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3 お花を積まれかけてます *
しおりを挟むぎゅっと抱きしめられ息が詰まる
「苦し……オオカミさっ……」
「ごめんね。嬉しすぎて加減できなかった」
ふっと笑顔で言われ、少しだけ腕の力が緩んだ。
「赤頭巾……この先なにがあっても君を守るから。僕を信じてくれる?」
「……どうしたの?」
じっと見つめてみるけどそれ以上は、教えてくれなさそう。
「……うん、信じる。」
納得はしてないけど…うん。オオカミさんがそう言うなら大丈夫だよね。嘘ついたことないし。
ぎゅっと今度は私が抱きしめる。
オオカミさんは、あやすようにぽんぽんと背中を撫でてくれる。
撫でながらちゅっと額に頬に鼻に耳朶にキスをされる。
「もっとしていい?」
艶っぽい迫力と甘い雰囲気に負けて思わず頷いてしまう。
「ふふっ」
その眩しい笑顔に後ずさりそうになるけど、後頭部はしっかり手で抱かれているから動けない。
オオカミさんの長い舌でペロペロと唇を舐められ引き結んだ唇がうっすらと開いてしまう。その隙に舌が口腔内に侵入してくる。
「ふっ…あっ」
柔らかい唇と舌の感触の気持ち良さに思考が蕩けていく…
息継ぎの仕方が分からず、息苦しくなってきた私に気づいたのか名残惜しそうに唇から離れ耳元にオオカミさんの顔が近づく。
「大好きだよ………赤頭巾」
食まれながら耳元で囁かれ背中に電流が流れたようにゾクゾクする。
「んんっ……はぁっ」
いつの間にか背後に木がありもたれかかる。腰にあった手が頬撫で、首筋をするりと撫で鎖骨を撫であげる。
「はぁっ…」
「愛してる、赤頭巾……」
不意に、首筋を鋭い牙で優しく食まれ甘い痛みにビクリと反応してしまう。
「あぁぁっ………オオカミさん」
「……ずっと君を守るから……」
首筋を撫でていた手が胸へと落ちる。
そのまま、胸に触れられるのかと覚悟したのに
…………あ、れ?……オオカミさんの手が止まった?
見上げると、厳しい顔をしたオオカミさんが遠くを見つめてる…
「どうしたの?」
「もっと感じてるのを見ていたいけど。今日はここまでにしておくね。ごめんね?」
イタズラっぽい笑顔で微笑んで額にちゅっとする。
腕が緩み、温もりが離れる。
寂しいと思いながらオオカミさんを見つめていると
「赤頭巾!!!」
誰かに呼ばれてる。振り返って森の中を見つめていると、聞き覚えのある声だんだんと近づいてくる。
村の人達が数人現れた。
「お、おじさん!」
大変!オオカミさんが村の人達に見つかったら!
慌てて振り返ってみるけど。
そこにはオオカミさんの姿は消えていた。
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