16 / 33
16.
しおりを挟む
「でも煇くんが言ってる面倒くさいと拓が思ってる面倒くさい違うと思うんだけどなぁ~きっと。」
と、お姉ちゃんが言うとお父さんとお兄ちゃんが確かにと頷く。
「だってあんなに好き好きオーラでさぁ~拓は気づいてないと思うけど私達にも威嚇フェロモン向けてくることあったじゃない大学の時とか。」
「そうだな。」
「特に酷いのは」
「「「真弥」」」
俺も思ったとお兄ちゃん。
「拓が真弥を構いまくってる時の顔怖かったもん。」
えっ?知らない。
「拓には悟られないようにしてたけどかなりヤバかったよ。」
全く気づかなかった。
「お母さんと拓と奈美さんは気づかないと思うよ。まぁ、アルファの執着心ってすごいから。」
お父さんとお母さん見てて思わない?って言われても僕は仲がいいなぁ~過保護だなぁ~としか思わないけど。
「まぁ、拓は夫心が分からないからね。」
夫心。分からないけど…。
「僕煇に嫌われたくなくて…でも自分の気持ち伝えてみるよ。」
「それがいいわね。」
明日北海道に行くと伝えると痩せてしまっていたのでそんな状態では行かせられないと皆に止められたが僕の意志が強いことでみんなが折れてくれた。
無理をしないこと何かあったら絶対に連絡することを約束させられた。
次の日一番早い便で北海道に向かう。携帯を持っていないのでお母さんが自分の携帯を持たせてくれた。
北海道に着いたことを煇にメールする。迎えに行きたいが報道陣がすごいからとホテルの場所と待ってると返信がきた。北海道に着きお父さんに着きましたとホテルに行きますと電話した。
ホテルの周りにはすごい数の報道陣がいた。煇がタクシーを裏口にと指示があり従業員通路からホテルに入る。
煇が連絡してくれたのだろうホテルの人がきて案内してもらい輝の部屋に着く。呼び鈴を鳴らす。ドタドタと大きな音がしてドアが開く。
まず会ったら今までのことを謝って何か出来ることがないか聞く。来るまでに何回もシュミレーションしたので大丈夫と思っていたけど
「拓!!」
って言って抱きしめられたら駄目だった。涙が涙が溢れて輝が見えなくなる。
「ごめんなさ…ぃごめんなさいっ…。」
何度も謝る。煇も泣いていた。
「拓!!拓!!」
駄目だ輝から離れられない。たとえ嫌われても。
「ごめんなさ…ぃ。」
「拓ごめんね発情期一緒にいてやるって言ったのに約束破ってごめんね。」
首を振る。違うよ僕がいけないんだよ。煇は何も悪くないから。言葉に出したいけど声が出ない。ごめんねごめんね。
「拓こんなに痩せて。」
輝も痩せてるひげも剃ってない。こんな煇みたことがない。こんな弱った煇みたことない。
「火災で対応に追われててごめんな迎えに行けなくて。」
火災っ。
「ひかりっ!怪我怪我してない!!?」
「大丈夫ちょっと肩に火傷したくらいだから。」
肩に?慌ててシャツを脱がす。
「拓大丈夫だから。って、いいから。」
ボタンを外すと包帯が巻かれていた。
「大したことないんだ。大袈裟に巻いてるだけで。」
肩を掴む。
「っう…。」
顔が歪む。相当痛いんだ。
「嘘つき。」
「掴まれたらさすがに痛いよ。」
と苦笑いされた。
そして真剣顔で拓って言われて
「会いに来てくれて嬉しい。」
「うん。」
「でも、拓家に帰ってほしい。実家の方に。」
「拓、国としては火災の責任を俺に取らせたいと思ってるはずだ。きっと家の方にも報道陣が来てると思う。俺は拓を守りたい。」
煇大変な時なのに僕の事ばかり…僕は
「僕は煇を守りたい。」
「ありがとう。俺はこの仕事最後までやり遂げたいんだ。でも、今の状態では拓まで嫌な思いをする。だから実家で待っていてほしい。お願いだ。」
「煇。僕は相野拓だよ。煇の奥さんなんだ。1人で頑張らないで僕も一緒に頑張りたいし支えたいんだ。」
煇が顔を歪める。大丈夫だよって言うと僕の肩に顔を埋めてありがとうと言ってくれた。
