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第18話
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(おまけ)
「ねえ、莉緒ちゃんってどんな子だったの?」
和馬の質問に俺は首を傾げた。何故そんな事を聞くのだろうと思いながらも答えようとするが何も思い出せなかった。なので、とりあえず見た目について話す事に決めた。
髪は黒くて長いのが特徴的だった気がする。あと眼鏡をかけていて、いつも本を読んでいるような大人しい感じの子だったな。でも、たまに冗談を言うところもあったから面白いやつでもあったっけ。それと料理が得意で特にハンバーグが美味しかったんだよな……他にも色々あったような気がするけどあまり思い出せないや。まあいいや、とにかく良い子だったような記憶があるんだけどなあ……うーん……駄目だ、やっぱり思い出せない。
そんな俺を見て察したのか和馬はそれ以上、聞いてこなかった。代わりに別の事を聞いてきた。
「ところでさ、何でいきなり戦おうなんて言い出したの? 最初は乗り気じゃなかったよね?」
「それはお前が変な夢を見せたせいだろうが!」
「いや、だってしょうがないじゃん。君があまりにも弱すぎるからさ」
「何だと!? お前、もう一回言ってみろ!」
思わず胸ぐらを掴んで怒鳴りつけると相手は怯んだ様子で答えた。
「ご、ごめん……言い過ぎたよ……」
それを聞いて手を離した後でため息を吐いた後で言った。
「もういい、さっさと行くぞ」
そう言って歩き始めると和馬が後ろからついてきた。やがて魔王城に到着すると中に入った後で自分の部屋へと向かった。そこには既に美月がいたのだが何故かメイド服姿だった。
「お帰りなさいませ、ご主人様♪」
と言ってお辞儀してきたのを見て唖然としていると彼女は笑顔で話しかけてきた。
「どうですか、似合ってますか?」
「あー、まあいいんじゃないか」
適当に返事をするとベッドに腰掛けてくつろぎ始めた。それを見た彼女は頬を膨らませていたが無視した。それからしばらくの間、沈黙の時間が流れた後で俺は意を決して切り出した。
「なあ、美月」
「何ですか?」
「俺達、付き合わないか?」
「えっ!?」
突然の告白に驚いた彼女は動揺していたが、しばらくしてから恥ずかしそうに俯きながら頷いた。それを見た俺は嬉しくなったが平静を装いながら言った。
「そうか、ありがとうな」
「いえ、こちらこそありがとうございます」
「それでなんだけどさ……」
そこで言葉を区切ると彼女の肩を抱き寄せてキスをした。その瞬間、彼女の顔が真っ赤に染まり頭から湯気が出ていたような気がしたが気にしない事にした。
その後、二人で仲良く手を繋いで部屋を出ると廊下を歩きながら話を続けた。
「これから忙しくなるぞ、覚悟はできてるか?」
「はい、もちろんです!」
元気よく答える彼女に微笑むと俺達はそのまま食堂へと向かうのだった。ちなみにその夜は二人きりで熱い夜を過ごした事は言うまでもないだろう。
こうして俺達は晴れて恋人同士となったわけだがこれから先どうなるかは全く予想できない状態だった。それでも精一杯頑張ろうと思うのだった。
ある日の夜の事である。私は一人、部屋で読書をしていた。本の内容は恋愛小説というやつだ。最近はこういったジャンルの小説を読むようになったのだが意外と面白く夢中になって読みふけっていた。
ふと時計を見ると深夜の二時を過ぎていたのでそろそろ寝ようと思った私は本を閉じて本棚に戻すとベッドに入って眠りにつくのだった。
翌日、目が覚めると私は大きく背伸びをしてあくびをした。ベッドから降りるとカーテンを開けて朝日を浴びようとした時だった。突然、部屋の中に誰かがいる気配を感じたので振り返ってみるとそこにいたのは見知らぬ少女であった。
年齢は十代半ばといったところだろうか? 黒髪のショートヘアーに白いワンピースを着ていて可愛らしい顔立ちをしている美少女であった。そんな子が私を見つめながら微笑んでいたのである。
「……誰ですか? あなた?」
恐る恐る尋ねると少女は笑顔のまま答えた。
「初めまして、私はカコです」
「カコ? もしかして神様?」
「ええ、そうですよ」
「神様が私に何の用でしょうか?」
「あなたにお願いがあって来ました」
「私に?」
「そうです、私の願いを叶えてほしいのです」
それを聞いた私は戸惑ったが断るのも悪いと思ったので話を聞く事にした。すると神様は自分の身の上話を語り出した。それは信じられない内容ばかりだったので初めは信じられなかったが話を聞いていくうちに段々、信じざるを得なくなっていった。
要するに彼女は異世界で暮らしていた普通の女の子だったのだが不慮の事故で死んでしまったらしい。しかも、死ぬ間際まで彼氏と喧嘩していたらしく、その事が心残りで成仏できなかったのでずっと現世を彷徨い続けていたのだという。
そして、ある日、たまたま見かけたこの家に引き寄せられるようにしてやって来たというわけである。
話を聞いた後で改めて彼女の顔を見た後で言った。
「つまり、あなたの未練を解消してやれば成仏できるという事ですね?」
「その通りです」
「分かりました、引き受けましょう」
「本当ですか?」
「はい、ただし一つだけ条件があります」
「何でしょう?」
「私をこの世界から連れ出してください」
私がそう言うと彼女は目を丸くした後で嬉しそうに微笑んだ。
「いいですよ、喜んでお付き合いします」
