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仲直り
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あれから1週間。アルバとは一度も会っていない。
「…言い過ぎたかな?」
私は罪悪感でいっぱいだ。もしかしたら私を殺すかもし…
(……考えないでおこう。)
「アリスお嬢様、心配しないでください。アルバ様は優しい御方だと聞いております。」
「ん~…でも、流石になぁ…いやっ!私は悪くないもん!人を物のように言うアルバが悪い!」
私はそう言って頬を膨らませた。
そうだよ…私は悪くない!
「…アリスお嬢様…正直な所、あの日アリスお嬢様が言ったこと…私はとても嬉しかったです。貴方様のメイドで良かったと心の底から思いました…」
ミリナは嬉しそうに笑った。私も嬉しくなった。
ミリナは笑うと可愛い…
「…ミリナは笑った方が可愛いよ」
私はミリナに向かってそう言った。ミリナは驚いて目を丸くする。
「そう…ですか?」
「うん!私が男だったら一発で恋に落ちるね!」
ドヤ顔で鼻を伸ばす私は胸を張った。もっと笑えばいいのになぁ。
私は可愛い物好きだし…まぁなんと言うか…
可愛いは正義だ!
「っ…ありがとう…ございます。出来るだけ笑えるように心得ます」
「え…いや、自然にでいいから…」
なんか、ミリナの顔が赤い…ん~…初めて言われたから照れてるのかな?
「…ミリナ、紅茶のお代わり貰える?」
「え…あっ、はい!直ちに」
私は、窓の外の空を眺めながらアルバのことはすっかり忘れのんびりといつも通りに過ごしたのだった。
数日後…アルバは久しぶりに私の家に来た。
「…………」
「…………」
し~ん…
(気っまずっ!え…何か言ってよ)
沈黙が続くとそれを破るようにミリナが私に話しかけた。
「アリスお嬢様、アルバ様に先日の植えた花を見せてはいかがでしょう?アルバ様のお花もアリスお嬢様が育てて上げましたでしょ?」
(救いの女神だわっ!)
「…そう…ね。アルバ、来る?」
「え…あ、あぁ!」
廊下に出るとアルバは横ではなく私の後ろで着いてくる。
(……野良犬みたい…)
しかし、ここでも沈黙が続く。
庭に着くまでの時間が長く感じた。
「……あ、アリスお嬢様!…とアルバ様?」
「アキさん…花の状態は?」
私はアキさんに花のことを聞く。
「…大丈夫ですよ。元気です。アリスお嬢様はお花を育てるのがお上手ですね。」
そりゃあそうとも!私は前世で一度もお花を枯らしたことは無いわ!
=自慢である。
「そう…そんな事を言われると照れる!」
「アルバ様の方も立派に育っていますよ……ほら」
アキさんはアルバの花の方を指さした。本当に立派に育っていた。
アルバって花を選ぶ才能あるんじゃない?
「……綺麗……」
「でしょ?私のお陰だからね。一度育てると決めたら、最後まで育ててあげたいもの」
アルバの花に近づいて触れる。あぁ、ちゃんと花は生きている。私はこの感覚が好きだ。
「……悪かった。」
突然アルバは私に頭を下げた。
アルバ?
「……確かにアリスの言う通り人は人で物ではない。俺は、間違ってしまった。すまない。」
あ……いや、こちらの方こそ謝りたいよ。でも、アルバが素直に謝ってくれたので許そう。
「…ううん…。私も悪いと思ってるから。流石に言い過ぎたわ。ごめんなさい。」
私も謝った。あの日の後に私は気づいたのだ。
アルバは王様の息子…つまり王族。きっと、アルバは人は物だと教えられたのだろう、と。
アルバは馬鹿だから教えを素直に受け取るだろう…
馬鹿だからっ。
(でも、馬鹿でもカッコイイんだよなぁ。未来のアルバは)
「……ありがとう。あ~!良かった!仲直り出来た!アリス、これからもよろしくな」
「…?はい…?」
私はアルバの言い方に、少しだけ引っかかったことがあったが……
気のせいにしておこう。
「良かったですね、アリスお嬢様」
「……良かったのかなぁ?」
と、言う訳でアルバとの喧嘩は終わりました!そろそろ本題です!
『どうやって楽な暮らしが出来るか』
いやぁ、忘れてましたね。てへっ。
(……なんも考えてなかった)
「アリスお嬢様、アルバ様!お菓子持って来ました。紅茶もあります」
「……甘いもの食うか!行こう、アリス!」
私はアルバに手を繋がれてミリナの所まで走って行った。
「どうぞ」
「ありがとう、ミリナ」
「ミリナと言ったか…この間はすまない」
「いえいえ、気にしてませんのでお顔を上げてください」
アルバは礼儀正しい。さすが王族。ミリナは驚いて居るようだ。そりゃ、この国の王様の息子に謝られたら逆に怖いもんな。
「アリスお嬢様にタルチカ様からの伝言でございます。」
「え、お父様から?」
『愛しいアリスへ。お父さん、明日から王様のところでお仕事をします。1週間と3日は帰って来れません。あぁ!可愛い私の娘と会えなくなるのがとても辛いよォー!心配だよー!
と、言うことで、明日からアリス専用の護衛けん執事を雇いました!お前と同い年の男だから少し心配だが、安心しろ。お父さんの知り合いで1番優秀な、執事だからな。それじゃ、元気でね!』
「…との事です」
(……長っ。よく覚えられたな)
執事?え、明日から?
しかも、同い年?
…いや、まさかね。
「……分かったわ。それにしても、お父様は私の事が心配し過ぎなんですよ」
「アリスお嬢様、愛されてるからですよ。」
「いい父様だな」
まぁ、そうですけど。
私はまたもや忘れていた。
『どうしたら楽な暮らしが出来るか』についてを。
(ニワトリみたい……3歩歩いたら忘れちゃうってやつ…まだ、九歳なのに…)
続く
「…言い過ぎたかな?」
私は罪悪感でいっぱいだ。もしかしたら私を殺すかもし…
(……考えないでおこう。)
「アリスお嬢様、心配しないでください。アルバ様は優しい御方だと聞いております。」
「ん~…でも、流石になぁ…いやっ!私は悪くないもん!人を物のように言うアルバが悪い!」
私はそう言って頬を膨らませた。
そうだよ…私は悪くない!
「…アリスお嬢様…正直な所、あの日アリスお嬢様が言ったこと…私はとても嬉しかったです。貴方様のメイドで良かったと心の底から思いました…」
ミリナは嬉しそうに笑った。私も嬉しくなった。
ミリナは笑うと可愛い…
「…ミリナは笑った方が可愛いよ」
私はミリナに向かってそう言った。ミリナは驚いて目を丸くする。
「そう…ですか?」
「うん!私が男だったら一発で恋に落ちるね!」
ドヤ顔で鼻を伸ばす私は胸を張った。もっと笑えばいいのになぁ。
私は可愛い物好きだし…まぁなんと言うか…
可愛いは正義だ!
「っ…ありがとう…ございます。出来るだけ笑えるように心得ます」
「え…いや、自然にでいいから…」
なんか、ミリナの顔が赤い…ん~…初めて言われたから照れてるのかな?
「…ミリナ、紅茶のお代わり貰える?」
「え…あっ、はい!直ちに」
私は、窓の外の空を眺めながらアルバのことはすっかり忘れのんびりといつも通りに過ごしたのだった。
数日後…アルバは久しぶりに私の家に来た。
「…………」
「…………」
し~ん…
(気っまずっ!え…何か言ってよ)
沈黙が続くとそれを破るようにミリナが私に話しかけた。
「アリスお嬢様、アルバ様に先日の植えた花を見せてはいかがでしょう?アルバ様のお花もアリスお嬢様が育てて上げましたでしょ?」
(救いの女神だわっ!)
「…そう…ね。アルバ、来る?」
「え…あ、あぁ!」
廊下に出るとアルバは横ではなく私の後ろで着いてくる。
(……野良犬みたい…)
しかし、ここでも沈黙が続く。
庭に着くまでの時間が長く感じた。
「……あ、アリスお嬢様!…とアルバ様?」
「アキさん…花の状態は?」
私はアキさんに花のことを聞く。
「…大丈夫ですよ。元気です。アリスお嬢様はお花を育てるのがお上手ですね。」
そりゃあそうとも!私は前世で一度もお花を枯らしたことは無いわ!
=自慢である。
「そう…そんな事を言われると照れる!」
「アルバ様の方も立派に育っていますよ……ほら」
アキさんはアルバの花の方を指さした。本当に立派に育っていた。
アルバって花を選ぶ才能あるんじゃない?
「……綺麗……」
「でしょ?私のお陰だからね。一度育てると決めたら、最後まで育ててあげたいもの」
アルバの花に近づいて触れる。あぁ、ちゃんと花は生きている。私はこの感覚が好きだ。
「……悪かった。」
突然アルバは私に頭を下げた。
アルバ?
「……確かにアリスの言う通り人は人で物ではない。俺は、間違ってしまった。すまない。」
あ……いや、こちらの方こそ謝りたいよ。でも、アルバが素直に謝ってくれたので許そう。
「…ううん…。私も悪いと思ってるから。流石に言い過ぎたわ。ごめんなさい。」
私も謝った。あの日の後に私は気づいたのだ。
アルバは王様の息子…つまり王族。きっと、アルバは人は物だと教えられたのだろう、と。
アルバは馬鹿だから教えを素直に受け取るだろう…
馬鹿だからっ。
(でも、馬鹿でもカッコイイんだよなぁ。未来のアルバは)
「……ありがとう。あ~!良かった!仲直り出来た!アリス、これからもよろしくな」
「…?はい…?」
私はアルバの言い方に、少しだけ引っかかったことがあったが……
気のせいにしておこう。
「良かったですね、アリスお嬢様」
「……良かったのかなぁ?」
と、言う訳でアルバとの喧嘩は終わりました!そろそろ本題です!
『どうやって楽な暮らしが出来るか』
いやぁ、忘れてましたね。てへっ。
(……なんも考えてなかった)
「アリスお嬢様、アルバ様!お菓子持って来ました。紅茶もあります」
「……甘いもの食うか!行こう、アリス!」
私はアルバに手を繋がれてミリナの所まで走って行った。
「どうぞ」
「ありがとう、ミリナ」
「ミリナと言ったか…この間はすまない」
「いえいえ、気にしてませんのでお顔を上げてください」
アルバは礼儀正しい。さすが王族。ミリナは驚いて居るようだ。そりゃ、この国の王様の息子に謝られたら逆に怖いもんな。
「アリスお嬢様にタルチカ様からの伝言でございます。」
「え、お父様から?」
『愛しいアリスへ。お父さん、明日から王様のところでお仕事をします。1週間と3日は帰って来れません。あぁ!可愛い私の娘と会えなくなるのがとても辛いよォー!心配だよー!
と、言うことで、明日からアリス専用の護衛けん執事を雇いました!お前と同い年の男だから少し心配だが、安心しろ。お父さんの知り合いで1番優秀な、執事だからな。それじゃ、元気でね!』
「…との事です」
(……長っ。よく覚えられたな)
執事?え、明日から?
しかも、同い年?
…いや、まさかね。
「……分かったわ。それにしても、お父様は私の事が心配し過ぎなんですよ」
「アリスお嬢様、愛されてるからですよ。」
「いい父様だな」
まぁ、そうですけど。
私はまたもや忘れていた。
『どうしたら楽な暮らしが出来るか』についてを。
(ニワトリみたい……3歩歩いたら忘れちゃうってやつ…まだ、九歳なのに…)
続く
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