と、お姉ちゃんが言うとお父さんとお兄ちゃんが確かにと頷く。
「だってあんなに好き好きオーラでさぁ~拓は気づいてないと思うけど私達にも威嚇フェロモン向けてくることあったじゃない大学の時とか。」
「そうだな。」
「特に酷いのは」
「「「真弥」」」
俺も思ったとお兄ちゃん。
「拓が真弥を構いまくってる時の顔怖かったもん。」
えっ?知らない。
「拓には悟られないようにしてたけどかなりヤバかったよ。」
全く気づかなかった。
「お母さんと拓と奈美さんは気づかないと思うよ。まぁ、アルファの執着心ってすごいから。」
お父さんとお母さん見てて思わない?って言われても僕は仲がいいなぁ~過保護だなぁ~としか思わないけど。
「まぁ、拓は夫心が分からないからね。」
夫心。分からないけど…。
「僕煇に嫌われたくなくて…でも自分の気持ち伝えてみるよ。」
「それがいいわね。」
明日北海道に行くと伝えると痩せてしまっていたのでそんな状態では行かせられないと皆に止められたが僕の意志が強いことでみんなが折れてくれた。
無理をしないこと何かあったら絶対に連絡することを約束させられた。
次の日一番早い便で北海道に向かう。携帯を持っていないのでお母さんが自分の携帯を持たせてくれた。
北海道に着いたことを煇にメールする。迎えに行きたいが報道陣がすごいからとホテルの場所と待ってると返信がきた。北海道に着きお父さんに着きましたとホテルに行きますと電話した。
ホテルの周りにはすごい数の報道陣がいた。煇がタクシーを裏口にと指示があり従業員通路からホテルに入る。
煇が連絡してくれたのだろうホテルの人がきて案内してもらい輝の部屋に着く。呼び鈴を鳴らす。ドタドタと大きな音がしてドアが開く。
まず会ったら今までのことを謝って何か出来ることがないか聞く。来るまでに何回もシュミレーションしたので大丈夫と思っていたけど
「拓!!」
って言って抱きしめられたら駄目だった。涙が涙が溢れて輝が見えなくなる。
「ごめんなさ…ぃごめんなさいっ…。」
何度も謝る。煇も泣いていた。
「拓!!拓!!」
駄目だ輝から離れられない。たとえ嫌われても。
「ごめんなさ…ぃ。」
「拓ごめんね発情期一緒にいてやるって言ったのに約束破ってごめんね。」
首を振る。違うよ僕がいけないんだよ。煇は何も悪くないから。言葉に出したいけど声が出ない。ごめんねごめんね。
「拓こんなに痩せて。」
輝も痩せてるひげも剃ってない。こんな煇みたことがない。こんな弱った煇みたことない。
「火災で対応に追われててごめんな迎えに行けなくて。」
火災っ。
「ひかりっ!怪我怪我してない!!?」
「大丈夫ちょっと肩に火傷したくらいだから。」
肩に?慌ててシャツを脱がす。
「拓大丈夫だから。って、いいから。」
ボタンを外すと包帯が巻かれていた。
「大したことないんだ。大袈裟に巻いてるだけで。」
肩を掴む。
「っう…。」
顔が歪む。相当痛いんだ。
「嘘つき。」
「掴まれたらさすがに痛いよ。」
と苦笑いされた。
そして真剣顔で拓って言われて
「会いに来てくれて嬉しい。」
「うん。」
「でも、拓家に帰ってほしい。実家の方に。」
「拓、国としては火災の責任を俺に取らせたいと思ってるはずだ。きっと家の方にも報道陣が来てると思う。俺は拓を守りたい。」
煇大変な時なのに僕の事ばかり…僕は
「僕は煇を守りたい。」
「ありがとう。俺はこの仕事最後までやり遂げたいんだ。でも、今の状態では拓まで嫌な思いをする。だから実家で待っていてほしい。お願いだ。」
「煇。僕は相野拓だよ。煇の奥さんなんだ。1人で頑張らないで僕も一緒に頑張りたいし支えたいんだ。」
煇が顔を歪める。大丈夫だよって言うと僕の肩に顔を埋めてありがとうと言ってくれた。
68
あなたにおすすめの小説
【完結】別れ……ますよね?
325号室の住人
BL
☆全3話、完結済
僕の恋人は、テレビドラマに数多く出演する俳優を生業としている。
ある朝、テレビから流れてきたニュースに、僕は恋人との別れを決意した。
[離婚宣告]平凡オメガは結婚式当日にアルファから離婚されたのに反撃できません
月歌(ツキウタ)
BL
結婚式の当日に平凡オメガはアルファから離婚を切り出された。お色直しの衣装係がアルファの運命の番だったから、離婚してくれって酷くない?
☆表紙絵
AIピカソとAIイラストメーカーで作成しました。
婚約破棄された婚活オメガの憂鬱な日々
月歌(ツキウタ)
BL
運命の番と巡り合う確率はとても低い。なのに、俺の婚約者のアルファが運命の番と巡り合ってしまった。運命の番が出逢った場合、二人が結ばれる措置として婚約破棄や離婚することが認められている。これは国の法律で、婚約破棄または離婚された人物には一生一人で生きていけるだけの年金が支給される。ただし、運命の番となった二人に関わることは一生禁じられ、破れば投獄されることも。
俺は年金をもらい実家暮らししている。だが、一人で暮らすのは辛いので婚活を始めることにした。
大好きな婚約者を僕から自由にしてあげようと思った
こたま
BL
オメガの岡山智晴(ちはる)には婚約者がいる。祖父が友人同士であるアルファの香川大輝(だいき)だ。格好良くて優しい大輝には祖父同士が勝手に決めた相手より、自らで選んだ人と幸せになって欲しい。自分との婚約から解放して自由にしてあげようと思ったのだが…。ハッピーエンドオメガバースBLです。
歳上公爵さまは、子供っぽい僕には興味がないようです
チョロケロ
BL
《公爵×男爵令息》
歳上の公爵様に求婚されたセルビット。最初はおじさんだから嫌だと思っていたのだが、公爵の優しさに段々心を開いてゆく。無事結婚をして、初夜を迎えることになった。だが、そこで公爵は驚くべき行動にでたのだった。
ほのぼのです。よろしくお願いします。
※ムーンライトノベルズ様でも投稿しています。
特等席は、もういらない
香野ジャスミン
BL
好きな人の横で笑うことができる。
恋心を抱いたまま、隣に入れる特等席。
誰もがその場所を羨んでいた。
時期外れの転校生で事態は変わる。
※エブリスタ、ムーンライトノベルズでも同時公開してます
僕の居場所も、彼の気持ちも...。
距離を置くことになってしまった主人公に近付いてきたのは...。
昨日まで塩対応だった侯爵令息様が泣きながら求婚してくる
遠間千早
BL
憧れていたけど塩対応だった侯爵令息様が、ある日突然屋敷の玄関を破壊して押し入ってきた。
「愛してる。許してくれ」と言われて呆気にとられるものの、話を聞くと彼は最悪な未来から時を巻き戻ってきたと言う。
未来で受を失ってしまった侯爵令息様(アルファ)×ずっと塩対応されていたのに突然求婚されてぽかんとする貧乏子爵の令息(オメガ)
自分のメンタルを救済するために書いた、短い話です。
ムーンライトで突発的に出した話ですが、こちらまだだったので上げておきます。
少し長いので、分割して更新します。受け視点→攻め視点になります。
【完結】僕は、妹の身代わり
325号室の住人
BL
☆全3話
僕の双子の妹は、病弱な第3王子サーシュ殿下の婚約者。
でも、病でいつ儚くなってしまうかわからないサーシュ殿下よりも、未だ婚約者の居ない、健康体のサーシュ殿下の双子の兄である第2王子殿下の方が好きだと言って、今回もお見舞いに行かず、第2王子殿下のファンクラブに入っている。
妹の身代わりとして城内の殿下の部屋へ向かうのも、あと数ヶ月。
けれど、向かった先で殿下は言った。
「…………今日は、君の全てを暴きたい。
まずは…そうだな。君の本当の名前を教えて。
〜中略〜
ねぇ、君は誰?」
僕が本当は男の子だということを、殿下はとっくに気付いていたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる