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第4章 (1)アカリside
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しおりを挟む「頑張るんですのよ、アカリ。
大丈夫ですわ、ヴァロンはアカリが大好きですもの。絶対にアカリから誘ったら喜びますわ!」
「っ……う、ん」
私が小さな声で頷くと、モニカは離れて微笑んだ。
「気になった事も、悩み事も。ちゃんと話し合えば大丈夫!
今までも色々な事を乗り越えてきたんでしょう?今回だって、ヴァロンを信じてあげればいいんですわ!」
ヴァロンを信じる。
そうだ。
ヴァロンはいつだって私を大切にしてくれた。私を傷付けないように、必死だった。
私に触れないのも、自分の過去を話さないのも……。
きっと何か事情があるんだ。
「……モニカ。私、頑張るね!」
今夜、ヴァロンと話そう。
しっかり向き合おうと決意して、私はモニカに微笑んだ。
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