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第3章 (2)シュウside
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【シュウ7歳】
リディアが連れて来た子供。リディアが自ら教育し、夢の配達人に仕立てると宣言した子供。
興味が湧いた。弟子は絶対に採らないって言っていた彼女が、何故その子供を選んだのか気になった。
それは、リディアに憧れる故への嫉妬だった。
「ーーあ!シュウ!ちょっといい?」
リディアが子供を連れて来た数日後。
夢の配達人の隠れ家で、彼女が私を見付けて嬉しそうに話し掛けてきた。私も嬉しかった。
「ちょっと付き合ってくんない?アンタに頼みたい事があるの!」
「えっ?……は、はいっ!」
リディアからの頼み。私は二つ返事で喜んだ。
胸を弾ませながら、リディアに連れられて広場へ向かう。
すると……。
「ヴァロン!お待たせ!」
「!……え?」
リディアが名前を呼んだ視線の先に、ヴァロンはいた。
これが、出会いだった。
リディアが連れて来た子供。リディアが自ら教育し、夢の配達人に仕立てると宣言した子供。
興味が湧いた。弟子は絶対に採らないって言っていた彼女が、何故その子供を選んだのか気になった。
それは、リディアに憧れる故への嫉妬だった。
「ーーあ!シュウ!ちょっといい?」
リディアが子供を連れて来た数日後。
夢の配達人の隠れ家で、彼女が私を見付けて嬉しそうに話し掛けてきた。私も嬉しかった。
「ちょっと付き合ってくんない?アンタに頼みたい事があるの!」
「えっ?……は、はいっ!」
リディアからの頼み。私は二つ返事で喜んだ。
胸を弾ませながら、リディアに連れられて広場へ向かう。
すると……。
「ヴァロン!お待たせ!」
「!……え?」
リディアが名前を呼んだ視線の先に、ヴァロンはいた。
これが、出会いだった。
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