そして、私達は見つめ合うとキスを交わした。これが私達の始まりであり、全ての始まりでもあった。
「ねえ、莉緒ちゃんってどんな子だったの?」
和馬の質問に俺は首を傾げた。何故そんな事を聞くのだろうと思いながらも答えようとするが何も思い出せなかった。なので、とりあえず見た目について話す事に決めた。
髪は黒くて長いのが特徴的だった気がする。あと眼鏡をかけていて、いつも本を読んでいるような大人しい感じの子だったな。でも、たまに冗談を言うところもあったから面白いやつでもあったっけ。それと料理が得意で特にハンバーグが美味しかったんだよな……他にも色々あったような気がするけどあまり思い出せないや。まあいいや、とにかく良い子だったような記憶があるんだけどなあ……うーん……駄目だ、やっぱり思い出せない。
そんな俺を見て察したのか和馬はそれ以上、聞いてこなかった。代わりに別の事を聞いてきた。
「ところでさ、何でいきなり戦おうなんて言い出したの? 最初は乗り気じゃなかったよね?」
「それはお前が変な夢を見せたせいだろうが!」
「いや、だってしょうがないじゃん。君があまりにも弱すぎるからさ」
「何だと!? お前、もう一回言ってみろ!」
思わず胸ぐらを掴んで怒鳴りつけると相手は怯んだ様子で答えた。
「ご、ごめん……言い過ぎたよ……」
それを聞いて手を離した後でため息を吐いた後で言った。
「もういい、さっさと行くぞ」
そう言って歩き始めると和馬が後ろからついてきた。やがて魔王城に到着すると中に入った後で自分の部屋へと向かった。そこには既に美月がいたのだが何故かメイド服姿だった。
「お帰りなさいませ、ご主人様♪」
と言ってお辞儀してきたのを見て唖然としていると彼女は笑顔で話しかけてきた。
「どうですか、似合ってますか?」
「あー、まあいいんじゃないか」
適当に返事をするとベッドに腰掛けてくつろぎ始めた。それを見た彼女は頬を膨らませていたが無視した。それからしばらくの間、沈黙の時間が流れた後で俺は意を決して切り出した。
「なあ、美月」
「何ですか?」
「俺達、付き合わないか?」
「えっ!?」
突然の告白に驚いた彼女は動揺していたが、しばらくしてから恥ずかしそうに俯きながら頷いた。それを見た俺は嬉しくなったが平静を装いながら言った。
「そうか、ありがとうな」
「いえ、こちらこそありがとうございます」
「それでなんだけどさ……」
そこで言葉を区切ると彼女の肩を抱き寄せてキスをした。その瞬間、彼女の顔が真っ赤に染まり頭から湯気が出ていたような気がしたが気にしない事にした。
その後、二人で仲良く手を繋いで部屋を出ると廊下を歩きながら話を続けた。
「これから忙しくなるぞ、覚悟はできてるか?」
「はい、もちろんです!」
元気よく答える彼女に微笑むと俺達はそのまま食堂へと向かうのだった。ちなみにその夜は二人きりで熱い夜を過ごした事は言うまでもないだろう。
こうして俺達は晴れて恋人同士となったわけだがこれから先どうなるかは全く予想できない状態だった。それでも精一杯頑張ろうと思うのだった。
ある日の夜の事である。私は一人、部屋で読書をしていた。本の内容は恋愛小説というやつだ。最近はこういったジャンルの小説を読むようになったのだが意外と面白く夢中になって読みふけっていた。
ふと時計を見ると深夜の二時を過ぎていたのでそろそろ寝ようと思った私は本を閉じて本棚に戻すとベッドに入って眠りにつくのだった。
翌日、目が覚めると私は大きく背伸びをしてあくびをした。ベッドから降りるとカーテンを開けて朝日を浴びようとした時だった。突然、部屋の中に誰かがいる気配を感じたので振り返ってみるとそこにいたのは見知らぬ少女であった。
年齢は十代半ばといったところだろうか? 黒髪のショートヘアーに白いワンピースを着ていて可愛らしい顔立ちをしている美少女であった。そんな子が私を見つめながら微笑んでいたのである。
「……誰ですか? あなた?」
恐る恐る尋ねると少女は笑顔のまま答えた。
「初めまして、私はカコです」
「カコ? もしかして神様?」
「ええ、そうですよ」
「神様が私に何の用でしょうか?」
「あなたにお願いがあって来ました」
「私に?」
「そうです、私の願いを叶えてほしいのです」
それを聞いた私は戸惑ったが断るのも悪いと思ったので話を聞く事にした。すると神様は自分の身の上話を語り出した。それは信じられない内容ばかりだったので初めは信じられなかったが話を聞いていくうちに段々、信じざるを得なくなっていった。
要するに彼女は異世界で暮らしていた普通の女の子だったのだが不慮の事故で死んでしまったらしい。しかも、死ぬ間際まで彼氏と喧嘩していたらしく、その事が心残りで成仏できなかったのでずっと現世を彷徨い続けていたのだという。
そして、ある日、たまたま見かけたこの家に引き寄せられるようにしてやって来たというわけである。
話を聞いた後で改めて彼女の顔を見た後で言った。
「つまり、あなたの未練を解消してやれば成仏できるという事ですね?」
「その通りです」
「分かりました、引き受けましょう」
「本当ですか?」
「はい、ただし一つだけ条件があります」
「何でしょう?」
「私をこの世界から連れ出してください」
私がそう言うと彼女は目を丸くした後で嬉しそうに微笑んだ。
「いいですよ、喜んでお付き合いします」
そして、私達は見つめ合うとキスを交わした。これが私達の始まりであり、全ての始まりでもあった。
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