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学園生活編
希望用紙!
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――コンコンッ
「ムーンちゃん?おーい!!」
アールドは朝早く起きて、ムーンの部屋の前に来ていた。
――コンコンコンコンッ
「おーい!」
――ガチャガチャッ…カチャッ
「あ、開いた…。」
ムーンを起こすために、ドアノブをガチャガチャと鳴らしていたら、ドアが開いてしまった。
「もう…しっかりと、鍵はかけないとだめだよ?」
「ぐがー。」
「早く起きて!朝ごはん行くよ!」
部屋に入るとムーンはまだ、ぐっすりと眠っていた。
アールドはムーンの体を揺らしながら、声をかけて起こした。
「うーん…。アールド、おはよー。」
ムーンは朦朧とした意識のまま、体を起こした。
「早く準備してー!食堂に行くよ!」
アールドは「しっかりしてよー。」と呆れながら、着替えを手伝った。
――食堂
「いやー。朝弱くってさー!」
「もう…。あまり食べる時間ないから、早く食べないとね。」
「明日は頑張って起きるよー。」
「お願いね。あと、鍵はちゃんとかけようね?」
ムーンはアールドに返事をしながら、皿いっぱいに盛った料理をガツガツと食べていた。
「そろそろ、部屋に戻って制服着てこよっか。」
「そうだねー。」
二人は部屋に戻り、制服に着替えてから学園へと向かった。
「ここが教室かー。」
「そっか。ムーンちゃん、今日が初めてだもんね。」
「アールドと同じクラスで良かったよー。」
「まぁ、どっちもSクラスだもんね。」
ムーンはアールドと同じクラスだった事にとても安心した様子だった。
「まあ私、頭いいしー。Sクラスなのも当たり前かもー!」
「いや、ムーンちゃんの場合は戦闘の実力とかだと思うよ?」
ムーンとアールドが何気ない話をしていると、教室にだんだんと生徒が入ってきた。
「あ!ムーンちゃん来てるじゃん!」
「ほんとだ!おはよう、ムーンちゃん!」
生徒たちはムーンの周りに集まり始め、色々と話し始めた。
「私、リシェル・エルディア!リシェルって読んでね!一応は貴族の生まれだよ!」
「へー。ってことはお嬢様的な?」
「小さな街の貴族だけどね。王位継承権も六位だし、普通の女の子と変わらないわ。」
貴族だと言うことを忘れてしまいそうなほど、王位継承権に興味がない様子だった。
「そうなんだー。貴族って王位継承権の順位争いとかあるイメージだよー。実際どうなのー?」
「今の時代、権力争いとかは少なくなってきてるわね。私の家も家族みんな仲が良くて、メイドの子たちとも上手くやってるわ。」
「へー。けっこう、イメージと違ったかも。」
――ガラガラ
「はーい!みんな席に座ってー!ホームルームを始めるわよー。」
話に熱中していると、セリナ先生が教室に入ってきてホームルームを始めた。
「あら、今日はちゃんと来てるのね。ムーンちゃん。」
「はい!おはようございます!」
「元気ねー。分からないことがあったら、お友達やアールドくんに聞くのよ?」
「分かったー!」
二人の雰囲気はとても似ていて、どちらもふわふわとした性格で落ち着く声だった。
「じゃあ、この前配った希望用紙、集めちゃうわねー。後ろから集めてきてねー!」
先生の声かけで、一番後ろの席の子たちは自分の列の生徒たちの希望用紙を集め、先生へと渡していった。
「うん!全員、提出されてるわね!じゃあ、みんな一日頑張ってね!」
「はーい。」
「あ、そうそう。ムーンちゃんとアールドくんはお昼休みに職員室に来てねー!」
「分かりましたー。」
――昼休み
「「失礼します!」」
二人はノックをすると、声を揃えながら職員室へと入っていった。
「あ、二人とも来たわね。希望用紙に書いてあった通り、ムーンちゃんは書記、アールドくんも書記希望で間違いないわよね?」
「はい!」
