転生するなら私は楽な暮らしをしたい!!

白猫

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人は物じゃない

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私達はアキさんに案内され道具倉庫らしき所へついた。
「……ボロいわね」
「申し訳ありません。私も何度かタルチカ様に新しいのを作って欲しいとお願いしたのですが…」
「なる。全く、お父様はなんで無視するのかな?まぁ、いいわ。この件は後にしましょう。まずはお花畑~♪」
私は、そうこの中へと行くと、ホコリだらけ……
(なんなの!ちゃんと掃除しとけよ!もう、泣きたい…)
「っ申し訳ありません!!その、私も初めて来た時は驚きましたが慣れれば大丈夫ですよ!」
「慣れるな!なんで掃除とかしないの!?だからこんなにボロい倉庫になったのよ!」
私は怒りMAXです。何ですか?当然のことですよ?
「まぁ、いいわ。道具は大丈夫なんでしょ?」
「あっ、はい。いつも私が使っていますので。手入れはバッチしです!」
アキさんはGoodポーズをし笑った。
私とアルバはスコップと鉢植えを1つを持って、ホコリだらけの倉庫から出た。
(まさか、中まで汚いとは……はぁ、ナメてる。花をナメてるよ……)
アキさんは倉庫を出た後、何度も私に謝ってきた。土下座で……
「本当に!本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当にっ!申し訳ありませんでした!」
「いや…もういいから…」
正直に言うと……ウザイ꙳★*゚
「ごめんね、アルバ。王族なのに、ホコリだらけの倉庫に入っちゃって…」
私はお辞儀してアルバに謝った。流石に王族があんな所に入ったら気を悪くしちゃったかもだし。
(想像)
『あんな所に入りたくなかった。汚い。これがフォレット家か。最悪だな』
『ひぃーっ!』
(現実)
背筋に寒気が一気に来た。流石にそれは怖いと思う。もし、そうなってしまったら、お母様もお父様も仕事を首にされてしまう。それだけは駄目だ。
「……いや、びっくりしたけど道具は手入れされてるし逆に大切にされてるんだなって感心したよ。」
(なんてっ優しい子!)
「……ありがとう」
私はアルバの優しさにお礼した。
その後、ミリナが種を持ってきてくれた。そしてアキさんが分かりやすく花の植え方を教えてくれた。植え方は大体、小学校の授業で学んだ事と同じだったので簡単だった。
「花には、自然の光と適切な温度と水、この三つが大事です。水は一日に二回。朝と昼頃です。」
「なるほど……あ、じゃぁさ、もし雨の日になったら光は無くなるんじゃ……」
「そこは、大丈夫ですよ。自然の光じゃなくても、ライトの光でもOKです。」
「え、でも自然の光って」
「いや、それは出来ればの話ですので」
「……分かった。」
……ずっと黙ってアルバとアキさんの話しを聞いていたが…なんだろ…アルバって本当に勉強熱心だな。でも、いい事だよね?
「……あれ?アリスお嬢様?どこに?」
「あぁ、紅茶をもってこようと思って…」
私はそう言って部屋を出ようとすると、ミリナに止められた。
「アリスお嬢様!それは私の仕事ですので!」
「ミリナはここに居て…大丈夫、私は一人でも平気ですよ」
私はそう言ってミリナを来させないようにした。ミリナも毎日私のそばにいて世話をかけてるし… 
「……分かりました。」
ミリナは許してくれた。私は部屋を出てキッチンの方へ行く。

「えっ!アリスお嬢様!?何故ここに?」
キッチンに入ってすぐにそう言ってきたのは料理長のフォクシーさんだった。
「今、アキさんのところで花を植えているの。私は休憩にみんなに紅茶を入れたくて」
「そうだったんですか。でも、それはミリナさんがやるんじゃ」
「いいえ。ミリナには沢山お世話してくれて感謝してるから、せめてものお礼でミリナは庭で待ってらってるわ」
私は心が広いんだからね!それにミリナは頑張りすぎるし。
「アリスお嬢様はお優しいのですね」
「うん。もちろんこの家にいる皆にも感謝してるんだから」
「お嬢様っ……私、アリスお嬢様の家に仕えてとてもよかったと思っています!」
「あらっ!嬉しいわ!」
さすがに照れくさいが本当に嬉しい。
私は紅茶を入れて庭へ持っていった。

「皆~!紅茶持ってきたよー!」
私は零さないようゆっくりとみんなの方に行く。ミリナは私のことを心配そうに見てくる。
これくらい大丈夫なのに……
すると、いつの間にかアルバは私の所に来ていた。
「アリス!大丈夫か?それになんで君が…メイドにやらせればいいのに…」
私はびっくりした。まさか、あのアルバがそんな事を言うとわ思わなかったから。だから私は怒った。めちゃくちゃ怒った。
「…なんでそんなこと言うの?メイドと言っても人は人だよっ。私のミリナを物みたいに言わないでっ!」
「アリス、お嬢様…」
私は思い出した。私が一番嫌いな人間を…それは、アルバみたいな事を言う人だ。
「な、なんでそんなに怒るんだよ!」
「王族のアルバには分からないんだろうけど……これは言っておくわ。私はそんな事を言う人間が大っ嫌いなの!私の家にいる仕える皆は人よ!道具じゃない!それに仕事をしているということは生活のためのお金や技術を高めるのと一緒、そんな一生懸命な人を物だと言うのは、私は許さない!物だと言う人は腐ってる人間だ!アルバ、君もその中の人だよ…最悪だ。君がそんな人間だったなんて…」
私は絶望した。アルバと言う人間を…。

私が生まれ変わる前の世界はまるで人を道具のように言う。私はその中の人間だった。物だったと言い直した方がいいのかもしれない。上司にはいつもの様に怒られそして決まって『使えないなぁ』と言う。
(私は道具じゃないのにっ!)
大人になって仕事を見つけて働き始めた頃から毎日が地獄のように思った。
『まただよ。可哀想に…』
誰もがそう言って助けてくれなかった。やめたい…辞めたいと何度も思った。けど家のために辞められなかった。

「…もういい。私は部屋に戻る。アルバは帰って……ミリナ…行きましょう。」
私はそう言って庭から出た。庭に残されたアルバとアキさんは、ただ立っていて何も言わない。
あぁ~あ。
せっかくの花植えが…
(最悪な日だったなぁ…)

続く…
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