もしも過去に戻れたら

りりすけ

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平穏な生活は続かない。

母が、お葬式など終わり帰ってくると、私は自宅に戻った。

ただ、永い期間一人でいた父はギャンブル漬けになっていた。

残念な事に、ギャンブルにのめり込む人に正常な判断は出来なくなるらしい。


父は、母に
「金を出さないなら家の中にある物全部売って金にするぞ。」

そう言っていた。

母は少しの罪悪感からなのかお金をだす。

我が家のお金に悩まされる無限ループの始まりだ。


小学校3年生にあがるころには父だけならず、母も帰ってこなくなった。

居場所はわかってる。

決まった馴染みのパチンコ屋だ。

夜、私は一人真っ暗闇を歩き、父と母を探しにパチンコ屋に向かう。

最寄りの駅に人気のパチンコ屋は三軒だ。

小学校三年生の私は祈る。
この三軒に父が母がいるようにと、、、

たまに見つけられない時がある。

そういう時は、駅の反対側の珍しいパチンコ屋にいるか、早々にお金がなくなりどこかで魂が抜けるように座り込んでいるのだろう。

今と違いコンビニなどにイートインコーナーなどはない昭和な時代だから。

私は普段父や母のいるような場所を探す。

見つからなければ諦めて家に帰る。

2Kのとてつもなく狭い、ボロいアパートの一室。
今思えば、本当酷い生活だった。
もう二度とあのような生活には戻らなくて済むよう私は今でも忘れない。
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