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第1話 非日常の幕開け
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「ヘンテコな出来事に巻き込まれたことがある人」と聞いてその返答をYESと返す奴はそうそういないだろう。というより普通いるわけがない。
ましてや戦争やら悪の組織やその類いなどに関わっている人間など、いるわけがない。いるのなら俺の目の前にきて証拠を見せてほしいものだな。
あの頃の俺はそう思っていた。平凡な日常が終わるその日までは…。
4月6日、俺は高校1年生になった。まぁそれが家から学校までの毎日 歩け歩け大会の始まりも同時に意味していたのだがな。
ほんと嫌だーー。
そんなことを思っていたらちょうど家を出る時間になった。
「行ってきまーす」
「お兄ちゃん、帰りにコンビニでマカロン買ってきて。苺味のだよ、間違えないでね!」
「それくらい自分で買ってこい」
「いじわるーー」
そんな会話をしながら、俺は家を出た。
「寒い…」
外はまだ肌寒く、どうやら気温だけが遅れているらしい。そこから学校まで長い距離を歩いてようやく学校についた。
その後俺はあくびをしながら校長の長い話を聞きホームルームが終わった。
そして授業後、これがきっとこの話の始まりになったのだろう。ようやく帰れると思い帰りの用意をしていたら、なんとなく1人の少女と目があったのだった。
黒髪のロングで身長は平均くらい。かなりの美人だ。
「おい、そこのお前。あの子と知り合いなのか?」
そういってきた2人組の奴は、少し興味しんしんで俺に話しかけてきた。
「いや、違うが」
「そっかー。さっき見てた子めっちゃ美人だろ。話しかけて見たいけどなんかよ、勇気がいるじゃん。だからあいつのこと知ってる奴と一緒に話しかけてみようかなと」
「別に普通に話しかければいいんじゃないか」
「分かっちゃいないな~男心ってもんを。男心って言うのはこういうものなんだよ」
どういうものだよ、というか俺も男なのだが…
「確か小鳥遊さんっだっけ。僕も興味あるな」
「お、洋平。お前もか! 流石だな。」
ふと気づいたら、さっきの少女はもうそこにはいなかった。
学校帰り。俺はさっき話していた康太と洋平と別れた後、1人家に向かっていた。そう、まさにその時だった。
「嘘だろ…」
突如としてビルの上から現れた銃弾が俺の頭上に降ってきたのだった。
「あ、やば。これどうしよう」
微かに意識のある俺の耳にその言葉が入ってきた。それから俺は意識が戻って目を開けた。
「おい、ここ何処だよ…」
ましてや戦争やら悪の組織やその類いなどに関わっている人間など、いるわけがない。いるのなら俺の目の前にきて証拠を見せてほしいものだな。
あの頃の俺はそう思っていた。平凡な日常が終わるその日までは…。
4月6日、俺は高校1年生になった。まぁそれが家から学校までの毎日 歩け歩け大会の始まりも同時に意味していたのだがな。
ほんと嫌だーー。
そんなことを思っていたらちょうど家を出る時間になった。
「行ってきまーす」
「お兄ちゃん、帰りにコンビニでマカロン買ってきて。苺味のだよ、間違えないでね!」
「それくらい自分で買ってこい」
「いじわるーー」
そんな会話をしながら、俺は家を出た。
「寒い…」
外はまだ肌寒く、どうやら気温だけが遅れているらしい。そこから学校まで長い距離を歩いてようやく学校についた。
その後俺はあくびをしながら校長の長い話を聞きホームルームが終わった。
そして授業後、これがきっとこの話の始まりになったのだろう。ようやく帰れると思い帰りの用意をしていたら、なんとなく1人の少女と目があったのだった。
黒髪のロングで身長は平均くらい。かなりの美人だ。
「おい、そこのお前。あの子と知り合いなのか?」
そういってきた2人組の奴は、少し興味しんしんで俺に話しかけてきた。
「いや、違うが」
「そっかー。さっき見てた子めっちゃ美人だろ。話しかけて見たいけどなんかよ、勇気がいるじゃん。だからあいつのこと知ってる奴と一緒に話しかけてみようかなと」
「別に普通に話しかければいいんじゃないか」
「分かっちゃいないな~男心ってもんを。男心って言うのはこういうものなんだよ」
どういうものだよ、というか俺も男なのだが…
「確か小鳥遊さんっだっけ。僕も興味あるな」
「お、洋平。お前もか! 流石だな。」
ふと気づいたら、さっきの少女はもうそこにはいなかった。
学校帰り。俺はさっき話していた康太と洋平と別れた後、1人家に向かっていた。そう、まさにその時だった。
「嘘だろ…」
突如としてビルの上から現れた銃弾が俺の頭上に降ってきたのだった。
「あ、やば。これどうしよう」
微かに意識のある俺の耳にその言葉が入ってきた。それから俺は意識が戻って目を開けた。
「おい、ここ何処だよ…」
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