11 / 18
第11話
しおりを挟む
あれからどのくらい経っただろうか? 俺は暗闇の中で目を覚ました。
ここは何処だろう? そんな事を考えながら起き上がろうとしたのだが、何故か体が動かなかった。
それに気づいた瞬間、全身に激痛が走ったことで思わず悲鳴を上げそうになったが、口まで塞がれているためくぐもった声しか出なかった。
どうにかして脱出しようと試みるが、手足を動かすことすらままならない状態では何もすることができず途方に暮れていると、どこからか声が聞こえてきた。
『目が覚めたみたいだね』
その声はとても透き通っていて綺麗だったが、どこか不気味に感じる声だった。一体誰なのかと考えているうちに声の主が再び話し始めた。
『そんなに怖がらなくても大丈夫だよ』
そう言って笑う声が聞こえてくると同時に足音が近づいてきて目の前で止まったのが分かった。そこでようやく暗闇に目が慣れてきたのか相手の姿が見えるようになったので見てみると、そこには見覚えのある顔があった。
それを見て驚いたのも束の間、相手はニヤリと笑みを浮かべると言った。
『久しぶり、元気してた?』
それを聞いて思い出した。目の前にいるのは以前夢の中で出会った女性だ。何故こんなところにいるのかと思っていると、彼女が微笑みながら言った。
『君を迎えに来たんだよ』
その言葉に驚きを隠せないでいると、彼女は俺の頬を撫でながら言った。
『さあ、行こうか』
そう言われて戸惑う俺を無視して強引に立ち上がらせると、そのまま手を引いて歩き始めた。
それからしばらくして辿り着いた場所は、何もない殺風景な荒野だった。そこに俺を連れてきた理由を尋ねると、彼女は笑みを浮かべながら答えた。
『ここで君は魔王になるんだ』
その言葉を聞いた途端、俺には前世の記憶が蘇ってきた。
「あの絵本に書いてあったのは作り話じゃなかったのか?」
そう呟くと、彼女は笑みを浮かべたまま頷いた。
『そうだよ、あれは実際に起きた事なんだ』
「マジかよ……」
信じられないという顔をしていると、彼女は苦笑しながら言った。
『無理もないよね、でも全て事実なんだよ』
「じゃあ、俺が勇者に選ばれたのも偶然じゃなくて必然だったのか?」
そう尋ねると、彼女は首を横に振って否定した。
『ううん、違うよ。あの時は本当にたまたま選ばれただけさ。だから、本来なら君が選ばれるはずはなかったんだけどね……』
そこまで言うと、彼女は真剣な表情になった。
『私はね、君に謝りたかったの』
「謝る? 何を?」
意味が分からずに聞き返すと、彼女は悲しげな表情を浮かべて答えた。
「君を向こうの世界に転生させた事をだよ」
その言葉を聞いてハッとした。確かに言われてみれば納得がいったからだ。あの時、夢で見た光景は全て現実に起きた事で、自分が勇者として戦っていたのも紛れもない事実だという事だ。
しかし、疑問もあった。それは、なぜ彼女がここまでしてくれるのかという事だ。いくら夢の中とはいえ、自分のせいで命を落としたのだから恨まれていても仕方がないと思っていたので不思議だったのだ。
「俺が逃げたせいなんだろう? 魔王軍が滅んだのは。その俺に新しい魔王になれって言うのか? いったいなぜ?」
それを尋ねてみると、彼女は静かに語り始めた。
『確かに最初は憎かったよ、だけど今は違う……だって、こうして再会できたんだからね』
そう言って微笑む彼女の目には涙が浮かんでいた。それを見た俺は何も言わずに抱き寄せると、彼女もそれに応えるように抱きついてきた。
それからしばらく抱き合っていると、やがて満足したのか離れていったので俺も手を離した。そして、改めて彼女の顔を見ると涙を流していたことに気づいた俺は慌てて謝った。すると、彼女は涙を拭いながら首を横に振った後で言った。
『気にしないでいいよ、これは嬉し涙なんだから』
「そうか、それならいいんだけどな……」
ホッとしたのも束の間、今度は真剣な眼差しを向けてきたので何事かと思っていると思いがけないことを口にしたのだ。
『それでね、お願いがあるんだけどいいかな?』
「ん? 何だ?」
聞き返すと、彼女は少し言いづらそうにしていたが意を決したように口を開いた。
『私を君の配下に加えてほしいの』
突然そんな事を言われて困惑したが、同時に嬉しくもあった。何故なら、前世では敵同士だったため殺し合うしかなかった相手が今では自分に対して忠誠を誓おうとしているのである。これを喜ばずにいられるだろうか? いや、そんなはずはないと思った俺は迷わず即答した。
「断る!」
そう言うと、彼女は驚いた表情を見せた後に聞いてきた。
『どうして?』
「そんなの決まっているだろ、お前を手放したくないからさ」
そう言いながら微笑みかけると、彼女は顔を真っ赤にしながら俯いた。その姿を見ていると愛おしさが込み上げてくるのを感じた俺は思わず抱きしめたくなったが我慢することにした。なぜなら、まだ肝心なことを聞いていないからである。
「それよりも聞かせてくれないか? お前は何者なのかを」
それを聞いた彼女は頷くと、自己紹介を始めた。
『私はね、元々は人間だったの。名前は美月。でも、ある時に事故に遭って死んだと思ったらこの世界に転生していたの。しかも、記憶を持ったままでね』
「なるほど、つまり生まれ変わりってことか」
そう答えると、彼女は小さく頷いた。
「ちなみに、その前はどんな感じだったんだ?」
続けて質問すると、彼女は俯いてしまった。どうやら答えられない理由があるらしい。だが、どうしても知りたかった俺はしつこく聞いてみたところ、渋々ながらも話してくれた。
『実は、私も君と同じで日本から来たの。年齢は18歳、大学受験のために予備校に通っていた時に乗っていたバスが事故を起こして死んじゃったの』
それを聞いて納得した。おそらく、その時に何らかの理由で死んでしまったのだろう。それがきっかけとなってこの世界へやってきたに違いないと考えたところでふと思ったことがあった。
(もしかして、こいつも俺と同じことをしてきたのか?)
