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第11章 (1)アカリside
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【6月16日】
「みゃ~っ」
「リディア、ただいま~。
お留守番させちゃってごめんね?」
私とヴァロンが帰宅すると、嬉しそうに鳴きながら駆け寄ってくる猫リディア。
微笑んで抱き上げると、猫リディアは喉をゴロゴロ鳴らしながら私の頬に擦り寄ってきた。
この子の名前の由来になった、ヴァロンの師匠であり彼の大切な人だったリディアさん。
リディアさんの存在を知った時、全く嫉妬の気持ちがなかったと言えば嘘になる。
……けど、包み隠さずヴァロンは話してくれた。
そして今回の事件。お墓参りで、彼にとってリディアさんはなくてはならない存在だった事が分かった。
全てがあって、繋がって、今が在る。
私とヴァロンが出逢えてこうして一緒に居られるのは、全て此処に辿り着くまでの時間に意味があったからだ。
今は、そう思える。
「ね、ヴァロンお腹空いてない?私何か作ろうか?」
ダイニングキッチンへ行くと私は猫リディアを床に降ろし、ヴァロンに微笑みかける。
「……ん。そうだな、食べたいかも」
「わかった!じゃあ、すぐに用意するから待っててね?」
ヴァロンの返答に私はウキウキして、椅子に掛けていたエプロンに手を伸ばすと……。
背後から彼にフワッと抱き締められて、伸ばしていた手を掴まれた。
「……ご飯じゃなくて。アカリが、食べたいな」
突然の事に驚く私にヴァロンはそう言って、掴んだ手を引き寄せると……。その手にチュッと口付ける。
「っ……」
ドキンッと跳ね上がる私の鼓動。
背中から伝わってくるヴァロンの温もりに、意識が集中してしまう。
「みゃ~っ」
「リディア、ただいま~。
お留守番させちゃってごめんね?」
私とヴァロンが帰宅すると、嬉しそうに鳴きながら駆け寄ってくる猫リディア。
微笑んで抱き上げると、猫リディアは喉をゴロゴロ鳴らしながら私の頬に擦り寄ってきた。
この子の名前の由来になった、ヴァロンの師匠であり彼の大切な人だったリディアさん。
リディアさんの存在を知った時、全く嫉妬の気持ちがなかったと言えば嘘になる。
……けど、包み隠さずヴァロンは話してくれた。
そして今回の事件。お墓参りで、彼にとってリディアさんはなくてはならない存在だった事が分かった。
全てがあって、繋がって、今が在る。
私とヴァロンが出逢えてこうして一緒に居られるのは、全て此処に辿り着くまでの時間に意味があったからだ。
今は、そう思える。
「ね、ヴァロンお腹空いてない?私何か作ろうか?」
ダイニングキッチンへ行くと私は猫リディアを床に降ろし、ヴァロンに微笑みかける。
「……ん。そうだな、食べたいかも」
「わかった!じゃあ、すぐに用意するから待っててね?」
ヴァロンの返答に私はウキウキして、椅子に掛けていたエプロンに手を伸ばすと……。
背後から彼にフワッと抱き締められて、伸ばしていた手を掴まれた。
「……ご飯じゃなくて。アカリが、食べたいな」
突然の事に驚く私にヴァロンはそう言って、掴んだ手を引き寄せると……。その手にチュッと口付ける。
「っ……」
ドキンッと跳ね上がる私の鼓動。
背中から伝わってくるヴァロンの温もりに、意識が集中してしまう。
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