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番外編②雪side
②-2-3
しおりを挟むでも、そんな初めは大変でクタクタになっていた仕事も約一ヵ月、毎日のように通っていた今では慣れて来て……。実は今オレが1番好きなお手伝いなんだ。
抱いた時のあったかい感じとか、ミルクを飲んでる時の一生懸命さとか。時折目が合って、微笑まれたらオレも自然と笑顔になれるんだ。
こんなに可愛い生命を生み出せるなんて、本当に女の人はすごいなぁーー……。
そんな事を思いながら、ミルクをあげた赤ちゃんを寝かし付けていると……。
「お、ここに居たか。雪、ただいま」
「!……紫夕!」
大好きな声が聞こえてハッとすると、入り口の扉から顔を覗かせた紫夕が居た。その顔を見て嬉しくなったオレは、赤ちゃんを抱いたまま笑顔で歩み寄る。
「おかえりなさい。今日は早かったね」
「ああ、せっかくの貴重な療養期間削られたくねぇからな。速攻終わらせて来た」
「そっか、お疲れ様」
「おうっ、雪もマリィの手伝いお疲れ様さん!」
そんな会話を交わしながら紫夕がオレの頭をポンポンッて撫でると、それを見ていたマリィが微笑みながら言った。
「フフッ、二人共そんな所でイチャイチャしないの!
でも、いいわねぇ~。そうしてると、何だか新婚さんみたいだわ!」
「!っ、え……?」
「ハハッ、確かに。雪、なかなか子供の世話サマになってるもんな!」
マリィの言葉に紫夕が笑う中、オレは内心ドキッとした。紫夕はそんなに気にしてない感じだったけど、オレは思わず紫夕を見た後に腕に抱いていた赤ちゃんを見て……。何だか複雑な気持ちになっていたんだ。
新婚、子供、……。
それは、普通の男女のカップルだったら当たり前の事。でも、オレと紫夕にとっては……、……。
「ーーあ!特殊部隊の第1隊長だ!」
「ホントだ!紫夕だぁ~!」
「げっ、やべ~見付かったな」
廊下から聞こえた少し大きな子供達の声。その声に紫夕がギクリッとした表情を浮かべた直後、10歳~13歳位の子供達がその周りを取り囲んだ。
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