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芳香、ワックス脱毛と出会う
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「ねーホウカ、ホウカってば、呼んでるでしょ!」
「由香、私の名前、ホウカじゃなくてファンシャンだよ、何回言ったらおぼえるの?」
「えーどっちでもいいじゃん。芳香剤のホウコウでしょ。」
「もういいよ、好きに呼べばいいじゃん。」
「そうしま~す。」
「じゃあホウカちゃん、今度の連休に海行こうよ、海。」
「えー、いいけど。」
「じゃー、準備しなきゃね、水着買って、あと、脱毛もしないとね。」
「脱毛?」
「えー、脱毛したことないの?」
「うん。」
「じゃー、今から行こうよ。」
「お金いくらぐらい持ってる?」
「3万ぐらいかな?」
「OK、よし、じゃーすぐ行こう。」
「え、まじ」(汗)
二人は銀座にある某脱毛サロンにやってきた。
「いらっしゃいませ」
「あれ、由香、いらっしゃいませご主人様じゃないの?」
「あんた、どんだけオタクなわけ?ご主人様つけてあいさつするのはアキバ(秋葉原)かブクロ(池袋)ぐらいじゃない?」
「本日はどのメニューにいたしますか?」
「そうね、今日はこの子初めてだから、あんまり痛くない腕と足をやってあげて。」
「え、痛いの?」
「そらいたいわな、お毛毛抜くんだからさ。でも、ここのワックス脱毛はレーザーに比べたら全然平気だよ。」
「いや、そもそも私、レーザーとか云々より、脱毛そのものやったことないんですけど・・・」
「ん~。まあ、ワックス脱毛って、ガムテープ貼って引っぺがすみたいなもんよ。」
「えー、それ結構痛いじゃん。」
「まーとにかくやってみなって。」
渋々応じる芳香。
「では、紙の下着に着替えたら、承諾書に記入して、ベットに横になってくださいね。」
「は~い。」
サロンのお姉さんは承諾書の内容を確認すると、ワックスをウォーマーで温め始めた。
「うん、そろそろ適温ね。」
「準備はよろしいでしょうか?」
「う~ん、心の準備がまだ~。」
「心配しなくても大丈夫ですよ。そんなに痛くはありませんから。
もちろん、きちんとした技術をもっていない施術者だと痛いこともありますが、
当サロンではきちんとした技術を習得していますので安心してください。
比較的痛いのはVIOぐらいですね。」
「VIO?なんですかそれ?」
「あ、お客様初めてでしたね?アンダーヘアのことですよ。」
「アンダーヘア!?」
(陰毛のことか・・・)急に赤くなる芳香。
「今日のコースでは行いませんので安心してください、今日ご満足されたらまた来てくださいね。」
「はあ。」
「でははじめますよ。」
ワックスをスパチュラ(ヘラ)にとり施術がはじまる。
スパチュラ(ヘラ)をくるくる回しながらも
すばやく太ももにワックスを塗り付けた。
「熱い!」
「あ、ごめんなさい。熱かったかしら。少し温度下げますね。」
と言いつつも手は止めず器用にペーパーをワックスの上から貼り付け、
あっという間に、素早くペーパーをはがした。
「痛かったですか?」
「いえ、熱かったけど、全然痛くはありませんでした。」
「腕と足はこんな感じですよ。たいていのお客様は予想していたより痛くなかった、とおっしゃってます。」
「へーそうなんだ。」
「では、あおむけになってください、足の表側をやりますので」
「はい。」
ワックスをすばやく塗って、一瞬でピッとはがす様子を芳香はじっと見ていた。
しばらくして芳香は思った。
(このペーパーをはがす動き、何かに似てる。)
(そうだ、弾勁だ。通背拳の基本技と原理が同じなんだ。)
施術するお姉さんのペーパーをはがす素早い動きに関心していた芳香は、
