まだ本当の名前を知らない

星河しょう

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初心者と風俗嬢。女性目線。

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私は再び、玄関に座った。
30代の男性は、ありがとうと言って帰っていった。

私が座って数分経ったあと、後ろの部屋の中では、他の女の子が喘いでいる声が聞こえた。
玄関の奥には部屋がいくつかある。
その部屋の中で女の子が休憩したり、接客をしているのだ。
ある一室では、
「あっ、あっ、あっ。」
と、甲高い喘ぎ声が聞こえてくる。
「あれは、演技しているなー。」
私は、声で察する。
もちろん、この業界では、気持ち良さそうにしている声を出すことも仕事である。少しでも男性に喜んでもらえるように身につけるスキルである。
男性を興奮させて、自分も興奮しているかのように見せているのだ。
実際は、気持ち良くもなんともない。痛いだけなんだが。
これはナイショ。

本当はさっきの男性のときも、気持ち良くなくて、感じているような声を出していたのが本音だった。

それから、タイマーの音が鳴った、もうすぐで時間終了のお知らせ。
私は席を立ち、部屋へと帰る。
これは、私だけかもだけど、他の女の子の客が帰るときに、女性がいたらその人にも邪魔だと思われるし、もしかしたら、その女の子の、客を奪いかねないかもしれないので、私は部屋へと引っ込む。
そして、少し休憩してから戻るのだ。

お茶を1杯、飲み干して玄関へ。
すると、一人の20代後半くらいの男性がこっちをじっと見ていた。
私は、この人は大丈夫だと思い、
「お兄さん、早く決めて。」と誘っていた。
すると、その男性はこちらへと歩いてきた。
私は、
「いらっしゃい、さ、早く靴を脱いで。」
と言い、中へと案内した。
部屋に入ると男性は、財布を取り出し、お金を渡してきた。
「ちょっと待っててね。」と言って、一度、部屋を出た。
部屋に戻ると彼はまだ服を脱いでいなかった。
私は「お待たせ、さ、服を脱いで。」と誘った。
私もその間、服を脱ぎ布団の横へ。
彼も脱ぎ終わり、布団へと移動してきた。
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