「じゃあ、来週から選挙前演説の期間が始まるから、タスキを作るのと、推薦してくれる子を探しておいてね。毎年、生徒会役員に立候補したい人を推薦する人が、選挙前演説の時に頑張ってくれるのよ。」
「そうなんですね。見つけておきます。」
「じゃあ、頑張ってねー!」
「はい!失礼しましたー!」
二人は職員室を後にした。
「誰か推薦してくれる人、いないかな?」
「クラスの子に頼んでみる?」
「そうだね!」
二人は同じクラスの子に自分の推薦人になってもらう事にした。
「ねーねー!リシェルちゃん!」
「どうしたの?」
「お願いがあるんだけど、私、生徒会の書記に立候補するからさ、その推薦人になって欲しいの!」
ムーンは手を合わせながら、リシェルに自分の推薦人になることをお願いした。
「推薦人?」
「立候補するには推薦人がいないとダメなんだってー。演説で喋らなきゃいけないらしくて…。」
「そうなのね。私でよければ、協力するわ。」
「ほんと!?」
「ええ。だって友達でしょ?」
「ありがとー!!」
リシェルは温かい笑顔でムーンの推薦人になる事を承諾した。
「じゃあ、演説の内容は私が決めちゃっていいかしら?」
「もちろんだよ!お願いしていい?」
「ええ!私もタスキを作ってくるよ。」
――放課後
「アールドは推薦してくれる子、探した?」
「うん。タングって子がやってくれるって。」
「タングくんって、入学式の日に私に話しかけてきた子だよね?ムキムキの。」
「確かにムキムキだね。その子だよ。」
二人はなんとか推薦人を見つけ、ホッとした様子で寮に戻っていった。
寮に戻ってから二人は、アールドの部屋で風呂に入ってからタスキを作り始めた。
「いやー。背中流してくれてありがとねー!」
「もう慣れたよ。」
「森の川での水浴びの時も、背中流してくれたし、私の脱いだ服も畳んでおいてくれたもんねー。」
ムーンはアールドの面倒見の良さを褒めたたえた。
「タスキ、こんな感じでいいかな?」
「お!いい感じじゃない?私のもどう?」
「上手だね。」
二人は完成したタスキを見せ合い、評価しあった。
「あとは選挙前演説が始まるのを待つだけだね!」
「そうだね。」
「ムーンちゃん?おーい!!」
アールドは朝早く起きて、ムーンの部屋の前に来ていた。
――コンコンコンコンッ
「おーい!」
――ガチャガチャッ…カチャッ
「あ、開いた…。」
ムーンを起こすために、ドアノブをガチャガチャと鳴らしていたら、ドアが開いてしまった。
「もう…しっかりと、鍵はかけないとだめだよ?」
「ぐがー。」
「早く起きて!朝ごはん行くよ!」
部屋に入るとムーンはまだ、ぐっすりと眠っていた。
アールドはムーンの体を揺らしながら、声をかけて起こした。
「うーん…。アールド、おはよー。」
ムーンは朦朧とした意識のまま、体を起こした。
「早く準備してー!食堂に行くよ!」
アールドは「しっかりしてよー。」と呆れながら、着替えを手伝った。
――食堂
「いやー。朝弱くってさー!」
「もう…。あまり食べる時間ないから、早く食べないとね。」
「明日は頑張って起きるよー。」
「お願いね。あと、鍵はちゃんとかけようね?」
ムーンはアールドに返事をしながら、皿いっぱいに盛った料理をガツガツと食べていた。
「そろそろ、部屋に戻って制服着てこよっか。」
「そうだねー。」
二人は部屋に戻り、制服に着替えてから学園へと向かった。
「ここが教室かー。」
「そっか。ムーンちゃん、今日が初めてだもんね。」
「アールドと同じクラスで良かったよー。」
「まぁ、どっちもSクラスだもんね。」
ムーンはアールドと同じクラスだった事にとても安心した様子だった。
「まあ私、頭いいしー。Sクラスなのも当たり前かもー!」
「いや、ムーンちゃんの場合は戦闘の実力とかだと思うよ?」
ムーンとアールドが何気ない話をしていると、教室にだんだんと生徒が入ってきた。
「あ!ムーンちゃん来てるじゃん!」
「ほんとだ!おはよう、ムーンちゃん!」
生徒たちはムーンの周りに集まり始め、色々と話し始めた。
「私、リシェル・エルディア!リシェルって読んでね!一応は貴族の生まれだよ!」
