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第8章 (1)アカリside
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【6月15日】
翌朝ーー。
私達はリディアさんが眠る、小さな島の丘にやって来た。
緑の広がる緩やかな傾斜から見渡す景色はとても美しくて、空も綺麗に見渡せる。
「……実は、初めて来るんだよな」
ゆっくり歩きながら、ヴァロンが呟くように言った。
「いつも、休みは取ってたんだけど……。此処まで来る勇気は、ずっとなかった」
そう言ったヴァロンの横顔は切なくて……。きっと、心の何処かでリディアさんの死を受け入れたくなかったんだと、伝わってきた。
「さて。実は私も初めてなので……。ここからは、探さなきゃいけませんね。リディアの墓を……」
たくさんのお墓が並ぶ墓地の入り口で、シュウさんが辺りを見渡しながら言った。
ずらりと並ぶお墓。一つ一つ名前を見て探すのはとても大変そう。
「ジジイに詳しい位置聞いときゃ良かったな」
「当時、雑誌の記者達がリディアの死について嗅ぎ回ってたんで……。色々と極秘だったんです。
マスターだけが知っていて、隠し通していた場所ですからね」
広い墓地は何ヶ所かに区切られていて、その全てを探すとなると日が暮れてしまいそうだ。
何か目印とかないのかな?と、私が思った時。
「!!ッーー……」
ヴァロンが何かに反応したように、今いる丘の更に上の方の墓地を見上げた。
「?……ヴァロン?」
私が声を掛けても、気付かない。驚いたような表情で先を見つめるヴァロン。
「……。リディア?」
「!……えっ?」
”リディア”……。確かにヴァロンはそう言った。
翌朝ーー。
私達はリディアさんが眠る、小さな島の丘にやって来た。
緑の広がる緩やかな傾斜から見渡す景色はとても美しくて、空も綺麗に見渡せる。
「……実は、初めて来るんだよな」
ゆっくり歩きながら、ヴァロンが呟くように言った。
「いつも、休みは取ってたんだけど……。此処まで来る勇気は、ずっとなかった」
そう言ったヴァロンの横顔は切なくて……。きっと、心の何処かでリディアさんの死を受け入れたくなかったんだと、伝わってきた。
「さて。実は私も初めてなので……。ここからは、探さなきゃいけませんね。リディアの墓を……」
たくさんのお墓が並ぶ墓地の入り口で、シュウさんが辺りを見渡しながら言った。
ずらりと並ぶお墓。一つ一つ名前を見て探すのはとても大変そう。
「ジジイに詳しい位置聞いときゃ良かったな」
「当時、雑誌の記者達がリディアの死について嗅ぎ回ってたんで……。色々と極秘だったんです。
マスターだけが知っていて、隠し通していた場所ですからね」
広い墓地は何ヶ所かに区切られていて、その全てを探すとなると日が暮れてしまいそうだ。
何か目印とかないのかな?と、私が思った時。
「!!ッーー……」
ヴァロンが何かに反応したように、今いる丘の更に上の方の墓地を見上げた。
「?……ヴァロン?」
私が声を掛けても、気付かない。驚いたような表情で先を見つめるヴァロン。
「……。リディア?」
「!……えっ?」
”リディア”……。確かにヴァロンはそう言った。
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