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手に入れた新たな力
第十六話
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私は急ぎリーサと子供達の元へ向かった。
ギュリターさんの様子を見るとみんなが心配だった。
いつ魔物が現れるかわからない状況で、リーサだけでは子供達と自らの身を守る事は到底難しい。
あかね、ひより、リーサ、無事でいて!!
私は少し急ぎ目に走った。
もう角を曲がるとすぐ家に着く、、その時
、、、
「きゃぁーーーー!!」と悲鳴が聞こえた。
私は何かあったのだと思い走る。
あー、ホント日頃からなんでもっと走ったりしなかったんだろう。
自分の走るのが遅すぎて、息切れも酷く思うように走れない。
急ぎたい。
あ、着く!!そう思い角を曲がると、、、
「えっ!!犬?狼?茶色い犬のようなものがリーサや子供達、近所の人達といる中「ううぅっっ!!」と威嚇している。
えっ、大変!!どうにかしなきゃ!!
私はみんなの前に出た。
助けたい。
みんなを。
子供達を。
始めからずっと私達を見守って助けてくれるマーサを!!
どうしたらいい。
吠えてる狼?のような魔物に何ができる。
どうする私・・・
その時!!
「うぅぅうううぉっ!!」
狼が襲いかかって来た。
「うわーん、マァマー!!、マァー!!」
何が出来る、助けたい、守りたい、どうする!!
いきなり首飾りが光った。
魔力が満ちてくる。
頭に呪文が浮かぶ。
「炎よ集まれ、ファイアーレイール」
炎が線になり、風を切り進んでいく。
狼に向かい、一直線に。
「ぎゃううぅぅぅん!!」
魔物に当たり、炎を上げて燃える。
私はまた襲いかかってきたらと思うと、警戒する。
真っ赤に燃える魔物の様子に警戒を解き始める。
「あ~よかったぁ、本当どうしようかと思ったよ~」
みんな動かなくなった魔物をみてホッと安堵し駆け寄ってくる。
「マァマー!!
マァァァ!!
まきちゃん!!すごいじゃない!!
ありがとうー!!」と口々にお礼を言う。
私は腰が抜けてしまい立ち上がれず地面に座り込み駆け寄ってきた子供達を抱きしめる。
「守れてよかった。
貴方たちに怪我がなくてほんっとによかった!!」
私はどうにか立ち上がり、子供達や村の人達に伝える。
「みなさん!!怪我はありませんか?
何かあったら行ってくださいね」
私はそういうとみんな口々に言った。
「助けてくれたから大丈夫!!
まきちゃんのおかげ。
本当助かったわ。
どうもありがとう!!」
みんなとても喜んでくれた。
よそ者の私でも出来ることがある。
そう思うととても強くなれた気分だ。
役立たずじゃないんだ、そう安堵し、落ち着いた時間を子供達と噛み締める。
どうか、、どうかもう、、村の中までは魔物達が入って来ませんように。
悪意を向けられる事がありませんように。
私は祈った。
「さぁ、お家に入りましょう!!」
ギュリターさんの様子を見るとみんなが心配だった。
いつ魔物が現れるかわからない状況で、リーサだけでは子供達と自らの身を守る事は到底難しい。
あかね、ひより、リーサ、無事でいて!!
私は少し急ぎ目に走った。
もう角を曲がるとすぐ家に着く、、その時
、、、
「きゃぁーーーー!!」と悲鳴が聞こえた。
私は何かあったのだと思い走る。
あー、ホント日頃からなんでもっと走ったりしなかったんだろう。
自分の走るのが遅すぎて、息切れも酷く思うように走れない。
急ぎたい。
あ、着く!!そう思い角を曲がると、、、
「えっ!!犬?狼?茶色い犬のようなものがリーサや子供達、近所の人達といる中「ううぅっっ!!」と威嚇している。
えっ、大変!!どうにかしなきゃ!!
私はみんなの前に出た。
助けたい。
みんなを。
子供達を。
始めからずっと私達を見守って助けてくれるマーサを!!
どうしたらいい。
吠えてる狼?のような魔物に何ができる。
どうする私・・・
その時!!
「うぅぅうううぉっ!!」
狼が襲いかかって来た。
「うわーん、マァマー!!、マァー!!」
何が出来る、助けたい、守りたい、どうする!!
いきなり首飾りが光った。
魔力が満ちてくる。
頭に呪文が浮かぶ。
「炎よ集まれ、ファイアーレイール」
炎が線になり、風を切り進んでいく。
狼に向かい、一直線に。
「ぎゃううぅぅぅん!!」
魔物に当たり、炎を上げて燃える。
私はまた襲いかかってきたらと思うと、警戒する。
真っ赤に燃える魔物の様子に警戒を解き始める。
「あ~よかったぁ、本当どうしようかと思ったよ~」
みんな動かなくなった魔物をみてホッと安堵し駆け寄ってくる。
「マァマー!!
マァァァ!!
まきちゃん!!すごいじゃない!!
ありがとうー!!」と口々にお礼を言う。
私は腰が抜けてしまい立ち上がれず地面に座り込み駆け寄ってきた子供達を抱きしめる。
「守れてよかった。
貴方たちに怪我がなくてほんっとによかった!!」
私はどうにか立ち上がり、子供達や村の人達に伝える。
「みなさん!!怪我はありませんか?
何かあったら行ってくださいね」
私はそういうとみんな口々に言った。
「助けてくれたから大丈夫!!
まきちゃんのおかげ。
本当助かったわ。
どうもありがとう!!」
みんなとても喜んでくれた。
よそ者の私でも出来ることがある。
そう思うととても強くなれた気分だ。
役立たずじゃないんだ、そう安堵し、落ち着いた時間を子供達と噛み締める。
どうか、、どうかもう、、村の中までは魔物達が入って来ませんように。
悪意を向けられる事がありませんように。
私は祈った。
「さぁ、お家に入りましょう!!」
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