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第6章 (1)アカリside
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しおりを挟む『おはよう。
体調は大丈夫?
少しでもいいから、食べてね。
夕飯美味しかったよ。ご馳走様。
やっぱり、アカリの手料理が1番美味い!
夕方には戻るからゆっくり休んでて。
帰って来たらもう一度ちゃんと話したい。
いつも俺の帰りを待っていてくれてありがと。』
……。
私がキッチンと冷蔵庫を覗くと、用意していた夕飯が全部食べてあって……。
綺麗に食器も片付けられていた。
ベランダを見ると、洗濯物が干されていて……。
風になびいている。
昨夜も遅くまで仕事していただろうに、仕事机も綺麗に片付いて全然散らかってない。
私は椅子に座って兎の林檎を食べた。
「……。っ……美味しい」
ヴァロンが剥いてくれた林檎は、優しい味。
久し振りに食べ物が美味しく感じた。
……
…………。
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