転生するなら私は楽な暮らしをしたい!!

白猫

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お花作り•*¨*•.¸¸♬︎

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さて、今の私は……フォレット家でアリス・フォレットとして転生してきた。
「いや~。貴族の家で生まれ変わったのは嬉しいけどさ……これはちょっと……暇すぎて、死にそうですね~。あと、このままだと太る……」
前のウィーン・アルバとの対面も疲れたけど、今日は今日で暇な日だ。
「……ん~。何か、ないかなぁ~」
私は窓から見える空を見てそう言った。下を見ると、今まで気づかなかったが、庭があり、お花畑になっている。
「うわ~っ。綺麗!」
私は花が好きだ。だから、私は思った。
(……自分でお花畑…作りたい。)
私は暇つぶしにいいと思うし、何より花を育てるのはとても嬉しいことだ。前世の私は、小学校から大学の1年間まで花を育てていた。
(懐かしいなぁ~。よし、そうと決まれば、ミリナに道具を)
その時だった。ちょうどミリナが私の部屋に来たのだ。
「アリスお嬢様。アルバ様がお見えになっております。」
「え…また?」
そうなんです。またなんですよ。
初めて会った時から毎日のようにアルバは私のところに来るのだ。
その度に私はアルバを追い出そうとするが……
「……追い出して」
「もう、遅うございます。既にアルバ様はこちらに向かって走って来るようです」
と、このように……追い出したくても、本人の許可なしに家に入ってくるのです。
(なんで、そんな事が分かるんだよミリナのやつ!)
「……はぁ。もう……嫌。」
「そうおっしゃらないで下さい。……あ……来ましたよ」
ダダダダダダダーー!!
この展開。初めの頃もあったな。
ドン!
勢いよくドアが開きアルバが笑顔で
「遊びに来たぞアリス!」
と言ってズカズカ私の所まで来る。
「御機嫌よう、アルバ。今日はどうなさったのですか?」
「だから!遊びに来たぞ!」
「……そ、そうですか。それでは何して遊びましょうか?」
私は仕方なくアルバと合わせた。正直に言うと、作り笑顔疲れたよ。これを夜近くまでしかも毎日続くからそりゃぁ限界が来てますよ……
「んー。流石に毎日俺が決めてたらお前はつまらないだろ?だから今日はアリスが決めていいぜ!」
「……いいんですか?」
「ああ!」
本当に……なんて優しい子。私がアルバの母親だったら泣くわ。
「んー……」
(私が決めていいのなら……)
私はちょうどいいと思い、アルバが来る前に考えていたお花畑作りをやろうと考えた。
「……それでは遠慮なく。私、お花畑作りがしたいですわ」
もちろん、それでアルバが嫌だというのならほかの遊びを考えよう。
「……いいぞ!それで?どうやるんだ?」
「ミリナ?色々な花の種を準備して?」
「分かりました。」
そう言ってミリナは部屋を出ていった。
私達は他の必要な道具を庭師のアキさんからお願いをしに外に出た。ついでに土づくりやお花畑を作るにはどうすればいいかも教えてもらおうと思う。
「アルバはなんでOKしてくれたの?」
実を言うと少し気になった。アルバはこういうこと興味ないと思っていたからな。
「んー。俺さ勉強や剣術、経済とか王室でやったり、室内で出来る暇つぶし程度の遊びしかやったことないんだ。だからさ、外でやるお花畑ってなんだろうって思ってさ。興味が湧いたんだ。面白そうって」
(なーる……さすが王子だな。でも、可哀想だ。ずっと外の世界に行けなくて。友達すら出来ず、一人寂しく過ごしてたって事だろ?あぁ、なんか前世を思い出すわ)
「……そっか。まぁ、私もそうだから……」
「え?」
私はアルバを見ないでただ、真っ直ぐに廊下の先を見る。
「……私も生まれて一度も外の世界に行ったことがない。どうして行かせてくれないのって両親に言ったらね……
『まだお前は小さいからな~』
『もう少し大人になってからね!』
とかで言い訳してくるの。まぁ、それ以上は聞けなくてそのままにしてるけど。私ね確信してるの」
「?何が?」
私は一呼吸し、言った。
「多分ね。私、一生外に出れないかもしれない。」
「っ……」
私は転生して、0から9歳の今までの生活を覚えている。だから、何となく分かったのだ。私は外に出ては駄目な存在だって。
自分が何者なのか自分すら分からない。それが私にとって苦しい。辛い。だから、考えないようにしてる。
「……その、悪い」
「なんで謝るのです?別に、仕方の無いことじゃないですか」
ま、私は狙いをつけてこの家から出るつもりだけどね!あっはっはー!
「っ!なんでっそんな平気な」
「あ、着きましたよ!」
私はアルバの言葉を区切った。流石に暗い空気でお花畑作りをしなくないので。
「っ眩しい。……ぅわ~!すげぇ!すっごい綺麗だな!」
私はアルバに上手く花に目を向けさせた。
(……なんというか、花畑を作るなら楽しい気持ちで作らないと!)
「そりゃぁ勿論ですよ!私の家に仕える一人の中で庭師のアキさんはすっごいんです!」
アキさんは一度だけ会って話したことあるお方だ。花の話題でよく盛り上がったなぁ。
「あっ!アキさ~ん!」
「?あ~これはこれは。アリスお嬢様。お久しゅうございます」
「アキさんは今、何をしていらっしゃるの?」
私はアキさんが何かしていた所を覗き見る。だが、アキさんはすぐに隠した。
(?なぜに隠す?)
「……これは、まだ見せられません。完成したらお見せするとお約束致します。」 
「?分かったわ」
慌てたアキさんの様子……怪しぃ。
「アリス、こいつは?」
「あ、こちらは私の家の庭師のアキさん!とってもいい人だよ!」
「へー…そーなんだー」
何故かアルバの言葉は棒読みだ。
でも、分かる。44歳という歳なのにもかかわらず顔立ちがイケメンの上、歳を見せない肌……くそっイケメンが羨ましい!私はまだ子供だけどいつかは老ける!まぁ、これは置いといて…お花畑の作り方を一から指導させて欲しい!
「それでですが、お嬢様は何故ここに?」
「あ、そうだわ。アキさん、私、お花畑作ってみたいの!出来れば道具を貸して頂ければ…あと、作り方も教えてくれませんか?」
アキさんは数秒考える素振りを見せた。
「分かりました。お役に立てるなら。私はアリスお嬢様の仕える庭師ですから。」
そう言って笑顔をし道具がある方へと案内してくれた。

(続く)
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