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最終章〜エピローグ〜
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しおりを挟む呼び掛けにゆっくりと振り向いて、俺に向かって微笑んでくれるその笑顔は、どれだけ時が過ぎようと変わらない。
黒髪が白髪になろうとも。
顔にシワが出来ようとも。
真っ直ぐだった背中が曲がろうとも、構わない。
「バロン!!」
ずっと信じて待ち続けていてくれたのだ、と、俺を呼ぶ弾んだ声が教えてくれる。
俺は全速力で傍に行くと、こちらに伸ばされた手を取って、その手を優しく自分の両手で包み込んだ。
「迎えに来た」
「っ、嬉しい。
……でも、私、もうおばあちゃんになっちゃった」
「構うもんか!」
遠慮するように俯き、手を引こうとするヒカリを、俺はそっと抱き締めた。
「お前はお前だ。
昔も、今も、もちろんこれからも……お前はずっと俺の大切な奴だ」
「っ、でも……もう、あんまり一緒にいられないかも……」
「ーーそしたら、また見付ける!!」
震えた声と身体。
ヒカリが泣いているのが分かった。
俺は、彼女の涙が止まるように続ける。
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