自身が身につけた通背拳の技術が活かせるのではないかと思い始めていたのだった。
「由香、私の名前、ホウカじゃなくてファンシャンだよ、何回言ったらおぼえるの?」
「えーどっちでもいいじゃん。芳香剤のホウコウでしょ。」
「もういいよ、好きに呼べばいいじゃん。」
「そうしま~す。」
「じゃあホウカちゃん、今度の連休に海行こうよ、海。」
「えー、いいけど。」
「じゃー、準備しなきゃね、水着買って、あと、脱毛もしないとね。」
「脱毛?」
「えー、脱毛したことないの?」
「うん。」
「じゃー、今から行こうよ。」
「お金いくらぐらい持ってる?」
「3万ぐらいかな?」
「OK、よし、じゃーすぐ行こう。」
「え、まじ」(汗)
二人は銀座にある某脱毛サロンにやってきた。
「いらっしゃいませ」
「あれ、由香、いらっしゃいませご主人様じゃないの?」
「あんた、どんだけオタクなわけ?ご主人様つけてあいさつするのはアキバ(秋葉原)かブクロ(池袋)ぐらいじゃない?」
「本日はどのメニューにいたしますか?」
「そうね、今日はこの子初めてだから、あんまり痛くない腕と足をやってあげて。」
「え、痛いの?」
「そらいたいわな、お毛毛抜くんだからさ。でも、ここのワックス脱毛はレーザーに比べたら全然平気だよ。」
「いや、そもそも私、レーザーとか云々より、脱毛そのものやったことないんですけど・・・」
「ん~。まあ、ワックス脱毛って、ガムテープ貼って引っぺがすみたいなもんよ。」
「えー、それ結構痛いじゃん。」
「まーとにかくやってみなって。」
渋々応じる芳香。
「では、紙の下着に着替えたら、承諾書に記入して、ベットに横になってくださいね。」
「は~い。」
サロンのお姉さんは承諾書の内容を確認すると、ワックスをウォーマーで温め始めた。
「うん、そろそろ適温ね。」
「準備はよろしいでしょうか?」
「う~ん、心の準備がまだ~。」
「心配しなくても大丈夫ですよ。そんなに痛くはありませんから。
もちろん、きちんとした技術をもっていない施術者だと痛いこともありますが、
当サロンではきちんとした技術を習得していますので安心してください。
比較的痛いのはVIOぐらいですね。」
「VIO?なんですかそれ?」
「あ、お客様初めてでしたね?アンダーヘアのことですよ。」
「アンダーヘア!?」
(陰毛のことか・・・)急に赤くなる芳香。
「今日のコースでは行いませんので安心してください、今日ご満足されたらまた来てくださいね。」
「はあ。」
「でははじめますよ。」
ワックスをスパチュラ(ヘラ)にとり施術がはじまる。
スパチュラ(ヘラ)をくるくる回しながらも
すばやく太ももにワックスを塗り付けた。
「熱い!」
「あ、ごめんなさい。熱かったかしら。少し温度下げますね。」
と言いつつも手は止めず器用にペーパーをワックスの上から貼り付け、
あっという間に、素早くペーパーをはがした。
「痛かったですか?」
「いえ、熱かったけど、全然痛くはありませんでした。」
「腕と足はこんな感じですよ。たいていのお客様は予想していたより痛くなかった、とおっしゃってます。」
「へーそうなんだ。」
「では、あおむけになってください、足の表側をやりますので」
「はい。」
ワックスをすばやく塗って、一瞬でピッとはがす様子を芳香はじっと見ていた。
しばらくして芳香は思った。
(このペーパーをはがす動き、何かに似てる。)
(そうだ、弾勁だ。通背拳の基本技と原理が同じなんだ。)
施術するお姉さんのペーパーをはがす素早い動きに関心していた芳香は、
自身が身につけた通背拳の技術が活かせるのではないかと思い始めていたのだった。
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