりの確率でなっている。
 
 俺のようにずっと冒険者をやるつもりの人にとっては、割といい条件だと思う。
 B級冒険者になれば。豪遊しなければお金に困ることは滅多にない。つまり、安定した生活を送れるということだ。

 だが、俺はこの提案を受けない。


「すみません、その提案は受けられません」

「そうか、参考程度に、どうしてか、聞かせてもらえないか?」

「まず、俺は冒険者見習いをしていますが、冒険者のランクをそこまで急いで上げようとしていません。食べる分には困らない程度に、稼いでいますし。
 何より…さっき姉に、約束したばっかなんですよ。危ないことをしないって。
 だから提案を受けることができません」

 それにシシオウもいるし。

 一緒に冒険するなら、あいつとがいいしな。
 まあ、会うことはもうないだろうけど。

 危ない危ない。胸がギュッてくるところだった。

「そうか……じゃあ、俺たちはどうやって君に恩返しをすればいいんだろうか、欲しいものはあるか?」

「そうですねー、欲しいものはないですね。あ……そうだ」

「どうした?なんか思いついたか?」

「マードさん達はどこからきたんですか?」

「俺たちはレノス王国の王とから来た。王都に欲しいものがあるのか?ここからだと時間はかかるが何が欲しいんだ?」

「いや、そうじゃなくてですね。俺が大人になったら、レノス王国を案内してくださいよ!それがお礼です。
 だから、それまで生きていて下さいね」

「わかった。必ずお礼はさせてもらう。」

「ありがとうございます」

「ところで君は例の魔物が倒されたことは知っているか?」

 ギクッ

「え!!魔物倒されたんですか?いつですか?」
 俺は知らない、俺は知らない、俺は知らない。

「ああ、早朝に調査をしてな。なんでも俺たちを痛めつけた魔物が一刀両断されていたらしい。この村には相当な手練れがいるんだな」

「へぇー、そんなことがあったんだなぁ。じゃあ、しばらくしたら外へ出られるんですね!よかった!!」

「お、おう、そうだな、君はそんな元気だったんだな。それともそんなに外に出たいのか?」

 やべ、喜び過ぎた。

「あ、外に出れるって知るとやっぱり、冒険者の血が騒ぎますねー、見習いですけど」

「そうか」

「はい!!」

 と言って、話が終わって、またお礼をされて、俺は家に帰った。
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