「へー。ってことはお嬢様的な?」
「小さな街の貴族だけどね。王位継承権も六位だし、普通の女の子と変わらないわ。」
貴族だと言うことを忘れてしまいそうなほど、王位継承権に興味がない様子だった。
「そうなんだー。貴族って王位継承権の順位争いとかあるイメージだよー。実際どうなのー?」
「今の時代、権力争いとかは少なくなってきてるわね。私の家も家族みんな仲が良くて、メイドの子たちとも上手くやってるわ。」
「へー。けっこう、イメージと違ったかも。」
――ガラガラ
「はーい!みんな席に座ってー!ホームルームを始めるわよー。」
話に熱中していると、セリナ先生が教室に入ってきてホームルームを始めた。
「あら、今日はちゃんと来てるのね。ムーンちゃん。」
「はい!おはようございます!」
「元気ねー。分からないことがあったら、お友達やアールドくんに聞くのよ?」
「分かったー!」
二人の雰囲気はとても似ていて、どちらもふわふわとした性格で落ち着く声だった。
「じゃあ、この前配った希望用紙、集めちゃうわねー。後ろから集めてきてねー!」
先生の声かけで、一番後ろの席の子たちは自分の列の生徒たちの希望用紙を集め、先生へと渡していった。
「うん!全員、提出されてるわね!じゃあ、みんな一日頑張ってね!」
「はーい。」
「あ、そうそう。ムーンちゃんとアールドくんはお昼休みに職員室に来てねー!」
「分かりましたー。」
――昼休み
「「失礼します!」」
二人はノックをすると、声を揃えながら職員室へと入っていった。
「あ、二人とも来たわね。希望用紙に書いてあった通り、ムーンちゃんは書記、アールドくんも書記希望で間違いないわよね?」
「はい!」
「じゃあ、来週から選挙前演説の期間が始まるから、タスキを作るのと、推薦してくれる子を探しておいてね。毎年、生徒会役員に立候補したい人を推薦する人が、選挙前演説の時に頑張ってくれるのよ。」
「そうなんですね。見つけておきます。」
「じゃあ、頑張ってねー!」
「はい!失礼しましたー!」
二人は職員室を後にした。
「誰か推薦してくれる人、いないかな?」
「クラスの子に頼んでみる?」
「そうだね!」
二人は同じクラスの子に自分の推薦人になってもらう事にした。
「ねーねー!リシェルちゃん!」
「どうしたの?」
「お願いがあるんだけど、私、生徒会の書記に立候補するからさ、その推薦人になって欲しいの!」
ムーンは手を合わせながら、リシェルに自分の推薦人になることをお願いした。
「推薦人?」
「立候補するには推薦人がいないとダメなんだってー。演説で喋らなきゃいけないらしくて…。」
「そうなのね。私でよければ、協力するわ。」
「ほんと!?」
「ええ。だって友達でしょ?」
「ありがとー!!」
リシェルは温かい笑顔でムーンの推薦人になる事を承諾した。
「じゃあ、演説の内容は私が決めちゃっていいかしら?」
「もちろんだよ!お願いしていい?」
「ええ!私もタスキを作ってくるよ。」
――放課後
「アールドは推薦してくれる子、探した?」
「うん。タングって子がやってくれるって。」
「タングくんって、入学式の日に私に話しかけてきた子だよね?ムキムキの。」
「確かにムキムキだね。その子だよ。」
二人はなんとか推薦人を見つけ、ホッとした様子で寮に戻っていった。
寮に戻ってから二人は、アールドの部屋で風呂に入ってからタスキを作り始めた。
「いやー。背中流してくれてありがとねー!」
「もう慣れたよ。」
「森の川での水浴びの時も、背中流してくれたし、私の脱いだ服も畳んでおいてくれたもんねー。」
ムーンはアールドの面倒見の良さを褒めたたえた。
「タスキ、こんな感じでいいかな?」
「お!いい感じじゃない?私のもどう?」
「上手だね。」
二人は完成したタスキを見せ合い、評価しあった。
「あとは選挙前演説が始まるのを待つだけだね!」
「そうだね。」
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