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第11章 (3)アカリside
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しおりを挟む「っ……そ、こ……気持ちぃ……。
もっと、触って……ッ」
ヴァロンに抱き付いて強請るように腰を揺らす。
心臓が爆発しそうな位苦しいけど、彼の強引な優しい愛撫が堪らなく気持ち良い。
「……いいよ。
もっともっと、欲しがって……」
ヴァロンは私の感じる箇所を摩るように擦りながら、同時に親指で秘部の上の突起を弄り出した。
「!ッ……あ、ぁっ……ヴァロ、ンッ!」
もう、訳が分からなくなる。
乱れる私を見てヴァロンは下を攻め続けながら、更に快感の渦に巻き込もうと私の胸の頂に吸い付く。
っ……ダ、メッ……っ。
もう……何も、考えられなッ……っ。
敏感な部分を一度に攻められて、頭の中が真っ白になって……。
「ッ……んっ……ぁ!
っあ……ーーーーーッ……!!!!」
一瞬、呼吸をするのも忘れて……。
私の秘部は、収まっているヴァロンの指を締め付けた。
……
…………。
頭が、ボーッと……する……。
強張っていた身体の力が抜けて、脱力する私の中からヴァロンがゆっくりと指を抜くと優しく抱き締めてくれた。
自分の中で何が起こったのかよく分からなくて、ただただ荒い呼吸と震える身体を落ち着けるのに私は必死だった。
ヴァロンは汗で顔に貼りついた私の髪を指で払うように、頬や額に優しく触れてくれる。
あ……。
ヴァロンの手、気持ち良い……。
「……。頭、撫でて……?」
何だか甘えたくなって、私はヴァロンにギュッと抱き付くと逞しい胸板に頬を擦り寄せた。
「……アカリ、大好きだよ」
抱き締めて頭を撫でながらそう囁いてくれるヴァロンの声と、トクントクンッと脈打つ落ち着く鼓動が心地良くて……。
私は目を閉じた。
……
…………。
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