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(4)リディアside
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しおりを挟むヴァロンに恋をしてから、私の中で色んな事が変わった。
周りからは雰囲気が柔らかくなったと言われ、これまで一緒に飲む事がなかった同僚とも酒を交わすようになった。
そして、私を”悪女”なんて呼ぶ人はいなくなった。
以前より優しい気持ちで人と接する事が、出来る様になった。
人生が楽しくて、私は初めて生まれて来て良かったと思えた。
……決めた。
ヴァロンに、気持ちを伝えよう。
次に行く大きな任務が終わったら、告白する。
暫く会えない長期任務だけど、彼に会える日を楽しみに頑張ろう。
自分をやっと好きになれた私の決意だった。
……。
でも、そんな日は来なかった。
私の気持ちを、ヴァロンに言える日なんて……来なかった。
任務の途中に、私は自分が重い病にかかっている事を知った。
次第に身体を蝕む、もう決して治らない病気。
カウントダウンは、もう始まっていた。
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