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ブルームーン国
ギムレット公爵領①
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ジン様が戻ってきてからみんなで夕食を食べそれぞれ部屋に戻った。
戻ってからは先程作成した万年筆を綺麗にラッピングしていく。
ジン様に渡したときどんな顔をされるのか今から楽しみだ。
ラッピングし終えたあとは明日に備え早めにお風呂に入り寝る支度を始めた。
今日の宿屋では一人部屋にはなっているものの薄い扉で隣の部屋と繋がっている。勿論隣の部屋はユナリーの部屋だ。この宿屋は貴族向けということもあり、侍女が一緒に泊まれるように小さめの部屋が隣に着いている。
寝る支度が終わると早々にベッドに潜り込んだ。
「おやすみ、ユナリー。」
「おやすみなさいませ。お嬢様」ユナリーは蝋燭の火を消してから部屋を出ていった。
⟡.·*.··············································⟡.·*.
朝、起きてカーテンを開けると、夜のうちに雨が少し降ったみたいで少し草木が濡れていたが、夜のうちに雨はやんだようで起きた時にはきれいに晴れていた。
窓から外を眺めていると、ユナリーが「おはようございます。お嬢様」と声をかけてきた。今日は朝食を食べたらいよいよギムレット公爵領に向けて出発だ。
昨日までは町娘風の装いだったが、今日はいつも通りのドレスに戻すことにした。といってもシンプルなAラインのドレス、袖はパフスリーブになっている。そして昨日作ったピアスの色に合わせて、青色のドレスだ。髪は緩めの編み込みにしてもらって、少し動きやすいようにしてもらう。
「最近町娘風の装いだったからかドレスを着るのに少し違和感を感じるわね。」
鏡の前で最終チェックをしていると、扉をたたく音が聞こえた。
「メレナーデ嬢、準備はできたかい?」そうってジン様が声をかけてきたので扉を開きながら
「お待たせいたしました。」と一言伝える。
私をみたジン様は一瞬動きが止まってしまった。どこか変なところがあったのではないかと少し不安に思っていたら、口を押えながら小さいな声で
「すごくきれいだ。」
そう言って顔を真っ赤にしているジン様がいて少しうれしかった。
「さぁ、ギムレット公爵領に向けて出発しようか。」
ジン様が私の手を取りエスコートしながら馬車まで向かう。馬車に乗って手が離れてしまう瞬間、もう少しだけ手をつないでいたいなと思った。
戻ってからは先程作成した万年筆を綺麗にラッピングしていく。
ジン様に渡したときどんな顔をされるのか今から楽しみだ。
ラッピングし終えたあとは明日に備え早めにお風呂に入り寝る支度を始めた。
今日の宿屋では一人部屋にはなっているものの薄い扉で隣の部屋と繋がっている。勿論隣の部屋はユナリーの部屋だ。この宿屋は貴族向けということもあり、侍女が一緒に泊まれるように小さめの部屋が隣に着いている。
寝る支度が終わると早々にベッドに潜り込んだ。
「おやすみ、ユナリー。」
「おやすみなさいませ。お嬢様」ユナリーは蝋燭の火を消してから部屋を出ていった。
⟡.·*.··············································⟡.·*.
朝、起きてカーテンを開けると、夜のうちに雨が少し降ったみたいで少し草木が濡れていたが、夜のうちに雨はやんだようで起きた時にはきれいに晴れていた。
窓から外を眺めていると、ユナリーが「おはようございます。お嬢様」と声をかけてきた。今日は朝食を食べたらいよいよギムレット公爵領に向けて出発だ。
昨日までは町娘風の装いだったが、今日はいつも通りのドレスに戻すことにした。といってもシンプルなAラインのドレス、袖はパフスリーブになっている。そして昨日作ったピアスの色に合わせて、青色のドレスだ。髪は緩めの編み込みにしてもらって、少し動きやすいようにしてもらう。
「最近町娘風の装いだったからかドレスを着るのに少し違和感を感じるわね。」
鏡の前で最終チェックをしていると、扉をたたく音が聞こえた。
「メレナーデ嬢、準備はできたかい?」そうってジン様が声をかけてきたので扉を開きながら
「お待たせいたしました。」と一言伝える。
私をみたジン様は一瞬動きが止まってしまった。どこか変なところがあったのではないかと少し不安に思っていたら、口を押えながら小さいな声で
「すごくきれいだ。」
そう言って顔を真っ赤にしているジン様がいて少しうれしかった。
「さぁ、ギムレット公爵領に向けて出発しようか。」
ジン様が私の手を取りエスコートしながら馬車まで向かう。馬車に乗って手が離れてしまう瞬間、もう少しだけ手をつないでいたいなと思った。
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