スノウ2

☆リサーナ☆

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第1章(4)紫夕side

1-4-2

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「アタシ、言ったわよね?
ゆきちゃんは難しい子だから、紫夕しゆうちゃんには無理。中途半端な優しさは傷付けるだけだからやめなさい」って」

「……っ」

……やっぱり、ダメ、か?

相変わらず手厳しいマリィの言葉に、俺は思わず肩をすくめる。
けど、そんな俺にマリィが言った。

「……でも。……。
それでも、紫夕しゆうちゃんはゆきちゃんに会いに行った。それは何故?」

「!っ、……へ?」

何故ーー?
そう尋ねられて、俺は改めて今日までの自分を思い返した。

初めて会った時は、生きる事を諦めてるゆきが許せなくて……。でも、アイツが生きる事に絶望してる本当の理由を知って、気になった。
何とかしてやりたくて、ゆきの事が頭から離れくて……。会ってない時でも、アイツの事ばかり考えている自分がいたんだ。

そうだ、俺はーー……。

ゆきに、会いたくなるんだ」

「!……え?」

「確かに初めは、何とかしてやりたかった。ゆきの為に、自分が何か力になれる事があったらいいな、って……思った。
けど、今は……、……ただ、俺が会いたかったんだ」

俺が会いたかったーー。

そうだ。
それが、俺の素直な気持ち。
会いたくなって、会うと嬉しくて、ゆきの新たな一面を見る度に、知る度に、自分の事みたいに胸が弾んだ。……そう、なんだ。

「俺が、ゆきと一緒に居たいんだ」

俺がそう言って見つめると、目を見開いたマリィがまた呆然としながら口を開く。

「し、紫夕しゆうちゃん、貴方……。そう言ってる自分が、何でか分かってる?」

「あ?……何でか???」

「貴方、今ものっすごい事言ってるのよ?
……え?っ、え?……ホントに?!ホントに無自覚でそう言ってるって言うの?!!」

「?……は???」

その後も「嘘でしょっ?!」ってマリィは暫く悶絶するようにしていたが、呼吸を整えて、再び咳払いをすると姿勢を正して俺を見た。
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