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第4章(3)紫夕side
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***
翌日ーー。
「しゆー!どーん!」
「!っ、こら!
「どーん!」は危ねぇからいきなりやるなって言っただろっ?」
朝。俺が家の外で洗濯物を干していると、一緒に外に出て来たサクヤが勢い良く突進するように抱きついて来る。
その衝撃で俺は思わずよろけて、手に持っていた洗濯物を落としそうになり注意をするが、サクヤは無邪気に楽しそうに笑っていた。
昨日も何度も何度も繰り返しやってくるその動作。俺には正直、それのどこが楽しいのか分からん。
昨日、自宅に連れ帰って来たばかりの時は大人しかったサクヤだが、紫雪と遊んだり、飯を食ったりしてるうちに段々と笑顔になっていき……。夜にはすっかり元気いっぱいになっていた。
予想以上にすぐ家に馴染んで、笑顔で元気になってくれたのは嬉しいが、雪の時からは想像もつかない程のヤンチャ坊主で俺は驚いている。
元気すぎて着ていた服も汚して、何か着替えを、と思ってここに来る前に住んでいた守護神の寮から持って来た荷物を漁ると……中にあったのは猫耳パーカーとオーバーオール。「これ、かわいい!きる!」とサクヤが気に入った事から、今はとりあえずそれを着せた。
可愛い。
見た目も中身も可愛い。……のだが、元気すぎて三十代後半に足を突っ込んだ俺の体力では辛いものがあった。
昨夜も寝る寸前まで遊んだのに、朝が来たらすぐにまた「あそぼ~!」って叩き起こされて……。今も、ただでさえ慣れない、不器用な家事がちっとも進まない。
「サクヤ~、頼むから洗濯物干し終わるまで待っててくれって。
ほら、もうすぐ朝日が検診に来るから」
「あさひせんせーくるの?」
「そう。だから、家の中に入って紫雪と大人しく遊んでてくれよ」
「わかったー!」
俺の言葉にサクヤは納得してくれて、元気に返事をすると家の中に駆け込んで行った。
もうすぐ朝日がサクヤの検診に来るーー。
それが、サクヤと暮らしたい、と申し出た際に橘が出した条件だった。
翌日ーー。
「しゆー!どーん!」
「!っ、こら!
「どーん!」は危ねぇからいきなりやるなって言っただろっ?」
朝。俺が家の外で洗濯物を干していると、一緒に外に出て来たサクヤが勢い良く突進するように抱きついて来る。
その衝撃で俺は思わずよろけて、手に持っていた洗濯物を落としそうになり注意をするが、サクヤは無邪気に楽しそうに笑っていた。
昨日も何度も何度も繰り返しやってくるその動作。俺には正直、それのどこが楽しいのか分からん。
昨日、自宅に連れ帰って来たばかりの時は大人しかったサクヤだが、紫雪と遊んだり、飯を食ったりしてるうちに段々と笑顔になっていき……。夜にはすっかり元気いっぱいになっていた。
予想以上にすぐ家に馴染んで、笑顔で元気になってくれたのは嬉しいが、雪の時からは想像もつかない程のヤンチャ坊主で俺は驚いている。
元気すぎて着ていた服も汚して、何か着替えを、と思ってここに来る前に住んでいた守護神の寮から持って来た荷物を漁ると……中にあったのは猫耳パーカーとオーバーオール。「これ、かわいい!きる!」とサクヤが気に入った事から、今はとりあえずそれを着せた。
可愛い。
見た目も中身も可愛い。……のだが、元気すぎて三十代後半に足を突っ込んだ俺の体力では辛いものがあった。
昨夜も寝る寸前まで遊んだのに、朝が来たらすぐにまた「あそぼ~!」って叩き起こされて……。今も、ただでさえ慣れない、不器用な家事がちっとも進まない。
「サクヤ~、頼むから洗濯物干し終わるまで待っててくれって。
ほら、もうすぐ朝日が検診に来るから」
「あさひせんせーくるの?」
「そう。だから、家の中に入って紫雪と大人しく遊んでてくれよ」
「わかったー!」
俺の言葉にサクヤは納得してくれて、元気に返事をすると家の中に駆け込んで行った。
もうすぐ朝日がサクヤの検診に来るーー。
それが、サクヤと暮らしたい、と申し出た際に橘が出した条件だった。
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