そんなことを考えていると、彼女が心配そうに声をかけてきた。
『大丈夫? 顔色が悪いみたいだけど……』
「ああ、大丈夫だ」
そう答えてから改めて考えてみることにした。もし、俺の推測が正しければ彼女もまた自分と同じ境遇の人間ということになる。だとしたら、信用できるかもしれないと思い彼女に言った。
「なあ、よかったら一緒に来ないか?」
それを聞いた彼女は一瞬嬉しそうな表情を浮かべた後ですぐに真顔に戻った。
『いいの? 私なんかが行っても迷惑にならないかな?』
不安げに聞いてくる彼女を安心させるために力強く頷いてみせると、彼女は満面の笑みを浮かべて言った。
『ありがとう! これからよろしくね!』
まるで霧が晴れるかのようだった。
こうして、新たな仲間が加わったことで俺の旅はさらに賑やかになりそうだと思いながら、その日は解散することになった。
ここは何処だろう? そんな事を考えながら起き上がろうとしたのだが、何故か体が動かなかった。
それに気づいた瞬間、全身に激痛が走ったことで思わず悲鳴を上げそうになったが、口まで塞がれているためくぐもった声しか出なかった。
どうにかして脱出しようと試みるが、手足を動かすことすらままならない状態では何もすることができず途方に暮れていると、どこからか声が聞こえてきた。
『目が覚めたみたいだね』
その声はとても透き通っていて綺麗だったが、どこか不気味に感じる声だった。一体誰なのかと考えているうちに声の主が再び話し始めた。
『そんなに怖がらなくても大丈夫だよ』
そう言って笑う声が聞こえてくると同時に足音が近づいてきて目の前で止まったのが分かった。そこでようやく暗闇に目が慣れてきたのか相手の姿が見えるようになったので見てみると、そこには見覚えのある顔があった。
それを見て驚いたのも束の間、相手はニヤリと笑みを浮かべると言った。
『久しぶり、元気してた?』
それを聞いて思い出した。目の前にいるのは以前夢の中で出会った女性だ。何故こんなところにいるのかと思っていると、彼女が微笑みながら言った。
『君を迎えに来たんだよ』
その言葉に驚きを隠せないでいると、彼女は俺の頬を撫でながら言った。
『さあ、行こうか』
そう言われて戸惑う俺を無視して強引に立ち上がらせると、そのまま手を引いて歩き始めた。
それからしばらくして辿り着いた場所は、何もない殺風景な荒野だった。そこに俺を連れてきた理由を尋ねると、彼女は笑みを浮かべながら答えた。
『ここで君は魔王になるんだ』
その言葉を聞いた途端、俺には前世の記憶が蘇ってきた。
「あの絵本に書いてあったのは作り話じゃなかったのか?」
そう呟くと、彼女は笑みを浮かべたまま頷いた。
『そうだよ、あれは実際に起きた事なんだ』
「マジかよ……」
信じられないという顔をしていると、彼女は苦笑しながら言った。
『無理もないよね、でも全て事実なんだよ』
「じゃあ、俺が勇者に選ばれたのも偶然じゃなくて必然だったのか?」
そう尋ねると、彼女は首を横に振って否定した。
『ううん、違うよ。あの時は本当にたまたま選ばれただけさ。だから、本来なら君が選ばれるはずはなかったんだけどね……』
そこまで言うと、彼女は真剣な表情になった。
『私はね、君に謝りたかったの』
「謝る? 何を?」
意味が分からずに聞き返すと、彼女は悲しげな表情を浮かべて答えた。
「君を向こうの世界に転生させた事をだよ」
その言葉を聞いてハッとした。確かに言われてみれば納得がいったからだ。あの時、夢で見た光景は全て現実に起きた事で、自分が勇者として戦っていたのも紛れもない事実だという事だ。
しかし、疑問もあった。それは、なぜ彼女がここまでしてくれるのかという事だ。いくら夢の中とはいえ、自分のせいで命を落としたのだから恨まれていても仕方がないと思っていたので不思議だったのだ。
「俺が逃げたせいなんだろう? 魔王軍が滅んだのは。その俺に新しい魔王になれって言うのか? いったいなぜ?」
それを尋ねてみると、彼女は静かに語り始めた。
『確かに最初は憎かったよ、だけど今は違う……だって、こうして再会できたんだからね』
そう言って微笑む彼女の目には涙が浮かんでいた。それを見た俺は何も言わずに抱き寄せると、彼女もそれに応えるように抱きついてきた。
それからしばらく抱き合っていると、やがて満足したのか離れていったので俺も手を離した。そして、改めて彼女の顔を見ると涙を流していたことに気づいた俺は慌てて謝った。すると、彼女は涙を拭いながら首を横に振った後で言った。
『気にしないでいいよ、これは嬉し涙なんだから』
「そうか、それならいいんだけどな……」
ホッとしたのも束の間、今度は真剣な眼差しを向けてきたので何事かと思っていると思いがけないことを口にしたのだ。
『それでね、お願いがあるんだけどいいかな?』
「ん? 何だ?」
聞き返すと、彼女は少し言いづらそうにしていたが意を決したように口を開いた。
『私を君の配下に加えてほしいの』
突然そんな事を言われて困惑したが、同時に嬉しくもあった。何故なら、前世では敵同士だったため殺し合うしかなかった相手が今では自分に対して忠誠を誓おうとしているのである。これを喜ばずにいられるだろうか? いや、そんなはずはないと思った俺は迷わず即答した。
「断る!」
そう言うと、彼女は驚いた表情を見せた後に聞いてきた。
『どうして?』
「そんなの決まっているだろ、お前を手放したくないからさ」
そう言いながら微笑みかけると、彼女は顔を真っ赤にしながら俯いた。その姿を見ていると愛おしさが込み上げてくるのを感じた俺は思わず抱きしめたくなったが我慢することにした。なぜなら、まだ肝心なことを聞いていないからである。
「それよりも聞かせてくれないか? お前は何者なのかを」
それを聞いた彼女は頷くと、自己紹介を始めた。
『私はね、元々は人間だったの。名前は美月。でも、ある時に事故に遭って死んだと思ったらこの世界に転生していたの。しかも、記憶を持ったままでね』
「なるほど、つまり生まれ変わりってことか」
そう答えると、彼女は小さく頷いた。
「ちなみに、その前はどんな感じだったんだ?」
続けて質問すると、彼女は俯いてしまった。どうやら答えられない理由があるらしい。だが、どうしても知りたかった俺はしつこく聞いてみたところ、渋々ながらも話してくれた。
『実は、私も君と同じで日本から来たの。年齢は18歳、大学受験のために予備校に通っていた時に乗っていたバスが事故を起こして死んじゃったの』
それを聞いて納得した。おそらく、その時に何らかの理由で死んでしまったのだろう。それがきっかけとなってこの世界へやってきたに違いないと考えたところでふと思ったことがあった。
(もしかして、こいつも俺と同じことをしてきたのか?)
そんなことを考えていると、彼女が心配そうに声をかけてきた。
『大丈夫? 顔色が悪いみたいだけど……』
「ああ、大丈夫だ」
そう答えてから改めて考えてみることにした。もし、俺の推測が正しければ彼女もまた自分と同じ境遇の人間ということになる。だとしたら、信用できるかもしれないと思い彼女に言った。
「なあ、よかったら一緒に来ないか?」
それを聞いた彼女は一瞬嬉しそうな表情を浮かべた後ですぐに真顔に戻った。
『いいの? 私なんかが行っても迷惑にならないかな?』
不安げに聞いてくる彼女を安心させるために力強く頷いてみせると、彼女は満面の笑みを浮かべて言った。
『ありがとう! これからよろしくね!』
まるで霧が晴れるかのようだった。
こうして、新たな仲間が加わったことで俺の旅はさらに賑やかになりそうだと思いながら、その日は解散することになった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者
哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。
何も成し遂げることなく35年……
ついに前世の年齢を超えた。
※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。
※この小説は他サイトにも投稿しています。
異世界転生したおっさんが普通に生きる
カジキカジキ
ファンタジー
第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位
応援頂きありがとうございました!
異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界
主人公のゴウは異世界転生した元冒険者
引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。
知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる