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6 おばあちゃんの隠し部屋 *
しおりを挟む廊下を何かに導かれるようにゆっくりと進む。
歩みと共に着ている服が肌にすれ体が敏感になり、息が荒くなっていく。
廊下を突き当たると目の前に両開きの扉が現れ音もなく開き私を迎え入れた。
「さぁ、こちらへ…赤頭巾」
甘い匂いが奥の方から漂ってくる。
夢の中に居るような心地で誘われるようにその匂いの元へと歩む。
見るからに怪しげな寝台があり、そこへ行くように促される。
行きたくないのに、体が言うことを効かず、1歩1歩ふらつきながら進んで行く。
「ふぅっ…っ」
薄い布が全身を撫でているように感じてしまう。
寝台には口元だけ見える仮面を付けた男の人が腰をかけていた。
こちらを見上げると口元がニヤリと歪み、背筋が嫌悪感でゾワリとする。
「うっっ……」
この寝台に上がってしまえば、虚ろな頭の今でも危険なのは分かってはいるが、体は止まらずゆっくりと進む。
男の横に腰掛けると、満足そうに口が緩んだ。肩に手が置かれそのまま寝台へ倒される。誰一?
「やっとだ。やっと手に入る」
嬉しそうに呟く男は、私に触れてくる。
いやっ!いやだっ!!触らないで!!!
あなたは、オオカミさんじゃない!!!!!
触れて欲しいのは、オオカミさんだけよ!!!!!
そう、思うのに体は触れられると喜んでいる。睨みたいのな睨むことすら出来ない。
唇や頬にベトベトとしたような手の感触。嫌なはずなのに触れられると快楽に震え始める。
「やはり、…よく似ている。成長するまで待ったかいがある」
仰向けの赤頭巾の上に跨り頬を掴み顔を舐るように見つめる。
「…い……やっ……」
絞るように声に出すと、男は驚く。
「ほう。まだ声が……。薬が弱いのか?」
少し感がえるような仕草をしたがすぐにやめ組み敷いている赤頭巾を眺める。
「まぁ、良い。それはそれで楽しめそうだ……」
イヤな笑いを浮かべ、頬から首筋をなぞる。
「あぁっ!」
嫌なはずの感触なのに体はやはり喜ぶ。
拒絶したいのにできない。目尻に涙が溜まる。
男の顔がおりてくる。
「やっ…オ、オカミっさっ……」
「オオカミ?まさかその者に処女を捧げたわけではあるまいな!!!!!」
仮面の奥の瞳が見開き嫉妬と怒りに満ちた色になる。
首筋なぞっていた手が首を掴む
「ぐっぅっ!!」
「どうなのだっ!!!!!」
更に、首にある手の力が込められる。
首を締めているから返事が出来るはずもない。それ程までに男の思考は嫉妬に狂わされていた。
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